2023.08.01更新

システム管理者になるには?仕事内容や必要なスキル、働き方を解説

システム管理者とはどのような仕事なのでしょうか。

この記事では、システム管理者の仕事内容はどのようなものか、必要なスキルには何があるか、年収はどの程度か、キャリアパスをどのように考えるべきかなどを解説していきます。

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システム管理者とは?

システム管理者は、社内SEとも呼ばれます。

企業の情報ツールやシステムを運用、保守、管理を行う職種です。

例えば、従業員のPCのセットアップや、社内で活用しているシステムのメンテナンス(維持)などを行います。

各部署の従業員が業務をスムーズに行うための基盤作りが主な仕事です。

また、社内のシステムを利用してもらうために、従業員にシステムの使い方をレクチャーすることがあります。

また、システムに不具合が生じた場合には、改善対応をする場合もあります。

近年では、セキュリティ対策を行うことも重要な役割です。

顧客情報や、新商品・新規事業などに関わる社外秘の機密情報が漏洩することは、自社に大きな損失を与えます。

システム管理者の仕事は、システムの構築や円滑な基盤作りだけでなく、社内セキュリティを守ることが重要となり、幅広い知識や経験とスキルが必要です。

 

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システム管理者の仕事内容

システム管理者の仕事内容は、PCや周辺機器の管理、ヘルプデスク、セキュリティ対策など多岐にわたります。

PCなどITリソースの管理

ITリソースとは、サーバー、パソコン、周辺機器、ネットワークなどIT関連資産のことです。

システム管理者は社内のITシステムの基盤作りや、保守だけではなく、このITリソースの管理やメンテナンスも行います。

一例を紹介します。

PCのバージョン管理

PCのバージョン管理は、システム管理者の重要な仕事です。

アップデートすることでセキュリティ対策も強化されていきます。

周辺機器の管理

システム管理者の担当する範囲は、ハードディスクやデータサーバーなどの周辺機器も含まれます。

システムを管理する上で、これらの機器が基盤になるためです。

故障や不調でデータの漏洩や破損に繋がらないよう、メンテナンスすることも仕事内容に含まれます。

ライセンスの管理

ソフトウェアのライセンスを管理する必要があります。

複数のライセンスを取ることで、数が増え、管理しきれていないケースがあります。

無駄な経費を使わないようにすることや、ライセンスのユーザー数がオーバーしないようにすることが大事です。

セキュリティ対応

企業のシステムは多くの重要な情報を扱うため、情報セキュリティ対策やコンプライアンス遵守も重要な業務の一つです。

個人情報を取り扱う企業が情報漏洩でニュースになっているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

特に情報漏洩は企業の信用に大きなダメージを与えるので、要注意です。

また、企業はコンプライアンスを遵守していることを確認するために、システム監査を行うことがあります。

監査が入る場合は、システム管理者がリードする必要があります。

システムの運用状況を正確に報告し、必要資料を揃え提出します。

ヘルプデスク

社内のヘルプデスクとして、システムトラブルなどの問い合わせ対応もシステム管理者の大切な仕事です。

電話対応だけでなく、Q&A集や問い合わせフォームを作成して、利用者が困らない工夫をし、すぐに解決できるようにしておくことが必要です。

メンテナンス

システムのアップデートなどのメンテナンスもシステム管理者の業務です。

コンピュータウイルスは日々進化していて、常にアップデートして対応しないとウイルスに侵される危険性があります。

メンテナンスも企業の情報を扱うシステム管理者にとって重要な業務です。

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システム管理者になるには?必要なスキルや資格

システム管理者人材の出身学部は?

システム管理者は、出身学部に関係なく、文系でも理系でも仕事に就くことができます。

重要なのは、システム管理に必要なスキルがあるかどうかです。

大学で情報関連の知識やプログラミングなどのスキルを習得済みであれば、特に新卒採用の場合は、専門知識が必要な場面で入社後もスムーズに仕事が進められるでしょう。

インフラエンジニア出身が多い

インフラエンジニアから転身する人は多いです。

社内の情報インフラの設計や整備も、システム管理者の仕事なので、スキルが活きるためです。

必要なスキルについて

スキルが重視されるシステム管理者ですが、どのようなスキルが必要なのでしょうか。

社内業務の理解

企業の仕事、特に基幹業務はシステム化されていることが多いです。

業務システムを自社開発する企業では、常に複数の部署から改善要求が出ることが多く、社内で発生する業務そのものを深く理解することが重要です。

システム運用のスキル

システム運用ができることは大切です。

システム運用は、具体的には、サーバーやネットワークなどの関係でトラブルが発生しないように、適切にシステムを運用することです。

ネットワークやサーバーに関する知識が必要になります。

セキュリティ関連の知識

企業のシステムは、個人情報などの重要な情報を記録しているため、セキュリティ対策を行えることは必須スキルです。

情報漏洩は企業の信頼を大きく損なうことになるので、強固なセキュリティ対策を行うことが求められます。

ヒアリング能力

社内からの要望をヒアリングし、システムの改善点を見つけるための「ヒアリング能力」も必要になります。

より業務の進行がスムーズになるように、日々改善点を見つけより使いやすいシステムを構築し続けなければなりません。

システムやIT技術には詳しくても、従業員やユーザーが求めている使いやすいシステムの構築ができなければ意味がありません。

利用者はどこでつまずくのかを正確に把握し、改善や指導がシステム管理者には求められます。

必要な資格は?

システム管理者に必要な資格は特にありません。

しかし、資格はスキルを保有していることの裏付けにもなるため、取得して損はありません。

例えば、基本情報技術者試験など、全般的な知識を問う資格などはおすすめです。

その上位資格である応用情報技術者試験は、より高度な業務に挑戦したいと考えているのであれば、取得をおすすめします。

 

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システム管理者の年収は高い? 

転職サービス「doda」によると、正社員で働くシステム管理者の平均年収は運用/監視/保守の仕事をする人で、381万円です。

社内のシステムの管理は縁の下の力持ちとして活躍でき、年収が高いように思われますが、IT人材の平均年収が452万円であることを加味すると、低い傾向にあります。

しかし、年齢が上がるにつれて、年収は上がる傾向にあります。

トラブルの対応など、経験があれば対応できる業務範囲も広がるため、年齢ともに年収が上がりやすいと想定できます。

年齢 平均年収
20代 334万円
30代 456万円
40代 549万円
50代~ 611万円

 

参考:転職サービス「doda」「平均年収ランキング2020」

システム管理者 仕事内容

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システム管理を担当したエンジニアのキャリアパス

「システム管理者からスキルアップしたい」「キャリアの選択肢を広げたい」と考える人は、システム管理を経験した後、どのような仕事に就くことが多いのでしょうか。

一例を紹介します。

事業会社のシステム部門などに移る

システム管理者の仕事を通じて、システムの仕組みからトラブル対応まで幅広い経験を得られるため、事業会社のシステム部門に移るケースがあります。

会社によって異なりますが、システムの設計・構築といった上流工程に関われることもあるため、経験できる仕事が増えていくでしょう。

ITコンサルタントとして活躍

ITコンサルタント、あるいはITベンダーのプリセールスエンジニアやテクニカルサポートなどにキャリアチェンジする道もあります。

ITコンサルタントは、会社員だけではなく、フリーランスとしても活躍することも多いです。

将来独立することを考えている人は、フリーランスでも需要が多いITコンサルタントがおすすめです。

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フリーランスとして経験を活かすことも可能

システム管理者として豊富な経験十分な知識があれば、フリーランスとして働くことも可能です。

実際に、フリーランスとして活躍している人も増えています。

HiPro Tech」はフリーランスのITエンジニア専門エージェントであり、希望する案件を獲得できるようサポートしています。

システム管理者専門の案件やITコンサルタント、プリセールスなどさまざまな案件を扱っています。

そのため、これまでの経験を活かすことができる案件やスキルアップできる案件を獲得できる可能性を高められます。

また、当サービスの大きな特徴は、フリーランスと企業が直接契約するため、高単価な案件が多いということです。

「フリーランスになり、年収が上がると思っていたが、案件が獲得できずに収入が上がらない…」「エージェントを活用しても手数料が高いので、受け取れる報酬が低い…」というお悩みをお持ちの人は、当サービスの利用がおすすめです。

ぜひご検討ください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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