フロントエンドエンジニアは「つらい」と思われやすい?それでも選ばれる理由や魅力
「フロントエンドエンジニアはつらい」と言われることが多いですが、本当にそうなのでしょうか。
今回は、フロントエンドエンジニアがつらいと感じやすい部分や、それでも選ばれる理由、求められるスキルなどを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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フロントエンドエンジニアのつらいところ
なぜフロントエンドエンジニアは、つらいと言われてしまうのでしょうか。
ここでは、フロントエンドエンジニアがつらいと言われやすい理由を説明していきます。
情報のキャッチアップが大変である
Webサイトを取り巻く環境は、技術発展のスピードが速く、フロントエンドエンジニアはそれに追いついていかなければなりません。
言語や使うツールのアップデートがあるだけではなく、例えば、新型コロナウイルスの蔓延など世の中の状況の変化によって、Webサイトの利用のトレンドが変わっていくこともあります。
そのスピード感についていけず、情報のキャッチアップがつらいと感じる方も多いのでしょう。
納期が急に変更になることがある
フロントエンドエンジニアとして仕事をするためには専門知識が必要になりますが、クライアントもその知識を持っているとは限りません。
このため、納期に対して作業量が多すぎたり、思いもよらない納期変更が起きたりすることがあります。
クライアント優先だということを理解していても、急に起きる状況の変化にストレスを感じることもあるでしょう。
デザインやバックエンドの影響を受ける
フロントエンドエンジニアは、ユーザー側のWebサイトを構築しますが、デザインやサーバーは違う人が担当することが多いでしょう。
デザインやバックエンドの開発に遅れが生じると、フロントエンドエンジニアの業務にもその影響が波及してしまいます。
自分の手の及ばない範囲から影響を受けることがストレスに感じ、つらさに繋がることがあります。
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フロントエンドエンジニアがそれでも選ばれる理由
「つらい」と言われやすいフロントエンドエンジニアですが、それでも多くのエンジニアに選ばれています。
ここでは、フロントエンドエンジニアの魅力を解説します。
キャリアアップがしやすい
さまざまな種類の案件に携われるフロントエンドエンジニアは、自分の知識やスキル次第で格段にキャリアアップすることができます。
フロントエンドエンジニアが扱う内容は、JavaScriptやHTML、CSSが中心であることが多く、比較的経験の浅い人でも関わりやすいため、エンジニアのファーストキャリアとしても選ばれやすいです。
知識や経験を積むことができれば、バックエンドエンジニアやWebディレクターなど、多種多様なキャリアを歩むことが可能で、キャリアアップがしやすい環境ということが、選ばれている理由の一つです。
フリーランスでも働きやすい
フロントエンドエンジニアは、フリーランスとしても働くことができます。
パソコン一台さえあれば、場所を問わず働きやすいためです。
これは自由な働き方を望む傾向が強いフリーランスと相性が良く、独立しやすい職種だと言えます。
実際、フリーランスで働いているエンジニアの中にも、フロントエンドエンジニアは多く存在しています。
長期的にこれからも求め続けられる仕事である
Webサイトやアプリケーションの作成は需要が高く、今後も必要になる分野の一つです。
その分野に関わるフロントエンドエンジニアは、必然的に求め続けられることになるでしょう。
長期的に仕事に困らない状況が見込めるからこそ、フロントエンドエンジニアは選ばれる仕事だと言えます。
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フロントエンドエンジニアに求められるスキル
フロントエンドエンジニアで活躍していくためには、さまざまなスキルが必要になります。
それでは、フロントエンドエンジニアに求められるスキルを確認していきましょう。
Webコーディングのスキル
フロントエンドエンジニアの仕事には、WebコーダーとしてWebサイトを作成するものがあります。
ここでは、Webコーダーとして必要になるスキルを紹介します。
例えば、以下の知識を身に付けておきましょう。
HTML/CSS
Webサイトを作成する際に、欠かせないプログラミング言語がHTMLとCSSです。
簡単に言えば、HTMLはコンピューターにタグを付ける言語で、CSSはWebサイトの見た目を変える言語です。
JavaScript
JavaScriptは、動的なWebサイトを作るために必要な、汎用性の高い言語です。
他のプログラミング言語と組み合わせることで、幅広いシステムの構築が可能になります。
SEO
Webには検索エンジンの上位に表示させるための、SEOという概念があります。
その中でも、特にHTMLコーディングはSEO対策を左右するため、最適なWeb構造の知識が必要になります。
CMS
Webサイトにあるコンテンツを一括管理するシステムがCMSです。
CMSを導入することで、Webサイトの制作にかかるコストが削減されたり、マルチデバイスに対応させたりできます。
業務の効率化が図れるため、フロントエンドエンジニアは持っておきたいスキルの一つになります。
サーバーサイドの知識
フロントエンドエンジニアでも、ユーザーに見えないサーバーサイドの知識を持っていることで有利に働きます。
バックエンドエンジニアと連携が取りやすいなど、業務が円滑に進みやすくなるでしょう。
もちろん簡単なバックエンドの業務であれば自分でできると、非常に価値の高い人材になれます。
UI/UX設計
UIはWebサイトのデザインを表す言葉で、UXはユーザーの使いやすさを表す言葉です。
この二つは双方向に対して効果があり、ユーザーの満足度を高めるために必要な要素になります。
デザイン面の知識が必要になりますが、Webサイトの制作に携わるフロントエンドエンジニアにとっては切っても切り離せないスキルです。
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フロントエンドエンジニアのキャリアパス
さまざまなスキルが身に付けられるフロントエンドエンジニアを経験した後、どのようなキャリアを歩むか迷っている方もいるかもしれません。
ここでは、フロントエンドエンジニアの方に多いキャリアパスを紹介していきます。
バックエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアに対し、Webサイトのユーザーから見えないシステム部分を担当しているのがバックエンドエンジニアです。
フロントエンドエンジニアを経験することで、ユーザーが使いやすいシステムを構築しやすくなり、業務の中で関わったバックエンドの知識が深まります。
バックエンドエンジニアの主な業務内容としては、サーバーやデータベースの構築、システムの運用と開発が挙げられます。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作を統括し指揮する役割の仕事です。
プロジェクトを円滑に進行するために、統率力やコミュニケーション力などが求められます。
フロントエンドエンジニアの経験を活かし、現場目線での提案ができるのが強みです。
主な業務内容としては、プロジェクトのメンバー決めやスケジュール・コンテンツ内容の管理などがあります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーはその名の通り、プロジェクトに対して責任を持つリーダーの役割を担う仕事です。
フロントエンドエンジニアの経験を活かし、実際の業務の流れなどを理解した上でプロジェクトの進め方を決める必要があります。
主な業務内容としては、プロジェクトの企画やスケジュール・予算管理といった、あらゆる管理業務が含まれます。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITに関連する知識を網羅的に備え、必要に応じて顧客に対して、助言やシステムの導入を手助けする役割を持つ仕事です。
企業の課題を解決に導くのが目的となるため、ビジネスサイドの思考力も必要になります。
主な業務内容としては、顧客の課題のヒアリングや分析、その解決策の提案に加え、マネジメントなども行います。
フロントエンドエンジニアとして培うスキル以上のスキルが必要になるため、プログラミング知識を深め、プロジェクトマネージャーなどにキャリアアップしながら、ITコンサルタントを目指す人が多いです。
HiPro Tech 会員のみ公開案件も多数。
まとめ
今回はフロントエンドエンジニアのつらさやそれでも選ばれる魅力についてまとめてきました。
フロントエンドエンジニアは大変な仕事でありますが、同時にさまざまなキャリアパスがある職種でもあります。
フロントエンドエンジニアとしてキャリアアップを望んでいる方は、スキルを身に付けることが重要です。
十分なスキルを身に付けることができれば、フリーランスとして活躍することも可能です。
フリーランス向けのフロントエンドの案件は、「HiPro Tech」で豊富に取り扱っています。
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新規プロダクトの立ち上げに関わることができる案件や、大手サービスの改修に携わることができる案件、フロントエンドだけではなくバックエンドまで対応する案件など多岐にわたる案件を保有しています。
そのため、フロントエンドエンジニアとしてのスキルを活かし、活躍の場を広げることができるでしょう。
専任アドバイザーによるサポートも受けられるため、フリーランスとしての活動に興味のある方はぜひ登録してみましょう。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。