2023.06.19更新

フリーランスエンジニアの実態は?収入や働く時間、向いている人を解説

フリーランスエンジニアと聞くと、「自分で働き方を決められる」「スキルによっては会社員より稼げる」というポジティブなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

実際にフリーランスのエンジニアはどのような働き方をしていて、収入はどのくらいなのでしょうか。

今回は、フリーランスエンジニアの実態について紹介します。

フリーランスのエンジニアに興味を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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フリーランスエンジニアの実態

「自由な働き方ができて高収入が期待できる」というイメージがあるフリーランスのエンジニアですが実態はどうなのでしょうか。

手続きが大変である

会社員は税金や年金、健康保険といった社会保険は会社が手続きを行いますが、フリーランスのエンジニアは全て自分で手続きを行います。

また、社会保険だけでなく確定申告も自分で行う必要があります。

不備がないように税理士や社労士に依頼して手続きを代行してもらうことは可能ですが、その場合は代行費用が発生します。

費用負担が重くなる

会社員の場合、保険料は会社と本人が50%ずつ負担することが一般的です。

しかし、フリーランスのエンジニアは、社会保険料を全額自己負担することになります。

さらに、40歳以上であれば介護保険料の支払い義務が発生し、これも全額自己負担となります。

そのため、フリーランスは手続きだけではなく、会社員と比較すると費用負担も増えます。

案件は自分で獲得する必要がある

フリーランスは案件獲得を自分で行わなければいけません。

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の「フリーランス白書2019」によると、『案件の獲得経路として人脈』が80.4%。次いで『過去・現在の取引先』が59.4%。『WebやSNSなど各媒体での広告宣伝活動で案件を獲得する』が3位で30.7%となっています。

活躍するフリーランスエンジニアは、案件を自分で見つけていることが推測できます。

このため、開発などの業務にだけ集中できないのがフリーランスのエンジニアです。

しかし、営業活動に自信がない・開発などの業務に集中したいと考えるなら、「エージェントサービス」を利用することをおすすめします。

「エージェントサービス」に登録すれば、エージェントが案件を紹介してくれるため、営業にかかる時間と労力の負担を減らすことができます。

※参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」

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フリーランスエンジニアには魅力が数多くある

フリーランスエンジニアには、フリーランスとして独立しているからこその苦労はあるものの、メリットも勿論あります。

収入アップが期待できる

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会のフリーランス「白書2019」によると、IT・エンジニア系フリーランスの39.4.6%が年間600万円以上の報酬を得ており、9.1%が年間の報酬1000万円を超えています。

対して、転職サービス「doda」の調べによると、会社員のエンジニアの平均年収は438万円とされています。

このことから、フリーランスは見合った結果を残すことで実力を認められ、会社員の平均以上の収入を得ることが可能だとわかります。

スキルを磨いてさらに実力を身に付けていくことができれば、収入アップが期待できるでしょう。

※参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」

※参考:転職サービス「doda」「2021年度版 平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」

働き方は二種類あり自分に合った形を選択できる

フリーランスエンジニアの働き方は、大きく分けると常駐型と在宅型の二つに分かれます。それぞれの働き方について説明します。

常駐型

常駐型は、クライアントのオフィスに出向きオンサイトで業務を行います。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、常駐型案件は減少傾向にありますが、オンプレミスの案件などでは常駐となるケースが残っています。

また、常駐型でも稼働日がすべてオンサイトになるケースとオンサイトとリモートがミックスされるケースなどがあります。

在宅型

在宅型は、リモートで稼働ができる形態です。

クライアントとの調整によって変わりますが、自宅や好きな場所で仕事ができることが多いです。

契約の内容次第ですが、一日の労働時間や、いつ働くかも自由に決められる可能性があります。

また、稼働工数次第では、複数の案件を同時に受けることも可能なため、さまざまな働き方ができるでしょう。

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フリーランスエンジニアに向いている人

フリーランスのエンジニアに向いている人とはどのような人なのでしょうか。

ここでは、フリーランスのエンジニアに向いている人を見ていきましょう。

自己管理能力がある人

フリーランスのエンジニアには自己管理能力が必要不可欠です。

求められるクオリティの成果物を期日内に納品することは当然のことであるため、自分で業務管理を行いクライアントからの期待に応えていきます。

また、フリーランスのエンジニアには即戦力性が求められ、常に技術やスキルをアップデートすることが必要です。

今の自分の技術やスキルに満足せず、IT技術の進歩に合わせて自分自身のレベルアップを怠らない人など、自分を甘やかさずに律することができる人がフリーランスのエンジニアに向いていると言えるでしょう。

自分で案件を獲得できる人

フリーランスのエンジニアは、自分で案件を獲得しなければいけません。

このためには、営業先を見つけるだけではなく、コミュニケーションスキルが求められます。

ここでのコミュニケーションスキルとは、クライアントが何を求めているのか正確に引き出せることです。

このスキルがあれば、クライアントに自分の価値を適切にアピールでき、継続した高単価な案件獲得につながっていくでしょう。

役立つ資格を持っている人

実績やスキルをポートフォリオなどで示すこともできますが、スキルを裏付ける資格を持っていることで、案件を獲得する後押しができます。

例として、以下のようなものが挙げられます。(2022年3月時点)

  • ネットワークスペシャリスト試験(NW)
  • データベーススペシャリスト試験(DB)
  • プロジェクトマネージャ試験(PM)

これらの資格は高い専門性や技術力、知識がないと取得が困難なため、取得することで能力の高さを証明する材料として役立てることができます

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構  ネットワークスペシャリスト試験(NW)

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構 データベーススペシャリスト試験(DB)

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構 プロジェクトマネージャ試験(PM)

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フリーランスエンジニアとして働くメリット

次にフリーランスのエンジニアとして働くメリットについて説明します。

働く場所や時間が自由になりやすい

在宅型の案件を継続して獲得することができれば、フリーランスのエンジニアは働く場所・時間を自由に決めやすいです。

家族と過ごす時間や趣味などプライベートな部分に重点を置いた生活をしたい人にとって、理想的な働き方ができるでしょう。

一日何時間働くか、いつを休みとするかもスケジュール管理をすれば自由にできるケースもあります。

業務時間が決まっていたり会社からの指示で業務を行ったりする会社員とは違って、ワークライフバランスが取れた生活を送れるのがメリットの一つです。

案件を自分で選びやすい

メリットの二つ目に案件を自分で選べることが挙げられます。

会社員だと、得意不得意に関係なく会社からの指示に従って仕事を行います。

一方で、フリーランスのエンジニアはスキル次第ですが、対応したくない案件・不得意な分野の案件を避けて案件探しを行うことで、得意とする分野の好きな案件を自由に選びやすくなります。

この他にキャリアプランに合わせた案件やスキルアップにつながる案件・高報酬が期待できる案件なども選ぶことができるでしょう。

どんな案件を引き受けるのか、選択肢を広く持てることもフリーランスエンジニアのメリットです。

人間関係に悩まされない

人間関係のストレスから解放されやすいこともメリットの一つです。

組織の一員として働く会社員は同僚・先輩・上司や時には取引先との人間関係を避けて通ることはできません。

フリーランスのエンジニアは、契約期間満了と共に関係をリセットできます。

在宅型であれば、仕事上の人との接点が少なくなるため、人間関係のトラブルから遠ざかり仕事にだけ集中できる可能性も高くなるでしょう。

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フリーランスエンジニアとして働くデメリット

メリットについて紹介しましたが、フリーランスのエンジニアのデメリットは何なのでしょうか。

収入が不安定になりやすい

フリーランスのエンジニアは会社員とは違い、収入が不安定になります。

引き受ける案件ごとに報酬を受け取れるものの、獲得した案件数が多ければ収入が増え、逆に案件数が少なければ収入も少なくなります。

また、会社員と違って福利厚生がないため、体調を崩して仕事ができない状態になってしまうと会社員のように有給休暇を消化して、休んだ分の収入をカバーするということもできません。

仕事ができない状態が続けば、収入が得られない期間も続くため、収入の不安定さはフリーランスエンジニアのデメリットと言えるでしょう。

自分で営業して案件を獲得する必要がある

繰り返しになりますが、フリーランスのエンジニアは自分で営業をして案件を獲得しなければいけません。

これができなければ、実績やスキルがあっても収入は得られません。

営業方法は色々ありますが、効果的な営業活動ができないのであれば、フリーランスエージェントの利用を検討してみると良いでしょう。

エージェントが実績やスキルを確認した上で、適した案件を紹介してくれます。

営業活動に時間と労力を割かずにエンジニアとしての本来の業務に集中できるため、案件獲得方法の一つとして、フリーランスエージェントに登録してみると良いでしょう。

フリーランス

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実態を理解してフリーランスエンジニアという働き方を検討してみよう

フリーランスエンジニアの実態について、紹介してきました。

まとめると以下のことが言えるでしょう。

  • フリーランスエンジニアは働き方を自由に選びやすく、高収入を得られる可能性がある。
  • その反面、社会保険や確定申告など、自分で行う必要があるので知識を付ける必要があり、収入が不安定になるかもしれない。自ら、営業活動を行い、継続して案件を獲得しなければいけない。

営業活動に時間と労力を割かずにエンジニア本来の業務に集中したいと考えているならばフリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」がおすすめです。

フリーランスITエンジニア向けの案件を扱っており、アプリ開発やインフラ設計・構築、PM・PMOな数多くの案件を保有しています。

また、企業にマッチした案件を獲得するためのさまざまなサポートを行っています。

当サービスの特徴として、エンジニアと企業が直接契約することができることが挙げられます。

高単価な案件や中長期的な契約ができる案件獲得できる可能性を上げることができるでしょう。

登録料は無料であるため、高単価な案件を獲得したい、スキルアップをしたいなどの希望を持っている方は、ぜひ登録してみてください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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