【IT業界限定】フリーランスがリモート案件を獲得するには?リモート求人の特徴
昨今、働き方改革や副業などが活発化してきており、年々フリーランスとして働く人が増えてきています。
また、コロナ禍という状況において、リモートワークに注目している人も多いことでしょう。
しかし、フリーランスがリモートワークで働くことはできるのかと、不安や疑問を感じている人も少なくありません。
そこで、この記事ではフリーランスエンジニアがリモート案件を獲得する方法や求人の特徴について解説をしていきます。
これからフリーランスとして働くことを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
HiPro Tech 会員のみ公開案件も多数。
コロナ禍でフリーランスは増えている
クラウドワークのサービスを展開しているランサーズ社の「フリーランス実態調査2021」によると、副業元年といわれる2018年に1,151万人だったフリーランス人口は、2021年には1,670万人(労働人口の24%)まで増加していると述べられています。
コロナ禍という状況から、本業だけではなく、複数の収入源を作るという意識が要因の一つになっているといえるでしょう。
緊急事態宣言による自粛や休業により、収入源を一つしか持っていないことに対して、危機意識が増加しました。
加えて、在宅勤務の増加により、自身の働き方を見直した人が増えていることも挙げられます。
そこで、フリーランスとして働くことも視野に入れて副業をスタートさせた人や、フリーランスとして独立し複数の収入源を作ることを決めた人が増加したと考えられます。
このような背景もあり増加しているフリーランス人口ですが、経済規模は現在28兆円と巨大な市場となっており、今後もさらに拡大していくことが見込まれています。
※参考:ランサーズ株式会社 「【ランサーズ】フリーランス実態調査2021」
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リモート案件の特徴
IT業界に携わるフリーランスが請け負うリモート案件には、どのような特徴があるのでしょうか。
リモートでは、対面のように細かいコミュニケーションをとりにくい分、裁量のある仕事が任されます。
このため、業務遂行に必要なスキルを持っていることが大前提となります。
LPやWebサイトの制作
LPやWebサイトの制作は、インターネットが使用できる環境であれば、働く場所を問わず制作することができます。
制作物についても、インターネット上で確認することができるので、リモート案件の代表例ともいえるでしょう。
HTML、CSS、JavaScriptなど駆使し、自分一人でサイト構築を完了させられる実践レベルまで身に付けている必要があります。
アプリケーション開発
仕様書をもとに制作を進めていくアプリケーション開発も、リモートで行うことが可能です。
これらの案件は「リモートで開発環境にアクセスして制作する」か「自宅環境で作成したデータを納品する」といった内容に大別できます。
システム改修
既存システムの改修案件もリモートで行えるものが増えてきています。
案件によって改修の対象となるシステムが異なるので、スキルもそれに応じて必要となります。
稼働しているシステムに対して改修作業を行うので、その仕様や運用方法について確認を行う必要があり、担当者とチャットやリモート会議でコミュニケーションを取りながら進めていくことが多いことも特徴の一つです。
バグ修正
バグ修正の案件は、その不具合の内容が提示されており、改善するために修正を行っていくものです。
こちらの案件は、一人でもある程度完結させられるものが多く、他の人とコミュニケーションを取らずに作業できるものもあるという特徴があります。
その他
ここまでに紹介した案件以外にも、仕事環境など様々な理由からリモートになる場合があります。
発注元のクライアントがフルリモートの勤務体制である
そもそも、クライアントがフルリモート体制の場合、委託者に対してもフルリモートで業務をしてもらうというケースが多く、リモート案件になりやすいです。
稼働率が低い場合
稼働日数が少ない業務などは、リモートになりやすいでしょう。
ただし、長期的ではなく単発案件であることも多く、フリーランスエンジニアにとっては、メインの収入にすることは難しいといえるでしょう。
データ出力、入力等
データの出力やデータの入力などの単純作業の場合、リモートでの指示出しで簡単に業務がスタートできるため、リモートになりやすいです。
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リモートで受けにくい案件の特徴
ここまでリモート案件の特徴について解説をしてきましたがその一方で、リモートで受けにくい案件も存在します。
ここではどのような案件がリモートで受けにくいのか、その特徴について解説をしていきます。
セキュリティ上の懸念がある案件
セキュリティが厳しい案件はリモートで受けにくいです。
このセキュリティとは、よくイメージされるネットワークの脆弱性をはじめとする環境面の問題だけではなく、重要なデータであることから社外に持ち出すことが許されないものも含まれます。
特に金融機関や官公庁向けの案件では個人情報を取り扱うことが多いので、リモート案件は少ない傾向にあります。
マネジメントなどコミュニケーションが必要である案件
Web会議やチャットツールの普及により、従来と比べて遠隔地とのコミュニケーションが取りやすくなりました。
しかし、それでも対面でコミュニケーションを取らなければならないマネジメントや現地作業が必要となる案件は、リモート案件にすることが難しい現状にあります。
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IT業界に携わるフリーランスがリモート案件を獲得することは可能?
フリーランスとなれば、誰でもリモート案件を獲得できるのかと疑問に感じている人もいることでしょう。
しかし、残念ながら、職種によってはリモート案件を獲得することができないものも存在します。
ここでは、リモート案件を獲得しやすいフリーランスエンジニアについて、及び、案件獲得するための面談のコツについて紹介していきます。
ITエンジニアであれば十分に可能
これまでも解説してきたように、ITエンジニアはリモートワークと相性のよい職種です。
これらは、業務がデータでの受け渡しで完結できるケースやインターネット上で業務を遂行することなどが多いために、リモート案件を獲得しやすいです。
ただし、リモート案件では求められるスキルや実績が高いことも多いので、未経験者や経験が浅い人は応募条件に当てはまらず、仕事を任せてもらえない可能性が高いので注意が必要です。
未経験者や経験の浅い人は、まず簡単な案件の獲得を目指し、スキルや実績を積み上げるとことから始めるようにしましょう。
リモート案件を獲得するための面談でのコツ
オンライン面談専用の対策を行う
リモート案件獲得の際には、その特性上オンライン面接になる可能性が高いです。
そのため、使用する機器やソフトの使い方を必ず事前にチェックしておきましょう。
面談の場でスムーズな操作が行えないと、企業の担当者に「リモートで仕事を任せるのは不安」というネガティブな印象を与えかねません。
また、オンライン面談では対面とは異なり、画面越しであるが故に伝わりにくい事柄もあるでしょう。
Web会議をはじめとするオンラインでのコミュニケーションの経験がない人は、声の聞こえ方や相槌などのリアクションについても意識しなければなりません。
明るく静かな部屋を選び、対面よりもハキハキと丁寧に話すよう心掛けるようにしましょう。
画面を見るよりもカメラを見たほうが、クライアントと目が合いやすいためおすすめです。
オンライン面談に適した身だしなみにする
オンライン面談では身だしなみが軽視される傾向にあります。
対面で面談するときと同様に整えておく必要があります。
稀なケースではありますが、企業の担当者によっては、「服装をチェックしたいのでその場で立ち上がってください」と指示してくることもあります。
「上半身しか見えないから」と油断していると、恥ずかしい思いをする可能性もあるので気を付けましょう。
エージェントでリモート可能な案件を見つける
そもそも重要なのは、リモート案件を数多く見つけることです。
面談を行っても、契約できない場合があります。リモート案件は人気になることが多く、より競争率も高くなりやすいです。
フリーランスとしてリモート案件を獲得したいとお考えてであればおすすめなのは、フリーランスITエンジニア向けのエージェントを活用することです。
「HiPro Tech」もフリーランスITエンジニア専門のエージェントサービスであり、今回紹介してきたようなリモート案件も豊富に存在します。
HiPro Techで保有している案件での内訳は以下の通りです。(2021年3月時点)
- フルリモート可能:32.3%
- 一部リモート可能:45.0%
- 常駐のみ可能:22.7%
およそ8割の案件がリモートに対応しており、リモートで働きやすい案件が豊富です。
フリーランスITエンジニア向けの案件を主に扱っており、アプリケーション開発案件やインフラ環境の構築、Webサービス開発のコンサルティング案件などを扱っており、どれもリモートに対応している案件が多いです。
リモートの案件を獲得したい人は、一から案件を探すのではなく、当サービスを活用するとスムーズかつ安定的に案件を獲得できる可能性を高めることができるでしょう。
サービス利用には費用はかからず、無料で案件を見ることができますので、ぜひ登録してみてください。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。