フリーランスとして働きやすい仕事内容や職種一覧と、在宅や副業などの働き方を紹介
近年では働き方が多様化し、フリーランスと呼ばれる働き方を選択する人が増えてきました。
フリーランスとして活躍する人の個人事業主との違いや主な仕事内容などを紹介します。
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フリーランスとは?動向について
フリーランスとは、特定の会社や団体などに在籍せず、個人の力で仕事を獲得する働き方をする人のことです。
会社との雇用関係がないため、仕事ごとに契約を行い、労働や成果物の対価として報酬を得ていきます。
自分のスキルや専門知識などを使って仕事を獲得する必要があるため、毎月一定の収入を得られるわけではありません。
しかし、会社員と比較すると時間や場所にとらわれず、自分のタイミングで仕事を獲得し、仕事によっては働く場所も自由に選べるでしょう。
個人事業主とは違う?
フリーランスと個人事業主は、単語が似ており、混同してしまうこと方も多いかもしれません。
両者の違いとしては、フリーランスは働き方に重きをおいた表現で、個人事業主は税法上の区分を表す表現ということです。
フリーランスは個人事業主として独立している場合もあるため、どちらにも該当するフリーランスもいます。
フリーランス | 実態は個人事業主だが、働き方に重きをおいた表現。 |
---|---|
個人事業主 | 税法上の区分を表す表現。 |
フリーランスは増えている
内閣府が「日本のフリーランスについて」という調査資料を発表しています。
この調査では、副業ワーカーも含められてはいますが、フリーランス人口が306〜341万人程度と推計されています。
これまでは企業に属して働くことが当たり前でしたが、昨今では、個の能力を活かしたフリーランスという働き方が受け入れられ、増えています。
フリーランスの経済効果
フリーランスがもたらす経済効果も大きなものです。
ランサーズ社が行った「フリーランス実態調査」によるとフリーランスの経済規模は28兆円を超えるという結果となっています。
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フリーランスの主な仕事一覧
個人で仕事を請け負うフリーランスの仕事内容は、多岐にわたります。
ここでは、フリーランスの主な仕事内容を紹介します。
エンジニア | プログラマー マークアップエンジニア フロントエンドエンジニア Web系エンジニア インフラエンジニア ゲームエンジニア セキュリティエンジニア |
---|---|
クリエイター | デザイナー Webデザイナー グラフィックデザイナー アートディレクター イラストレーター カメラマン |
ライター/編集者 | ライター 編集者 校正士 記者 コラムニスト インタビュアー |
接客・店舗スタッフ等 | ジムトレーナー インストラクター |
コンサルタント・士業 | 弁護士 税理士 ITコンサルタント 経営コンサルタント マーケター |
以上がフリーランスの主な仕事内容の一覧ですが、特定のスキルを持った人が多いことがわかるでしょう。
ここで紹介するものは一部であるため、他の職種でもフリーランスとして活躍できることは念頭に置いておきましょう。
一部について詳しく解説していきます。
ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアとは、システム開発やプログラミングを行う人のことです。
プログラマーとは、例えば仕様書を元にプログラミングを行っていく仕事を担当します。
要件定義などの上流工程を担当する案件から、実際のプログラミングを行う案件まで幅広いです。
より広義の意味では、ではプロジェクトのマネジメントやコンサルティング業務まで含まれることもあります。
もちろん、マネジメントやコンサルティングなどの上流のみを担当する職種もあります。
その場合、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントと呼ばれます。
デザイナー
デザイナーとは、色彩や配置などをデザインし、効果的なクリエイティブを作成する仕事です。
商品やサービスを魅力的に見せたり、ユーザーや消費者の使いやすさを追求したりと、目的に応じてデザインをしていきます。
デザイナーの中でも、図やイラストを制作するグラフィックデザイナーや、Webサイトの構成を作成するWebデザイナーなどの職種があります。
ライター
ライターとは、クライアントからの依頼を受けて、各種メディアに載せる文章を書く仕事です。
クライアントは出版社や新聞社に加え、Webメディアを運営する企業が多くなっています。
依頼の内容はざまざまであり、Webメディア文章を書くWebライター、広告用の魅力がある文を考えるコピーライターなど、数多くの種類のライターが存在しています。
マーケター
マーケターとは、マーケティング活動を通して、商品やサービスを売るための企画・戦略を立案する仕事です。
多種多様なデータを収集し分析することで、売れる仕組みやサービスが利用される仕組みを構築する必要があります。
種類としては、顧客データを分析するCRMマーケターや、Web上での消費者分析を行うWebマーケター、SNSの活用を主とするSNSマーケターなどがあります。
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フリーランスの仕事内容は在宅が増えている?
インターネットでのビジネスにおいては在宅が増えている
フリーランスに限った話ではありませんが、インターネット上で仕事が完結できる場合には、在宅で業務を行えるケースが多いです。
エンジニアなどもインターネット上で仕事が完結する職種の1つです。
ここでは、具体的にいくつかの職種をご紹介します。
職種名 | 仕事内容 |
---|---|
ライター | Webメディアや書籍などの執筆を行う |
イラストレーター | 雑誌や書籍、Webメディアに掲載するイラストを描く |
広告運用コンサルタント | クライアントの目的に合わせて、最適な広告媒体を選定し、運用の企画・実施を行う |
ハンドメイド作家 | ECサイトでハンドメイド作品やイラストなどの商品を販売する、独自のブランドを展開する |
プログラマー | コーディングやプログラミングをする |
インフルエンサー | SNSを運用し、広告収入やPR案件を獲得する |
自宅を使用して開業をすれば、在宅が可能
特定のスキルや知識などを商品にして、自宅を使用して開業することで、在宅で仕事をすることが可能になります。
自宅での開業となるため、少人数を対象とすることが多く、多様な分野のものがあります。
サロンの開業 | エステサロンやネイルサロンなどで開業する |
---|---|
スクールの開業 | 語学や音楽などをスクール形式で教える |
女性ライフプランでも活躍しやすい
フリーランスという働き方は、個人の裁量で自由に働きやすいため、例えば、妊娠・出産などがある女性でも、希望する働き方を叶えやすいでしょう。
妊娠をしているため、案件の受注数を減らしプライベートの時間を増やす、子供の進学に合わせて収入を増やすために案件を増やすなど、働き方や収入面を自分でコントロールしやすいのが特徴です。
このため、女性が希望する働き方を実現する手段としても選ばれやすいでしょう。
もちろん、女性だけでなく男性もライフプランに合わせて柔軟に働き方を調整しやすいという特徴もあります。
30代・40代からの挑戦も可能
収入を増やすために、30代や40代からフリーランスになることに挑戦したい人も増えているようです。
内閣官房日本経済再生総合事務局による『フリーランス実態調査結果』によると、40代以上で活躍しているフリーランスが全体の7割程度だといわれています。
※参考:内閣官房日本経済再生総合事務局│フリーランス実態調査結果
しかし、実際に、「30代からのスタートでも間に合うのか?」「40代からの挑戦は無謀なのか?」と気になる人もいるでしょう。
フリーランスが仕事をもらえる理由には、スキルがあることが挙げられます。
企業の内部にないスキルやリソースを求めてフリーランスに依頼するのです。
このため、特定のスキルをしっかり身に付けることができれば、フリーランスとして活躍することは何も難しいことではありません。
また、正社員の採用とは違い、ポテンシャルで契約が決まることは少ないため、30代や40代でもスキルがあれば正当に評価されるのも活躍しやすいポイントです。
年齢に関係なく、スキルで評価されやすい傾向にある仕事を一部紹介します。
・エンジニア
・デザイナー
・ライター
・マーケター
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フリーランスのなかでも単価が高い仕事とは?
フリーランスで高い収入を得られる仕事には、どのようなものがあるのか気になる人も多いかもしれません。
フリーランスで高い収入を得られる可能性のある仕事の一例を紹介します。
ITエンジニア・プログラマー系の技術的な仕事
ITエンジニアやプログラマーは、需要が高いことに加えて、専門性の高いスキルが必要です。
高単価の案件も多く、収入が高い仕事の一つだと言えるでしょう。
フロントエンドエンジニアの場合
フロントエンドエンジニアは、ユーザーが見る範囲のシステムを構築するエンジニアになります。
業務では、「JavaScript」「HTML」「CSS」などの言語を用いて、Webサイトやアプリケーションの構築を行っていきます。
Webサイトを作成する需要は企業内に永年的に発生するわけではなく、一時的・単発で発生することが多く、この場合、正社員を雇うのではなく、フリーランスに依頼することが多いのです。
システムエンジニアの場合
システムエンジニアは、システムを作り動かすために、要件定義・設計・テスト・保守・運用の業務を行う人材になります。
専門知識や技術力はもちろんのこと、クライアントの要望を把握するヒアリング力やコミュニケーション力なども求められることになります。
もちろんシステム開発を行うための言語に関する知識も必要となります。
上流に携わる分、幅広い知識を求められ、フリーランスとしても依頼が増えやすい傾向にあります。
クリエイターなど、クリエイティブ系の仕事
クリエイターは、コンテンツや制作物を作る中で、個人の能力に依存する事も多いです。
自分のスキルやセンスなどによって、高収入を望める仕事です。
システム開発などは、自動化ツールの台頭で少しずつ人間が活躍できる部分が少なくなってきました。
しかし、クリエイティブ系の仕事は、ツールに代替されづらく、人間が持つ独自のアイデアを活かすことができるので、フリーランスとしても安定しやすい職種だと言えるでしょう。
Webデザイナーの場合
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを決めたり、デザインを反映させるためにプログラミングを行ったりする仕事です。
使いやすさや見やすさなど、クライアントが求めるWebデザインを行う力や、メンバーとコミュニケーションを取る力などが求められます。
UIやUX系の知識があるとより重宝されやすいでしょう。
YouTuberの場合
YouTuberは、動画を投稿し、広告やPR案件によって収入を得ています。
独自のコンテンツを作ることによって、 他のYouTuberと差別化を図り、視聴者数を増やしていく力が求められます。
マーケターなど専門性を問う仕事
マーケターは、商品やサービスがどうしたら売れるのかを考え、仕組みを作る必要があります。
特有の知識や経験が求められることも多く、高収入になりやすい仕事です。
Webマーケターの場合
商品やサービスを消費者に知ってもらい利用を促進するために、WEB広告の戦略立案や運用などを行います。
現在は、広告戦略の中でもWEB広告は非常に広く使用されており、企業が事業発展する上では、必須ともいえる職種です。
データサイエンティストの場合
データサイエンティストは、 データを基にさまざまな意思決定をする人材です。
数字を読み解く力やビジネスの流行を掴む力など、幅広い知識と経験が求められます。
近年では、ビックデータなどから顧客動向を把握し、ビジネス転用することなどが広く行われています。
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フリーランスとして案件を獲得するには?
フリーランスとして仕事を軌道に乗せるためには、特定のスキルが必要です。
実力や営業力も必要になるでしょう。
しかし、実力と営業力の両方と兼ね備えるのは難しいことです。
特に営業力に不安がある人も多いのではないでしょうか。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。