2024.01.15更新

業務系アプリエンジニアの年収相場は?Web系など他の職種とも比較

業務系アプリエンジニアの人の中には、年収の相場が気になる人もいるかもしれません。

自身の給与が業務系アプリエンジニアの平均年収と比べてどの位置にあるのか、業務系アプリエンジニアの年収はITエンジニアの中で高いのか気になることはありませんか? 本記事では、業務系アプリエンジニアの年収相場、他のエンジニア職種との年収の比較、業務系アプリエンジニアが年収を上げる方法について解説します。

年収を上げたいと考える業務系アプリエンジニアの人は、ぜひ最後までお読みください。

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業務系アプリに関わるエンジニアの年収相場

業務系アプリに関わるエンジニアの年収はどのくらいなのでしょうか。

年収と賞与の相場を紹介します。

業務系アプリに関わるエンジニアの平均年収は438.0万円

業務系アプリエンジニアは、アプリケーションエンジニアに分類される職業の一つとなっています。

アプリケーションエンジニアの平均年収は438.0万円です(※転職サービス「doda」調べ)。

そのため、一般労働者の平均年収の311.8万円(※厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査)と比べて高い収入であることがわかります。

年収分布は他のITエンジニアの年収と同様に、300〜400万円の割合の人が最も多く、年収600万円までの人が全体の80%以上を占めています。

IT・DX(デジタルトランスフォーメーション)の社会的要請もあり、業務系アプリエンジニアの需要は依然高いです。

企業の存続のために、基幹システムは不可欠であり、今後も業務系アプリの導入・保守の仕事はなくなることは考えにくいです。

賞与の相場

転職サービス「doda」によると、アプリケーションエンジニアの平均的な賞与は、夏のボーナスは50.5万円、冬のボーナスは51.3万円、年間で101.8万円です。

転職サービス「doda」のアンケートによると、2022年9月〜2023年8月の年間平均賞与は107.1万円でした。

賞与は、企業の業績や給与体系により異なりますが、アプリケーションエンジニアのボーナスは、全業種におけるボーナスの平均値に近い金額といえるでしょう。

※参考:転職サービス「doda」 「アプリケーションエンジニアとはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説【doda職種図鑑】」
※参考:転職サービス「doda」 「職種や年代でボーナス・賞与はどう変わる?ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」
※参考:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査の概況ページ

関連記事:業務系アプリエンジニアの将来性・今後は?需要や市場価値の上げ方を解説!
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他のエンジニア職種と年収を比較

業務系アプリエンジニア以外のIT系エンジニアの年収について紹介します。

スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニア

スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニアの平均年収は461万円です。

スマートフォン(スマホ)の普及が進み、2021年における日本のスマートフォン(スマホ)世帯保有率は、88.6%にのぼります。

スマートフォン(スマホ)が広まり始めた2010年代の前半には、スマホアプリはゲームなどのエンタテイメント分野が中心でした。

しかし、ほとんどの人がスマートフォン(スマホ)を所有する現在、インフラ系などエンタテイメント分野以外のさまざまな企業がアプリに参入するようになりました。

iOSは市場シェアの高さから、一方でAndroidはエンジニアの希少性により、どちらも需要が高まっています。

そのため、関連する職種の年収は高い傾向にあります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの平均年収は446万円です。

ネットワークエンジニアは、ネットワーク環境の構築・管理・保守を行います。

ネットワークエンジニアは、ネットワークインフラの知識に加えて、近年はクラウド開発に関する知識も必要になっています。

幅広い知識が必要なためエンジニアの希少性は高く、ネットワーク障害対応などで労働時間も多めであるなどの理由から、他のITエンジニアと比べて年収が高い傾向にあります。

Web系エンジニア

Web系エンジニアの平均年収は424万円です。

Web系開発は市場が大きく、エンジニアの数も多いです。

Web系の開発で用いられる言語は、IT系のスクールでも扱っている場合が多いこともあり、Web系エンジニアには比較的新規参入しやすいという側面があります。

このため経験年数の少ない若いエンジニアも多く、同職種内で経験による年収のばらつきがあるため、平均年収はIT系エンジニアのなかで標準的な水準にとどまっていると考えられます。

データベースエンジニア

データベースエンジニアの平均年収は412万円です。

データベースエンジニアは、データベースの設計・開発・管理・運用をするという役割があります。

データベースエンジニアは、需要は十分にある職種ですが、業務の範囲や業務規模によって、年収にばらつきが出やすい職種でもあります。

このため、データベースエンジニアの平均年収はITエンジニアの中でやや低めの金額になっていると考えられます。

※参考:総務省 令和4年度情報通信白書ページ
※参考:転職サービス「doda」 「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」

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業務系アプリエンジニアとして年収を上げる方法

ここでは、業務系アプリエンジニアとして年収を上げるにはどうすれば良いかについて、具体的に説明します。

専門性を高める

業務系アプリエンジニアとして年収を上げる方法としてまず挙げられるのは、現在持っている専門的知識を深めることです。

具体的な方法を紹介します。

現在の業務に関連する資格を取得する

現在の業務に関する資格を取得すると、エンジニアとしての高い専門性を証明できます。

業務系アプリエンジニアは技術的な知識に加え、業務知識や上流工程に関する知識が求められます。

業務系アプリエンジニアのスキルアップに役立つ資格としては、ITストラテジスト試験、プロジェクトマネージャー試験、システムアーキテクト試験などがあります。

ITストラテジスト試験は情報システム戦略スキル、システムアーキテクト試験はシステムの設計・要件定義のスキル、プロジェクトマネージャー試験はマネジメントスキルの証明となります。

アプリ開発に必要な言語でより多くの実務経験を積む

業務系アプリエンジニアの専門性を高めるもう一つの方法として、アプリ開発で必要な言語のスキルを高めることも有効です。

業務系アプリでは、C/C++、C#、Javaがよく使われます。

C言語は認知度の高い言語ですが、習得するのが難しいと言われています。

業務系アプリエンジニアの実務経験でこれらの言語のスキルを得ると、エンジニアとしての希少性も高まるといえるでしょう。

他に業務系アプリで使われる言語として、Python、PHP、JavaScriptなどがあります。

対応できる領域を広げる

業務系アプリエンジニアの知識を深める方法のほかには、業務の幅を広げる方法もあります。

対応できる領域を広げるためにとるべき方法を紹介します。

インフラやクラウドに関わる知識・スキルを身に付ける

業務系アプリを使用するためには、情報環境の基盤であるインフラが不可欠です。

業務系アプリエンジニアがインフラの知識をつけておくと、不具合が起きたときに原因がアプリにあるのか、ネットワークなどインフラ側にあるのかを特定しやすくなり、ワンストップで対応できるメリットがあります。

近年は導入しやすさ、拡張性などのメリットによりサーバーやネットワークのクラウド化が進んでいるため、クラウドに関する知識・スキルも有用でしょう。

上流工程に関わる知識・スキルを身に付ける

要件定義や基本・詳細設計などの上流工程に関わる知識・スキルを身につけることで、業務系アプリエンジニアとしてスキルアップを図ることができます。

また、上流工程のスキルがある人材は、希少価値が高いため、給与面でも良い待遇が得られる傾向があります。

マネジメントに必要な知識・スキルを身に付ける

マネジメントスキルも、年収を上げるために重要な鍵となります。

マネジメントスキルを身につけテックリードとしてチームを率いることができれば、高い年収が得られる可能性があるからです。

マネジメントスキルをつけるには、研修や書籍などで体系立った勉強も有効ですが、業務系アプリエンジニアの日常業務のなかで学ぶことも重要です。

例えば、自身の業務を行いながら他のチームメンバーのスケジュールも意識し、どうすればチームとしてより効率良くプロジェクトを進められるかを考え行動することで、マネジメントスキルが身についていくでしょう。

また、業務全体を見渡す視座を持ち、クライアントの要望に合ったプロダクトを開発するための改善点を考えるといったことを意識すると良いでしょう。

フリーランスとして高単価の案件を獲得する

フリーランスでは、会社の給与体系による収入の縛りがなく、仕事を受けた分だけ収入が得られます。

フリーランスとして高単価の案件を獲得すれば、年収を上げることも可能でしょう。

企業に所属するエンジニアとしてはたらくなかで、現場での仕事の進め方を学び、エンジニアとしてのスキル、クライアントへのヒアリング力や折衝スキルを身に付けたタイミングで独立するのが一般的です。

フリーランスで高い年収が得られるかどうかは、自身のスキル次第になります。

案件を受け経験を積みながら、自己研鑽し続けることが大切です。

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フリーランスエージェントでは案件の獲得をサポートしてくれる

高年収を目指してフリーランスとしてはたらきたいと思っても、いざフリーランスとして案件をとろうとすると、何をしたらいいか戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

フリーランス向けのエージェントを使えば、案件獲得のノウハウを知ることができるだけでなく、疑問点についても相談できます。

また、個人ではつながりを持てない大手企業や、非公開案件もフリーランスエージェントを活用すれば受注しやすくなります。

フリーランスで案件を獲得するには、手間も時間もかかります。

フリーランスエージェントを使えば案件獲得の手間が減り、他の仕事に集中できてクオリティ面の向上に時間を割けます。

また、エージェントによっては、事務処理なども決まった方法で処理できるので、時間や労力を省けます。

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フリーランスの案件を獲得するなら「HiPro Tech」

まとめ

今回の記事では、業務系アプリエンジニアの年収相場、他のエンジニア職種の年収、年収を上げる方法について解説しました。

業務系アプリエンジニアは、安定した需要があり、スキルアップや業務の幅を広げることで年収アップが図れるでしょう。

そして、高年収を狙うのであればフリーランスとして案件を獲得するという道もあります。

IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、IT関連のフリーランスに向けた案件を数多く紹介しています。

また、当サービスには、高単価案件も豊富に掲載されているため、興味のある人はぜひ詳細をご確認ください。

記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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