業務系アプリエンジニアの将来性・今後は?需要や市場価値の上げ方を解説!
業務系アプリエンジニアとして活躍する一方で、将来性やキャリアについて不安を抱く方もいるかもしれません。
「業務系アプリエンジニアは今後も必要とされるのか」
「業務系アプリエンジニアとして市場価値を上げていくにはどうすれば良いのか」
上記のように感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、業務系アプリエンジニアの将来性や今後の需要、また市場価値を上げる方法について解説します。
本記事を参考に、業務系アプリエンジニアのキャリアについて確認してみてはいかがでしょうか。
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業務系アプリエンジニアは今後も需要がある?将来性について解説
業務系アプリエンジニアの今後の需要や将来性について把握しておくことで、将来に向けてすべきことを明確にすることができるでしょう。
ここでは業務系アプリエンジニアの需要が高い理由や、将来性について解説します。
業務系アプリエンジニアの需要が高い理由
業務系アプリエンジニアは需要が高い職種だと言われています。
では、なぜ需要が高いのか、その理由を整理していきましょう。
DXに取り組んでいる企業が多い
1つ目の理由は、DXに取り組む企業が多く、業務系アプリエンジニアの仕事が増加しているからです。
IT関連の国家資格を主催するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)によると、日本でDXに取り組む企業の割合は2022年時点で69.3%というデータが出ています。
このように日本企業の半数以上がDXに取り組んでいることから、DX化に向けたシステム開発などを行う業務系アプリエンジニアが必要とされていることがわかります。
※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 DX白書2023ページ
エンジニア自体が不足している
業務系アプリエンジニアの需要が高い理由の一つとして、ITエンジニアが人材不足であることが挙げられます。
経済産業省のデータによると、2030年までに40〜80万人ものIT人材が不足すると言われています。
そのため、業務系アプリエンジニアに関しても、アプリ開発やコミュニケーション能力など企業に必要とされる技術を身に付ければ、さらなる需要の高まりが期待できるでしょう。
※参考:経済産業省 参考資料(IT人材育成の状況等について)ページ
業務系アプリエンジニアの将来性
業務系アプリエンジニアは、将来性が高い職種ともいえるでしょう。
IPAのデータを見ると、日本でDXに取り組む企業の割合は2021年度の55.8%から、2022年度には69.3%に増加しています。
つまり、DXに取り組む企業が1年で13.5%も伸びていることになり、DXへの関心が高い企業が大幅に増加していることがわかります。
また、DXを進める際に老朽化したレガシーシステムが弊害となっている場合があり、業務系システムの移行案件が今後も継続的に発生する可能性があります。
このため、業務系システム移行の案件など、業務系アプリエンジニアのさらなる需要の高まりを期待できるでしょう。
※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 DX白書2023ページ
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業務系アプリエンジニアとして市場価値を上げるには?
業務系アプリエンジニアとして長く活躍するには将来性や需要の高さだけに頼らず、市場価値を上げることも大切です。
ここからは業務系アプリエンジニアとして市場価値を上げる方法を整理していきましょう。
業務に関わる資格を取得する
現在関わっている業務の資格を取得し、スキルアップを図ることが一つの手です。
まずは業務の内容を整理し、どのような知識が必要なのかを明確にしましょう。
例えば、業務系アプリエンジニアとして、要件定義など上流工程を経験する機会が多い場合は「システムアーキテクト試験」などの資格がおすすめです。
資格を取得することは昇進や昇給につながるだけでなく、転職をする際のスキルの証明にも役立つでしょう。
エンジニアとして実務経験を積み専門性を高める
市場価値を上げるためには、業務系アプリエンジニアとして実務経験を積み専門性を高めることが重要です。
業務系アプリエンジニアの場合、開発言語として使用されるケースが多いJavaやC言語などを用いて実務経験を積んでいきます。
資格を取得することで知識面を強化したり、副業でJavaやC言語での開発経験を積んだりすることで業務系アプリエンジニアとして専門性を高めることができるでしょう。
顧客の要望をヒアリングする力を高める
業務系アプリエンジニアが市場価値を上げるためには、顧客の声をヒアリングする力を高めることも大切です。
業務系アプリエンジニアがアプリケーションを開発する目的には、例えば現場の業務効率化があります。
そのため顧客の声をヒアリングし、課題となる部分をアプリケーションに反映させる必要があります。
場合によっては顧客が気付かないニーズにも気付き、提案することも求められるので高度なヒアリング能力が求められます。
クラウドに関する知識・スキルを身に付ける
業務系アプリエンジニアが市場価値を上げるためには、クラウドに関する知識やスキルを身に付けることが大切です。
以前は業務系アプリケーションを開発する際に、顧客のサーバー上で開発を行うことが主流でした。
しかし、近年ではAWSなどクラウド上でシステムを構築するケースが多くなっています。
実際に総務省のデータによると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は20223年時点で72.2%と、多くの企業がクラウドを活用しています。
クラウドの利用が拡大した背景として、コストを抑えられるだけでなく、データ共有を手軽にできるなどの理由が挙げられます。
データベースに関する知識・スキルを身に付ける
業務系アプリエンジニアが市場価値を上げるためには、データベースに関する知識やスキルが必要です。
業務系アプリエンジニアの業務の中には、要件定義を元にしたデータベースの設計も含まれます。
また、どのようなデータ形式を使用するのかも考えなければいけません。
データベースに関する知識・スキルを高めることで業務をスムーズに進めることができるでしょう。
プロジェクト管理能力を高める
プロジェクト管理能力を高めることは、業務系アプリエンジニアとして市場価値を上げることにつながります。
プロジェクト管理能力を高めることで、業務アプリケーションの開発プロジェクトをスムーズに進めることができるでしょう。
開発の進め方として、業務系アプリエンジニアが要件定義や基本設計、詳細設計などの上流工程を担当し、実際の開発やテストはプログラマーが担当するケースは少なくありません。
そのため業務系アプリエンジニアには、プロジェクトの全体像を常に把握しながら、遅れが出ないように進捗管理を行う力が必要とされます。
わかりやすく説明する能力を高める
業務系アプリエンジニアが市場価値を上げるためには、わかりやすく説明する能力を高めることが重要です。
業務系アプリエンジニアの仕事は、業務系アプリケーションを導入して終わりではありません。
例えば、開発後は研修などを通じて、導入先の社員が業務を効率化できるようにアプリケーションの使用方法を説明する役割があります。
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専門性を高めるならフリーランスもおすすめ
業務系アプリエンジニアとして専門性を高めるなら、フリーランスになるという道も選択肢のひとつです。
高い技術があれば、自由なはたらき方を実現したり、高単価の案件を獲得したりすることも可能でしょう。
また、営業が苦手な場合もフリーランスエージェントを活用することで、営業を代行してもらえたり、事務作業を代行してもらえたりすることが多いです。
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フリーランスの案件を獲得するなら「HiPro Tech」
今回の記事では業務系アプリエンジニアの将来性、市場価値の上げ方を中心に解説しました。
前述の通り、現在ではDXに取り組む企業が多く、レガシーシステムの移行案件など業務系アプリエンジニアは、今後もますます必要とされることが予想されます。
そのような中でより業務系アプリエンジニアとして専門性を高め、年収を上げたいと考える場合はフリーランスというはたらき方も検討してみてください。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、業務系アプリエンジニア向けの案件も掲載しています。
開発言語や稼働日数、単価などで検索できるので、ぜひ希望に沿った案件があるのか覗いてみてください。
記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。