システムエンジニア(SE)の転職事情!年齢は関係ある?おすすめの方法や資格も紹介
現在、IT関連職の需要が高まっており、システムエンジニアの需要も高まっています。
今回はシステムエンジニア(SE)の転職について、情報を伝えていきます。
システムエンジニアが転職する際に必要な知識や、未経験での転職の年代、異業種・異職種への転職やキャリアアップ転職なども紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
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システムエンジニア(SE)が転職する際に必要な知識
システムエンジニアが転職する際は、最低限以下の知識を身に付けておきましょう。
プログラミングの知識
システムを構築するにはプログラミングが必要であり、システムエンジニアとして転職する際にも必須条件の一つです。
C言語や、Java、PHP、JavaScriptなど、求められるプログラミングの知識はさまざまですが、いずれにしても何らかのプログラミングの知識は求められます。
しかし、社内SEなど、プログラミングを必要としない業務についている場合、システムエンジニアとしてプログラミングスキルが必須なわけではありません。
IT知識
システムの基盤となるサーバーやネットワークの知識をはじめ、IT系の専門的知識を押さえておく必要があります。
IT知識の習得について、自分のスキルや知識を客観的に証明するものとして、ITパスポートや基本情報処理技術者などの資格があります。
システムエンジニアになるために、特別な資格を取得する必要はありませんが、持っておくことでアピールポイントになります。
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年齢別に見るシステムエンジニアの転職
年代別のシステムエンジニア転職について紹介します。
システムエンジニアの転職においては、年齢に応じて求められる経験、知識が異なります。
エンジニアとしての業務は、知識はもちろんのこと、経験がどれだけあるかによって、対応できる業務に幅が出ます。
このため、経験の長さと比例しやすい年齢は、システムエンジニアの転職において、非常に重要なポイントとなるのです。
20代
若手である20代は、アピールできるスキルがまだまだ少ないエンジニアであることが多いです。
しかし、20代であれば未経験でも転職できる可能も大いにあります。
ITのスキルや知識が乏しくても、ポテンシャル採用として企業から採用されることがあるからです。
このため、今までのキャリアではプログラミングが未経験だったとしても、今後の活躍を見込んで、プログラミングが必要とされる現場で採用が決まることもあります。
もちろん経験があるに越したことはないですが、比較的未経験でも転職がしやすい年代です。
ただし、20代後半になると、習得している言語などスキルがある事をアピールすることが求められるようになります。
20代後半は、社会経験が3年程度ある層が多いため、経験で得たスキルがあって当然と考えられる場合もあるためです。
転職活動の際は、どのような経験があるのか実績をアピールしましょう。
30代
経験豊富な人が増える30代は、ある程度の開発スキルを持っていることが大切です。
また、チームリーダーやプロジェクトリーダーなどを担当することも多いため、マネジメント能力があることもアピールしましょう。
20代に比べると、未経験でのシステムエンジニアへの転職は難しくなり、特に30代後半では難易度が格段に上がります。
40代以降
役職に就くことも多い40代は、プロジェクトをまとめ上げるマネジメント力があると評価を得やすいです。
40代でシステムエンジニアに転職するには、エンジニアとして高いスキルが求められ、マネジメント力も求められることを理解しておくようにしましょう。
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システムエンジニアから異業種・異職種への転職は重宝されやすい?
さまざまなスキルが複合的に求められるシステムエンジニアは、異業種・異職種への転職でも重宝されることが多いです。
それでは、システムエンジニアから転職できる職種はどのようなものがあるのか確認していきましょう。
営業職
クライアントの要望をヒアリングする必要があるシステムエンジニアには、高いコミュニケーション能力を持つエンジニアも多いです。
その対応力を活かして営業職に就き、お客様とのやり取りをする仕事に転職しているエンジニアもいます。
セールスエンジニアなどは、その一例だと言えるでしょう。
コンサルティング
エンジニアとしての経験を活かして、ITコンサルタントへキャリアを進めるエンジニアは多くいます。
現在、企業がDXにかける注目度は年々増加しており、DXを推進することのできるITコンサルタントという職種の需要も高まっています。
その他
最近では企業のIT化が進んできており、どの分野においてもインターネットやシステムが使われる機会が多くなっています。
このため、一見システムエンジニアとは関わりがないように見えても、実はアドバンテージになるということも多いです。
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システムエンジニアから今後需要が高まる分野への転職
キャリアアップの選択肢として、今後需要が高まる分野への転職も考えられます。
それでは、具体的な職種について確認していきましょう。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、膨大なデータを用いてビジネスをサポートする職種です。
ビッグデータの活用がトレンドとなっている今、非常に求められている存在です。
アルゴリズムや統計など、さまざまな知見が必要ですが、システムエンジニアからのキャリアを歩んでいる人も多くいます。
AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能を用いてビジネスをサポートする職種です。
コンピューターが機械学習を行い、さまざまな知識を得ることで、業務を効率的に進めることができるようになります。
Pythonなどの言語ができると、活躍しやすい存在でしょう。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、ITインフラを設計して構築するエンジニアです。
設備の導入や配線の対応など、物理的な作業も発生するのが特徴です。
また運用保守も担当するため、縁の下の力持ちの存在です。
システムエンジニアの中には既にインフラ業務に携わっている場合も多いため、実態はインフラに十分な知見がある場合もあるでしょう。
特にクラウドの領域の需要は高く、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを検討しているエンジニアも多くいます。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、ITにおけるセキュリティ部門を担当する職種です。
ネットワークやITインフラなど、ITに関する幅広い知識が求められ、企業の情報を保護することが求められます。
近年、サイバー攻撃の件数が増加している背景を受け、セキュリティエンジニアを求める企業も増えています。
そのため、今後の需要も高いといえるでしょう。
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システムエンジニアから仕事内容を変えないキャリアパス
システムエンジニアの働き方のまま、すなわち大きく業務内容を変えずにキャリアアップする選択肢もあります。
それでは、システムエンジニアからのキャリアパスを見ていきましょう。
ITスペシャリスト
ITスペシャリストは、特定のIT分野において一定以上のスキルや知識を保持する人材のことです。
専門的な知識を持っていることが証明され、業務の幅が広がり、高収入を得たりすることに繋がります。
フルスタックエンジニアなどになり、知識幅を広げることで企業から求められる人材になっている人もいます。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、進行するプロジェクトの責任者の立ち位置になる人材のことです。
スケジュールや品質など、プロジェクト全体を統括し、技術やマネジメントなど多角的な観点で、メンバーを引っ張っていくことになります。
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システムエンジニアの転職に関するよくある質問
年齢によって難易度が変わる?
システムエンジニアに関わらず、一般的には、年齢が上がるにつれて、転職は難しくなる傾向にあるといわれています。
しかし、システムエンジニアにおいて、その傾向はあまり見られないようです。
転職市場において、年齢が高い40代などでも比較的転職がしやすいでしょう。
スキルがあれば年齢にかかわらず活躍できるのがシステムエンジニアです。
システムエンジニアに必要なスキルを高めていくことが、転職する上でとても大切なことだといわれています。
システムエンジニアは転職しやすいって本当?
先述したように、システムエンジニアは需要が高く転職しやすいといわれる職種です。
しかし、システムエンジニアであれば誰でも希望に合った転職ができるわけではないので注意しましょう。
自分の市場価値を試したいのであれば、スカウトサービスを使うこともおすすめです。
これらのサービスでは、サービスに登録してスキル・経歴をアピールすることでスカウトを受け取ることが可能です。
サイトには公開されていないような非公開求人のオファーなども受け取ることができ、自分がどのような条件で企業から求められるのかどうかを確認できます。
おすすめの転職先は?
先述したように、
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などは、システムエンジニアから目指しやすく、かつスキルアップできる選択肢です。
このため、今の仕事内容を気に入っていて、転職先を探したいのであればこれらの職種へ転職することがおすすめでしょう。
システムエンジニアは上流工程に携り、幅広く知見があるのが特徴です。
自分の好きな分野やトピックに対し、キャリアを進めていくのも良いでしょう。
何が最適解になるかは自分次第です。
システムエンジニアとしての独立は可能?
システムエンジニアは、フリーランスエンジニアとして独立することも可能です。
しかし、フリーランスエンジニアとして活躍したいのであれば、特定のスキルをしっかりと身に付けておくことが重要でしょう。
開発メインの現場で活躍するのであれば、プログラミングスキルを身に付けておき、上流の現場で活躍するのであれば、プロジェクトマネジメントやコンサルティングの経験があると良いでしょう。
システムエンジニアとしてフリーランスエンジニアになる場合、身に付けているスキルによってはあまり案件が多くないと想定できます。
転職のための資格は必須?
システムエンジニアとして転職するために資格は必須ではありません。
それ以上に、スキルや実績が重要でしょう。
しかし、同じスキルレベルの応募者の選考であれば、資格のない応募者より資格のある応募者の方が、客観的にスキルを示すことに繋がるため、有利になる可能性もあります。
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まとめ
今回は、システムエンジニアの転職についてさまざまな情報をまとめてきました。
必要なスキルや知識を十分に身に付けることができれば、システムエンジニアとして活躍することができ、転職もしやすいでしょう。
一方で、十分なスキルが身に付いており、さらなるキャリアアップを目指したいというエンジニアはフリーランスになることもおすすめです。
正社員と比較すると、高収入を目指しやすく、働き方の自由度も高い魅力的な選択肢といえるでしょう。
しかし、「案件を得るのに営業が不安…」と思う方もいることかと思います。
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そのため、希望するキャリアを叶えるための案件を獲得できる可能性を高めることができます。
また、案件獲得に向けてさまざまなサポートを行っているため、自身に合った案件を効率良く獲得できます。
サービス料は無料であるため、まずは登録し、案件をご覧ください。
記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。