ゲームエンジニアの将来性や今後は?市場価値を上げる方法も解説!
「ゲームエンジニアは将来性がある職種なのだろうか」
「ゲームエンジニアの今後の動向はどうなるのだろうか」
と、ゲームエンジニアの将来性について気になる人も多いのではないでしょうか。
国内のゲーム市場は拡大傾向にあり、ゲームエンジニアへのニーズも高まっています。
しかし、ゲームエンジニアはやめとけという声をインターネット上で見かけることもあり、不安に感じている人も少なくありません。
そこで今回の記事では、ゲームエンジニアの将来性が高い理由やゲームエンジニアはやめとけと言われる理由、今後も必要とされるゲームエンジニアになる方法、フリーランスとしてのはたらき方について解説します。
ゲームエンジニアの将来性に不安を感じている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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ゲームエンジニアは今後どうなる?将来性が高い理由について解説
経済産業省のホームページによると、2022年における国内のゲーム市場は「2兆316億円」に及ぶと記載されています。
コロナ禍において自宅で過ごす時間が増えたことも影響しており、ゲーム市場は2020年以降3年連続で2兆円を超えています。
昨今、eスポーツなどの新しいゲーム分野にも注目が集まっており、世界的にもゲーム市場は拡大していくことが予想されます。
このようなゲーム市場の拡大傾向を踏まえると、ゲームエンジニアへのニーズも高まっていくといえるでしょう。
そもそもIT人材が不足している
ゲームエンジニアは将来性が高いといわれる理由として、「IT人材が不足している」ことが挙げられるでしょう。
経済産業省の実施した調査では、2030年にはIT人材の需要と供給の差は「約79万人」にまで拡大する可能性があることが指摘されています。
つまり、IT業界は深刻な人材不足に陥るかもしれないということです。
そのため、ゲームエンジニアを含むIT人材への需要は高く、将来的に仕事がなくなる可能性は低いといえるでしょう。
オンラインプラットフォームのゲーム市場が年々増加している
ゲーム市場の約80%を占めるのが、スマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコン向けの「オンラインプラットフォーム」分野です。
オンラインプラットフォームの中においては、スマートフォン(スマホ)が普及したこともあり、スマートフォン(スマホ)向けのゲームアプリが高い人気を集めています。
ゲームアプリの収入源は広告をはじめ、アプリ内課金となっており、経済産業省によると、33%のユーザーが課金をしてゲームをプレイしていることがわかっています。
eスポーツ市場の成長が期待できる
先述のとおり、昨今はeスポーツへの注目度が高まっています。
eスポーツは、年齢や性別、国籍、障がいの壁を超えて多くの人が楽しめるため市場も急速に拡大を続けています。
財務省が公開した資料によると、国内における2021年時点でのeスポーツ市場は「78.4億円」となっており、2024年には市場規模は約1.5倍にまで膨れるとされています。
このように、eスポーツなどの新しいゲーム分野の盛り上がりにより、ゲーム市場は成長していく可能性が高いため、ゲームエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。
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ゲームエンジニアはやめとけと言われる理由
ゲームエンジニアは将来性のある職種であることがわかりましたが、一方でゲームエンジニアはやめとけといわれるのはどうしてでしょうか?
以下にその理由を説明します。
数学が苦手で辛い
ゲームエンジニアやゲームプログラマーと呼ばれる職種には、数学の知識が求められるケースが多いです。
具体的に言えば、ゲーム開発においては三角関数、線形代数、力学などの知識が重要な役割を担います。
キャラクターの向きを変えたり、3Dのオブジェクトを回転、拡大・縮小させたりする際にこれらの知識が必要なのです。
そのため、数学に苦手意識がある人の中には、ゲーム開発が大変と感じる人もいます。
一方で、数学に苦手意識がない人にはゲームエンジニアが向いているともいえます。
UEとUnityの両方を覚えるのが辛い
ゲーム開発においては、「UE(Unreal Engine:アンリアルエンジン)」や「Unity(ユニティ)」などのゲームエンジンが使われることが多いです。
UEとUnityでは、それぞれ得意とする領域が異なるため、両方を習得することでゲームエンジニアとしての仕事の幅が広がるでしょう。
例えば、UEはPCゲームやコンシューマーゲーム、Unityはスマートフォン(スマホ)向けのゲームアプリを得意としており、ゲームエンジンによって対応領域の向き不向きがあります。
仕事の対応領域を広げるために、UEとUnityの使い方を覚えるエンジニアは多く、双方を学習するのが大変と感じている人がいるようです。
一方で、好奇心が旺盛で成長意欲が高い人にはゲームエンジニアが向いているともいえます。
納期によっては労働時間が長くなることがある
ゲームエンジニアはやめとけと言われる理由として、納期によっては労働時間が長くなる点が挙げられるでしょう。
ゲーム開発の仕事はプロジェクトベースで進むことが多いです。
プロジェクトを円滑に進めるために、締め切りが設けられていたり、急な変更に対応したりする必要があるため、残業を求められることもあるでしょう。
締め切りまでに作業を完了させる必要があり、労働時間が長くて大変と感じているゲームエンジニアもいるようです。
もちろん、ゲーム開発には時間がかかりますが、開発に携わったゲームがリリースされた瞬間は達成感を味わうことができるでしょう。
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今後も必要とされるゲームエンジニアになるには?
ここでは、今後も必要とされるゲームエンジニアになるための方法を紹介します。
VRやARなど絶えず新しい領域について学び続ける
ゲームエンジニアとしての市場価値を高めるためには、新しい領域について学び続ける姿勢が重要でしょう。
例えば、近年はVRやARなどの技術への注目度が急激に高まっています。
他にも、メタバースやブロックチェーン分野でのゲーム市場も成長しており、業界の動向について理解しておく必要があります。
このようにゲーム市場は著しく変化しており、最新情報を把握しておくことでニーズに合ったゲームの開発・提供ができるでしょう。
プロジェクト管理能力を高める
今後も必要とされるゲームエンジニアになるためには、プロジェクト管理能力を高めることをおすすめします。
プロジェクト管理能力を身に付けることで、開発能力だけでなく、リーダーとしての実力やマネジメントスキルが評価され、昇進や年収アップに繋がる可能性があるからです。
プロジェクト管理能力は、リスクマネジメントや、コミュニケーション能力、チームメンバーを育成する能力など、さまざまな要素で構成されています。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構が主催する「プロジェクトマネージャー試験」などの資格試験で、プロジェクト管理関連のスキルを身に付けるのも一つの手段でしょう。
デザインに対する理解を深める
需要の高いゲームエンジニアを目指すには、デザインに対する理解を深めることも大切でしょう。
ゲームの開発技術だけでなく、ゲームのデザインやクリエイティブな発想を理解することで、対応できる領域が広げられます。
ゲームデザイナーと積極的にコミュニケーションをとったり、デザインに関する資格を取得したりすると良いでしょう。
英語など言語スキルを高める
英語など言語スキルを高めることも、ゲームエンジニアとしての市場価値を高める手段の一つです。
先述のとおり、ゲーム市場は世界的に広がりを見せています。
日本国内にとどまらず、海外の案件も対応できるようになれば、仕事の幅が広がるでしょう。
また、場合によっては日本だけでなく、海外の市場もターゲットにしたゲーム開発に携わる可能性もあります。
さらに、英語を習得すれば、海外の最新技術や業界内のニュースにもいち早くアクセスすることができるでしょう。
コミュニケーション能力を高める
今後も必要とされるゲームエンジニアになるには、コミュニケーション能力を高めることが欠かせません。
ゲームエンジニアはゲームプランナーやデザイナー、音楽クリエイターなど、さまざまな職種の人と関わる機会が多いためです。
必要な情報をわかりやすく説明したり、相手のニーズを汲み取ったりすることで、円滑にプロジェクトを進められるようになるでしょう。
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市場価値を高めるにはフリーランスもおすすめ
ゲームエンジニアとしての市場価値を高めたいという人は、フリーランスに転身することを検討してみても良いかもしれません。
フリーランスとは、クライアントと業務委託契約を結んで、業務ベースで作業を受けるはたらき方のことです。
フリーランス向けの案件は難易度が高い案件が多く、自己成長につなげることができます。
さらに、場所や時間にとらわれない自由なはたらき方を実現することも可能です。
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今回の記事では、ゲームエンジニアの将来性が高い理由やゲームエンジニアはやめとけと言われる理由、今後も必要とされるゲームエンジニアになる方法、フリーランスとしてのはたらき方について解説しました。
ゲーム市場が国内外で拡大していることを考えると、ゲームエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。
ゲームエンジニアとしての市場価値を高めるためには、スキルを身につけたり、フリーランスの仕事に挑戦したりすると良いでしょう。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。