2023.08.01更新

ネットワークエンジニアに必要な資格と資格取得のための勉強法を紹介

ネットワークエンジニアに資格は、必ずしも必要ではありません。

しかし、資格を取得しているとさまざまな利点があります

今回はネットワークエンジニアとして活躍していくにあたり、関連する代表的な資格を紹介し、それぞれの資格試験の内容や難易度について説明していきます。

また、資格試験に合格するためにはどのような勉強方法が良いかについても紹介していくのでぜひ参考にしてみましょう。

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ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの主な役割は、社内など所定の範囲における物理的なネットワーク回線を設計・構築して運用することです。

このためにはサーバーやPC、ルーター、ハブなどの各種ネットワーク機器を接続して安全なネットワークを構築します。

ネットワークの設計

ネットワークにおいて構築したい性能や、解決したい課題などをクライアントと協議しながらまとめていきます。

同時に現状のネットワーク構成を調査した上で、要求されるネットワークの性能やセキュリティーレベルなどの条件の洗い出しを行います。

また、これらを実現するにあたり、必要となる機器を洗い出すと共に、その内容を要件定義書にまとめ、その要件定義書を具現化するためのネットワークの構成を設計します。

ネットワークの構築

ネットワーク設計の結果を踏まえ、構成する各機器を接続し、必要な設定作業を行った後に動作テストを実施します。

正常な動作が確認できるまで構成や設定内容の調整をし、繰り返しテストを行います。

システムの規模により、ネットワークの構築が長期間に及ぶ場合もあります。

ネットワークの運用・保守

ネットワークエンジニアは、ネットワークを設計、構築した後にも安定した運用をサポートし、トラブルが発生した場合にはその対応を行います。

各企業においてネットワーク回線は、業務を円滑に進めるための生命線です。

従って、トラブルが発生した場合にはできる限り速やかな対応が求められます。

トラブルが発生した場合、問題の原因がハードウェアにあるのかソフトウェアにあるのかを調べる必要があります。

また、自社で対応すべき内容か、機器ベンダーへの対応を依頼しなければならないのかなどを判断します。

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ネットワークエンジニアに有利な資格

ネットワークエンジニアにとって資格を取得することは、必ずしも必要なわけではありません。

しかし、資格を取得していると社内評価が上がり給与に還元される場合や、フリーランスでの案件獲得や正社員での就職、転職時に有利になる可能性があるなどのメリットがあります。(2021年1月時点)

CCNA

CCNA(Cisco Certificated Network Associate)はネットワーク機器メーカーの世界最大手であるシスコ社が行っているネットワークエンジニア向けの資格試験で、ネットワークに関する基本的な知識レベルが要求されます。

シスコ社が出版している書籍があるため、それを活用して勉強すると良いでしょう。

CCNA資格は世界に通用する資格で、取得すると同社をはじめとする各社のネットワーク機器を扱う技術を有していることを証明できます。

※参考:シスコシステムズ合同会社 CCNA

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE) はITエンジニアとして活躍するための第一歩として、基礎知識の習得の確認を行うための試験です。

ITに関する基本知識と実務における実践力が求められます。

具体的には、上位ITエンジニアの指導下で、製品サービスに関する戦略立案や課題解決のための提案ができると共にITシステムの設計、開発のスキルが求められるレベルの資格試験です。

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構 基本情報技術者試験 (FE)

応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験(AP) はITエンジニアとして現場での実践を踏まえ、一層のスキルアップを目指すための試験です。

技術に加えて管理力や経営視点の知識が求められます。

具体的には、情報技術力を踏まえ、経営者のニーズや方針を理解し、必要な情報収集を行い戦略立案が行えるスキルが求められます。

プロジェクトリーダの下で、プロジェクトの工数や予算の管理ができ、上位者の方針を理解し、システムの企画、設計、運用、保守を遂行するスキルが求められるレベルの資格試験です。

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構 応用情報技術者試験(AP)

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークシステムの固有技術を深く理解すると共に、サービス動向を把握し、効率的で堅牢かつ安全なネットワークシステムの企画、設計、運用、保守が行えるインフラエンジニアを目指すITエンジニアのための資格試験です。

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構 ネットワークスペシャリスト試験 (NW)

情報処理安全確保支援士試験(SC)

ネットワークにおけるサイバーセキュリティー上のリスク調査や分析した上で安全なシステムの企画及び設計、開発を行うことのできるセキュリティエンジニアや、技術面に加えて管理面から安全なシステムの構築を経営層に提案し、構築を支援できるセキュリティーコンサルタントを目指すITエンジニアのための資格試験です。

サイバーセキュリティー上のトラブルが発生した場合の体制構築と、その推進ができるスキルも求められます 。

※参考:独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理安全確保支援士試験 (SC)

LinuC

Linuxの専門技術に関する知識だけではなく、IT技術者としてクラウド技術やシステムアーキテクチャに加え、オープンソースに対する知見が求められる資格試験です。

LinuCレベル 1,2,3から構成されています。

レベル1,2では全てのIT技術者として必要な知識の確認が行われ、レベル 3では最高レベルの技術力を持つ専門家としての知識の確認が行われます。

※参考:LPI-Japan LinuC

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ネットワークエンジニアが資格を得るための勉強法

資格を取得することはスキルを客観的に評価するためにも有効だと考えられます。

ここでは、資格取得に向けて、独学で勉強する方法を中心に紹介していきましょう。

書籍の活用

書籍を活用して勉強する場合は、自分のスキルレベルに合った本を探して勉強することが重要です。

この方法は費用を抑えることができますが、不明点が発生した場合は自分で解決しなければなりません。

また、資格取得に向けたモチベーションを継続することが難しい面があります。

Webサイトの活用

インターネット上には多くの参考となる情報が公開されています。

スマートフォンやノートPCを使い、通勤時や空き時間に手軽に勉強することができるようなものもあります。

また、エンジニアの勉強会情報を紹介するサイトなども一緒に活用することで、モチベーション維持や理解度を深めることができるでしょう。

専門スクールに通う

独学以外の方法として専門のスクールに通う方法もあります。

専門の知識を有する講師の講義や指導を受けながら、短期間に効率的に知識の習得ができるメリットがあります。

しかし、独学に比べて時間や費用など多くのコストが必要となるデメリットがあります。

さらに、未経験者を対象としたコースも多いため、時間を用意できる人に向いていると考えられます。

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資格取得はフリーランスでも役立つ!

ネットワークエンジニアになるためには、必ずしも資格の取得が必要であるとは言い切れませんが、資格を所得しておくと自分のスキルレベルを客観的に評価でき、就職や転職の場合にスキルの証明になり有利になる可能性があります

また会社に就職した後も、会社によっては保有する資格により給与が良くなるケースがあります

ネットワークに関する資格を取得し、十分なスキルや知識を得たのであれば、フリーランスとして案件を獲得するのもおすすめです。

フリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」は、案件獲得に向けてさまざまなサポートを行っています。

そのため自分が希望する案件を獲得しやすくなるでしょう 。

多岐に渡る案件を扱っており、ネットワークの新規構築を担当する案件や、構築だけでなく要件定義やプロジェクトマネジメントなど上流工程を担当する案件などがあります。

ぜひ、資格を活かして案件を獲得してみてください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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