E資格の難易度はどのくらい?取得するメリットやデメリットも紹介!
近年は、ディープラーニングが注目されており、それに伴い、ディープラーニングのスキルがあるエンジニアも求められるようになってきました。
ディープラーニングの専門資格として有用なのが、E資格です。
一方で、E資格の取得はあまり意味がないといわれるケースもあります。
また、難しい資格なのではないかと不安を感じる人も多いでしょう。
本記事では、E資格の将来性や難易度、取得するメリットなど詳しく解説します。
E資格の資格について調べたい人は、参考にしてください。(2023年3月時点)
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E資格について
E資格とはディープラーニングに関する知識を問う資格です。
日本ディープラーニング協会が実施しており、AIエンジニアの知識やスキルを問う資格として注目されています。
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E資格の難易度や合格率
E資格の合格率は毎年約60%〜75%です。
E資格はITエンジニア関連の資格の中でも比較的難易度は高いといわれています。
ディープラーニングなど専門分野に関する知識が問われることから、対策をしないと合格は難しいとされています。
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E資格の取得が難しいと言われている理由
なぜE資格の取得が難しいとされているのか理由を紹介します。
深く広い知識が試されるため
E資格は幅広い分野の知識が問われるのが特徴です。
ディープラーニングは応用分野の技術であり、複数の分野の知識を広く理解していないと活用できません。
E資格は実用的な知識を認定する資格のため、深く広い知識が試されます。
E資格の資格で出題される分野は以下の4科目です。
・機械学習
・深層学習
・開発・運用環境
応用数学とは、数学の知識を他分野に応用する学問のことです。
E資格における応用分野としては、確率・統計、情報倫理といった分野が含まれています。
さらに、機械学習と深層学習についても深く知識が問われるのです。
実際にディープラーニングの開発を進める上で重要な開発・運用環境についての出題もあります。
試験時間が問題数に比べて短いため
E資格は試験時間が120分に設定されています。
出題形式は多肢選択式であり、記述問題はありません。
4科目から全部で100問程度出題されます。
したがって、1問あたりに使える時間は1分程度であり、問題数と比較して試験時間が短いです。
短い時間で幅広い分野に関する専門的な問題を回答していく必要があります。
AI関連の最難関資格とされており、問題のレベルは高いです。
常に最新の知識を試される問題が出題されるため、学習していないと対応できないでしょう。
中には時間をかけて考えないとすぐには解けないような問題もあります。
難しい問題をすぐに答えるための対策が必要になるのです。
過去の問題がないため
過去の問題を把握するのが難しく、情報が限られているため、対策を進めるのが難しいです。
このため、テクニカルな対策では、資格取得が難しく、本質的に理解しているかどうかを重要視する試験になっているのです。
基本的には独学で勉強を進める形になります。
一方で、JDLA認定プログラムが開催されていて、プログラムを修了することが受験資格となっています。
つまり、講座を受講する中でさまざまな知識を学ぶことができ、試験対策にも繋がるといえるでしょう。
しかし、過去の問題がないため、事前に試験問題に慣れておくことは困難ですが、講座で得た知識を活用していくことが、試験対策に役立ちます。
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E資格を取得するメリット
E資格を取得することにどのようなメリットがあるのか紹介します。
就活や転職、案件獲得時に有利になる
E資格を取得すれば就活や転職、フリーランスとして案件を獲得する際に有利になる可能性があります。
難易度の高い資格であり、取得することでアピールポイントの1つになるでしょう。
もちろん、資格を取得しただけで採用や案件の獲得が、確実になるわけではありません。
それでも、他の応募者との差別化を図るためにE資格の取得が効果的なケースがあるでしょう。
現在、機械学習やディープラーニングは注目されていますが、まだE資格を取得している人はあまり多くありません。
これらの分野に関する市場規模は拡大しており、開発案件は増えているのです。
市場規模の拡大により、人材も不足しています。
以上のようなことから、E資格を取得しているエンジニアの市場価値は高まっていると考えられます。
機械学習やディープラーニングを活用した案件に取り組みたいならば、E資格を取得して損はないでしょう。
エンジニアとしてスキルアップが可能になる
E資格を取得することでエンジニアとしてのスキルアップにつながります。
例えば、普段の仕事の中でディープラーニングの知識を活用していたとしても、理解が曖昧な部分はあるものです。
そこで、E資格の取得を目指すことで、機械学習やディープラーニングについての理解を深められます。
これまで触れてこなかった知識や技術を学ぶ機会を与えてくれるのです。
知識や技術の幅を広げることができれば、普段のエンジニアとしての仕事に活かすことができます。
E資格には応用数学や機械学習、深層学習など幅広い分野からの出題があります。
それぞれの分野について高度な内容の知識が問われるのです。
エンジニアとして、今よりもスキルアップするために適した問題に触れられます。
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E資格受検時の注意点
E資格を受験する際の注意点を紹介します。
取得する費用が高めである
E資格を取得するためには高額な費用がかかる点に注意しましょう。
まず、JDLA認定プログラムを受講するために費用がかかります。
JDLA認定プログラムにはたくさんの種類があり、それぞれ受講料が異なっています。
10万円前後のものも多いです。
プログラムの受講は、E資格を受験するための必須条件とされているため、受講料は必ず発生する費用になります。
さらに、E資格を受験するための費用もかかります。
受験料は一般が税込33,000円、学生が税込22,000円、会員が税込27,500円となっています。
JDLA認定プログラムの受講が必要になる
E資格を受験するためには事前にJDLA認定プログラムを受講しなければいけません。
それぞれのプログラムごとに期間や料金などは異なっています。
プログラム形態は対面とオンラインがあります。
それぞれのプログラムでは説明会を開催しているため、事前に参加して情報を集めると良いでしょう。
参加するために前提知識を求められるプログラムもあれば、知識不要で基礎から解説してくれるプログラムもあります。
受講の手間を省きたいならば、オンラインで受講できるプログラムを選ぶとよいでしょう。
受講するオンラインプログラムによっては、好きな時間に受講することができ、内容を何度でも見直すことが可能です。
また、オンラインの方が費用は安い傾向にあります。
ただし、オンラインでは質問をするのに手間がかかり、細かなフィードバックをもらいにくいということも起こり得ます。
自宅の近くで受講できるならば、対面も選択肢に入れると良いでしょう。
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E資格の将来性
E資格は果たして将来性が高いのか解説します。
IT人材としてアピールすることができる
E資格を取得することでIT人材としてのスキルや知識をアピールできます。
E資格を取得するだけでも、案件獲得の際にアピールポイントの1つになります。
2022年の8月に問題形式が大きく改定されたことにより、より詳しい知識が必要になり、実践的な問題が多くなっています。
IT人材として高度なスキルや知識を持っていることをE資格で証明できるので、E資格を取得して、高単価の案件を獲得することに繋がるかもしれません。
今後の将来性も見込める分野の資格のため、E資格の取得は今後も高い価値を維持するでしょう。
AIや機械学習など、近年伸びている分野での活躍が見込める
現在、AIや機械学習の市場が急速に伸びています。
そして、E資格はAI人材を育成することを目的とした資格です。
E資格を取得しておけば、これから伸びていくAI分野での活躍が見込めます。
将来性の高い分野について、基礎から応用まで幅広い知識やスキルを得られるのがE資格です。
これからの時代は、E資格が役に立つ場面は増えていくとも考えられます。
AI分野は独学するのが難しいとされています。
そのため、E資格はAIなどの知識を基礎から実装レベルまで学ぶのに、非常に効果的といえるでしょう。
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AIや機械学習市場が伸びており、注目を集めています。
その中でE資格の取得は大きな価値があるのです。
E資格の取得によって専門知識を深く学ぶことで、エンジニアとしてスキルアップを果たし、案件獲得でも有利になる可能性があります。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。