バックエンドエンジニアにおすすめの資格6選!必要なスキルも解説
昨今、CCNAやPHP技術者認定試験、Python3エンジニア認定基礎試験などエンジニアに関連するさまざまな資格制度が設けられています。
バックエンドエンジニアとして、キャリアアップを目指す上で資格は必要なのでしょうか?
今回の記事では、バックエンドエンジニアにおすすめの資格やバックエンドエンジニアの基礎概要、バックエンドエンジニアが資格を取得するメリット、フリーランス向けの案件について解説します。
バックエンドエンジニアとしてさらに活躍したい人 や、フリーランスとして独立を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
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バックエンドエンジニアにおすすめの資格6選
ここでは、バックエンドエンジニアとしてさらにキャリアアップするのに役立つ資格を紹介します。
CCNA
CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、ネットワーク機器の開発で有名なシスコシステムズ社が設ける認定制度です。
ネットワークの基礎やIPサービスだけでなく、セキュリティの基礎、自動化・プログラマビリティなどの知識が試験で問われます。
これらの試験は入門レベルの位置づけなので、認定資格を取得することでネットワークに関して標準的なスキルを持っていることを証明することができます。
※参考:Cisco CCNA - Training & Certificationsページ(2023年10月時点情報)
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験とは、PHP技術者認定機構が運営する認定制度です。
この資格試験に合格することで、オープンソースのプログラミング言語の一つ、PHPに関連したスキルを証明できます。
PHP技術者認定試験は、PHP8初級試験やPHP7初級試験、PHP5上級試験/準上級試験などのレベルに分かれています。
PHPを使ってバックエンドエンジニアとして活躍したい人におすすめの資格です。
※参考:PHP技術者認定機構 試験概要ページ(2023年10月時点情報)
Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定基礎試験とは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する試験制度です。
経済産業省が定めたガイドラインにも掲載されており、プログラミング言語の一つPythonの知識を持っていることを証明できます。
Pythonはアプリケーション開発やシステム管理など幅広く使用されるプログラミング言語なので、バックエンドエンジニアを目指している人にも役立ちます。
認定テキストや公式問題集なども販売されているので、自分のレベルにあったテキストを選ぶことが大切でしょう。
※参考:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 基礎試験ページ(2023年10月時点情報)
システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験とは、独立行政法人情報処理推進機構が運営する試験制度のことです。
情報システムの要件をもとに、アーキテクチャを設計できるスキルがあることを証明できます。
システム開発の上流工程を主導する立場を目指している人におすすめの資格です。
バックエンドエンジニアを目指す人でも上流工程に関するスキルを証明できれば、仕事の幅が広がり、転職等で成功しやすくなるかもしれません。
※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 システムアーキテクト試験(2023年10月時点情報)
Linux技術者認定資格
Linux技術者認定資格とは、オープンテクノロジー技術者認定機関であるLPI-Japanが実施する認定制度です。
試験に合格することで、システム構築や運用管理に必要となるスキルを証明できます。
同試験は「LinuCシステムアーキテクト」「LinuCレベル3」「LinuCレベル2」「LinuCレベル1」の4つのレベルに分かれています。
それぞれの試験に合格することで、幅広い分野の知識を網羅していることをアピールできるでしょう。
※参考:LPI-Japan Linux技術者認定 LinuC(リナック)とは(2023年10月時点情報)
データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験とは、IPA独立行政法人情報処理推進機構が実施する認定試験です。
データベーススペシャリスト試験に合格することで、膨大なデータ群を管理・分析できる力を証明することができます。
データベーススペシャリスト試験は、レベル4に位置づけられる国家試験なので難易度は高いですが、合格できれば自身の市場価値を高めることが可能でしょう。
※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 データベーススペシャリスト試験(2023年10月時点情報)
関連記事:バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)とは?年収・スキルや資格、メリット・デメリット |
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【あらためて確認】バックエンドエンジニアとは?キャリアアップに必要なスキルも解説
ここまでバックエンドエンジニアに役立つ資格を紹介しました。
しかし、中にはバックエンドエンジニアについて理解しきれていないという人もいるのではないでしょうか。
ここでは、バックエンドエンジニアの基礎概要についてご紹介します。
似ているエンジニア職種との違い
バックエンドエンジニアと似ている他のエンジニア職種との違いを確認しましょう。
サーバーサイドエンジニアとの違い
バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアとの違いは、対応する領域です。
両者ともクライアントから見えない部分を担当する職種です。
しかし、サーバーサイドエンジニアの方がより幅広い範囲を担当します。
バックエンドエンジニアは、主にWebサイトのサーバーなどのシステム開発を担う職種です。
インフラエンジニアとの違い
バックエンドエンジニアとインフラエンジニアとの違いは、業務で扱う対象です。
インフラエンジニアはバックエンドで使われるサーバーを扱うのに対し、バックエンドエンジニアはバックエンドプログラムの開発業務がメインになります。
ただ、どちらもサーバーに関わることがある点では共通しています。
キャリアアップに必要なスキル
バックエンドエンジニアとして、スペシャリストを目指す場合、どのようなスキルを身につければ良いのでしょうか?
サーバーに関する高度な知識・スキル
バックエンドエンジニアとして専門性を高めるには、サーバーに関する高度な知識・スキルを身につけることが大切です。
先述したように、バックエンドエンジニアはサーバーに携わります。
レスポンスの良いシステムなどを作るには、サーバーに関する高度な知識が必要です。
チームでの豊富な開発経験
チームでの豊富な開発経験も、バックエンドエンジニアとしてキャリアアップを目指す上で欠かせません。
チームをまとめる力を身につけることで、チームリーダーやテクニカルリードなどとして活躍することができるでしょう。
チームとのやり取りを通してコミュニケーションスキルが強化されれば、フロントエンドとバックエンドを担当するフルスタックエンジニアを目指しやすくなるかもしれません。
特定の言語における数年の実務経験
特定の言語に強みを持っている人は、バックエンドエンジニアとしての市場価値が高くなる可能性があります。
例えば、バックエンドエンジニアが扱うプログラミング言語には、PHP、Java、Pythonなどさまざまな言語が挙げられます。
資格の取得は、これらのプログラミング言語に精通していることを証明できます。
使用経験のあるプログラミング言語の関連資格を取得してみましょう。
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Webエンジニアに資格はいらない?資格を取得する3つのメリット
「Webエンジニアに資格はいらない」という声も見受けられますが、資格を取得することでさまざまなメリットを得られます。
ここでは、そのメリットについて詳しく確認していきます。
知識・スキルを客観的に証明できる
知識・スキルを客観的に証明できる点は、資格を取得するメリットでしょう。
1級や2級などのレベルに分かれている資格であれば、自分の知識や技術の範囲のレベル感を客観的に認識しやすいです。
さらに、知識やスキルを証明することができるので、転職などの際にも企業側にアピールしやすくなります。
普段の業務に関する理解が深まる
資格を取得するメリットとして普段の業務に関する理解が深まることが挙げられます。
試験の種類や経験にもよりますが、資格を取得するにはある程度勉強しなくてはいけません。
そうすることで、新たな知識を身につけられるだけでなく、既に知っている事柄に関しても認識をアップデートできます。
昇給や手当につながるケースもある
資格を取得することで昇給や手当につながるケースもあります。
企業によっては資格手当制度を設けているところがあり、資格取得に応じて手当を受け取れます。
また、資格取得することで、スキルや知識を客観的に証明できるため、企業からの評価も受けやすくなるでしょう。
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単価が高いフリーランス向けの案件も多い
IT人材であるバックエンドエンジニアはニーズが高いと言われている職種のひとつです。
そのため、フリーランスとして活動しているバックエンドエンジニア向けの案件は多く、実績やスキル等を証明できれば、単価が高い案件を獲得しやすくなります。
資格を取得しておけば、クライアントからの信頼を得やすくなり、こういった案件を担当することも可能です。
そのため、フリーランスとして年収アップを目指したい人は、資格を取得してみると良いかもしれません。
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今回の記事では、バックエンドエンジニアにおすすめの資格やバックエンドエンジニアの基礎概要、バックエンドエンジニアが資格を取得するメリット、フリーランス向けの案件について解説しました。
資格は就職・転職などの際に役立つだけでなく、クライアントから案件を獲得しやすくなるため、フリーランスにとっても重要なものです。
フリーランスとして独立を考えている人は、こういった資格を取得して、自分のスキルを客観的に証明できるように準備しておきましょう。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。