データベースエンジニアがフリーランスになるには?副業でも可能?
「データベースエンジニアにフリーランスとしての需要はあるのか」
「フリーランスのデータベースエンジニアは、どのようなはたらき方をするのか」
データベースエンジニアとしてはたらく方のなかには、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
本記事は、フリーランスのデータベースエンジニアの需要や副業の可否、業務内容、市場価値を高める方法、案件の獲得方法について解説します。
データベースエンジニアとしてフリーランスではたらくことを検討している方は、参考にしてみてください。
HiPro Tech 会員のみ公開案件も多数。
フリーランスのデータベースエンジニアの需要は?
データベースエンジニアの需要は、現在急激に上がっているわけではありません。
しかし、データベースエンジニアの需要が今後下がるとは考えにくいでしょう。
近年、ビッグデータが注目され、購買活動や行動などに関する膨大なデータの収集や分析のニーズが高まっています。
そのため、データベースの運用・管理を行うデータベースエンジニアは、重要な役割を担うことになります。
また、IT業界で扱うシステムやプロダクトに関しても、大量のデータ処理を要することが今後も増えていくと考えられます。
ビッグデータを活用した新規のサービスを考案する企業も多い点も、需要の高まる理由として考えられるでしょう。
関連記事:データベースエンジニアがやめとけと言われる5つの理由は?将来性や資格を紹介 |
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副業でフリーランスのデータベースエンジニアとして活躍できる?
フリーランスではたらきたい方の中には、副業としてはたらくことは可能なのか気になる方もいるのではないでしょうか。
本業が週5日または週4日程度の活動と考えると、週に2〜3日など活動日数の少ない案件を獲得できれば、副業としても活躍できる可能性があります。
実際、IT・テクノロジー領域特化型エージェント「HiPro Tech」の求人情報では、2024年12月時点でデータベースエンジニアの週3日以内の求人は、90件以上あります。
このような点からも、フリーランスのデータベースエンジニアには少ない活働日数の求人も存在することがわかります。
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【案件例も交えて解説】フリーランスのデータベースエンジニアの業務内容
フリーランスのデータベースエンジニアは実際にはどのような仕事をしているのか、業務内容について紹介します。
データベースの設計と開発
データベースエンジニアは、クライアントの要件に基づいて、最適なデータベース構造を設計し、開発を行います。
例えば、実際のフリーランス向け案件として、半導体商社にて、製造実績と生産計画のデータを連携し、工場の生産性を上げるシステムの開発支援が挙げられます。
この案件では、現在整理している要件をもとに、DBリファクタリングなど各機能要件の整理を行います。
一般的に、データベースの設計と開発では、MySQLなどのデータベース管理システムを使用しますが、データに矛盾が生まれないようにするため、データ間の関係性を定義し、データモデリングを行うことが重要です。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」【DBエンジニア/フルリモート】スマート工場を実現するための自社パッケージシステム刷新PJ)(2024年12月時点)
既存のデータベースのパフォーマンスを分析、最適化
すでに構築されたデータベースの最適化を行うことも、データベースエンジニアの業務の一つです。
パフォーマンスを分析し、応答速度に課題はないかなどを確認し、データの抽出や処理を効率的に行うためにチューニングを行います。
実際のフリーランス向け案件例として、物流業の支援をしているIT企業の、クライアントのDX推進が挙げられます。
この案件では、Accessを使ったデータ管理やデータ活用を行います。
社内で業務ごとに集積され、活用されているAccessのデータを、より活用しやすいように最適化します。
一般的な手段として、不必要なデータを読み込まず、必要なデータのみを効率的に読み込むようSQLクエリを見直したり、実行計画を分析したり、インデックスを設定したりするなどのアプローチがあります。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」【Access】物流×IT企業でのデータ活用<上流工程から対応>参画2週間は大垣市出社/費用企業負担(※現在は募集終了しています)
データベースの運用や保守
データベースエンジニアには、データベースが継続して使えるように運用や保守を行う業務もあります。
実際のフリーランス向け案件例として、地方自治体や企業向けのSaaSの運用や保守が挙げられます。
この案件では、データの更新、抽出や削除、オブジェクト管理を行いながら稼働を監視、問い合わせ対応を行います。
また、メンテナンスの内容や稼働状況を月次報告書や四半期稼働レポートで記録に残します。
その他にも、運用や保守の一般的な業務として、データベースへのアクセス権限の管理、データのバックアップおよびリカバリ、セキュリティ対策などがあります。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」【DBエンジニア/フルリモート】DBエンジニア】toB向けSaaS運用・保守案件@常駐2月~(2024年12月時点)
データ移行やシステムの統合
これまで複数のデータベースで管理していたものを一元化するため、データベースの移行が必要になるケースがあります。
新しいシステムに移行する場合や、システムを統合する場合のデータ移行もデータベースエンジニアが行います。
具体的な案件例として、老舗鉄鋼メーカーにおける新規データ基盤へのデータ移行プロジェクトが挙げられます。
この案件では、データの一元化やデータ活用のため、Snowflakeへデータ移行を行います。
ユーザー側のエンジニアとしてベンダーと折衝しながらプロジェクトを進めます。
一般的にデータ移行の際には、データが移行先のシステムで適切に使える形になっているか、データの妥当性、整合性、重複がないかなどを確認し、必要に応じてデータクレンジングを行います。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」【Snowflake/製造業/事業会社】新規データ基盤へのデータ移行SE(2024年12月時点。現在は募集を終了しています。)
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フリーランスのデータベースエンジニアとして市場価値を高めるには?
即戦力が求められるフリーランスエンジニアは、スキルによって獲得できる案件の幅が変わってきます。
ここでは、フリーランスのデータベースエンジニアが市場価値を高める方法を紹介します。
データベースに関連する最新技術を学ぶ
フリーランスのデータベースエンジニアが市場価値を高めるためには、データベースに関連する最新技術を学ぶことが重要です。
新しい技術を活用したデータベース関連の情報を積極的に収集し、実務に活かすことで業務範囲の幅を広げられる可能性があります。
また、AIとデータベースを上手く活用する点も重要な視点です。
データベースをAIによって分析する手法は、今後さらに多く使われていくと考えられます。
そのため、AIの活用方法など最新技術に精通しておくと、企業規模や業種問わず案件を獲得しやすくなるでしょう。
フリーランスとしての活躍の場を増やすためにも、クラウドデータベース、ビッグデータ分析、AIなどの最新技術について積極的に学習するのが良いでしょう。
データベーススペシャリストなどデータベースに関連する資格を取得する
フリーランスのデータベースエンジニアとして市場価値を高めるためには、データベースに関連する資格を取得することも有効です。
例えば、データベース領域の知識を証明できる資格として、IPAが実施しているデータベーススペシャリスト試験があります。
データベーススペシャリストを取得すると、データベースの設計、開発、管理、運用、セキュリティなどのスキルを示すことができます。
その他のデータベースエンジニアに役立つ資格について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:【SQL資格まとめ】資格取得時に注意するべきポイントと各資格の難易度を紹介 |
対応できる領域を広げておく
データベースエンジニアに関連する領域を学び、対応できる領域を広げておくことも市場価値を高めるのに役立ちます。
データベースエンジニアがまず学習しておきたいのは、インフラ領域やセキュリティ領域などです。
インフラ領域のなかでも、特にクラウドに関する知識は重要です。
クラウドプラットフォーム上でデータベースを運用するスキルを学んでおくと良いでしょう。
アクセス権の付与、データの暗号化などセキュリティについてもスキルを持っておくと高い評価を得られる可能性があります。
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フリーランスのデータベースエンジニアが案件獲得するために必要な準備
フリーランスのデータベースエンジニアが案件獲得するためには、どのような準備をすれば良いのかを紹介します。
ポートフォリオを準備する
自身の実績やスキルをまとめたポートフォリオを作ることは、フリーランスの案件獲得に有効です。
フリーランス向けの案件では、即戦力が求められるため、案件と求められるスキルがどれだけマッチしているかが重要です。
そのため、自分がどのようなことができるかを具体的に伝えられるポートフォリオは準備しておくと良いでしょう。
また、これから獲得したい案件で使用されている言語を使ってポートフォリオを作成しておくと、案件を獲得できる確率を上がる可能性があります。
SNSを活用し、情報発信する
フリーランスのデータベースエンジニアとして案件を獲得するためには、SNSを活用するという方法もあります。
エンジニアの案件獲得のためには、ビジネスに特化したSNSであるLinkedinの他に、短文での発信が可能でリコメンド機能で類似する志向のユーザーとつながりやすいX(旧Twitter)なども使いやすいでしょう。
エンジニアとしての情報発信の質が、知識や経験の裏付けとなり、案件獲得につながることもあるため、内容を吟味して発信することをおすすめします。
専門家として見られるために、特に需要の高いデータベースやAIに関するトピックに絞って情報を発信すると良いでしょう。
フリーランス向けのプラットフォームに登録する
フリーランスのデータベースエンジニアが案件を得る方法として、フリーランス向けプラットフォームに登録する方法もあります。
フリーランス向けプラットフォームは、さまざまなタイプのものがあり、フリーランスが案件を獲得できるような機能を備えていることも多いです。
プラットフォームの例 | 特徴 |
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クラウドソーシング型 | 発注者が提示した案件に受注者が応募し、インターネット上で仕事の受発注が完結する。 |
エージェント型 | エージェントが営業で取得した案件をエンジニアに紹介する。 |
コミュニティ型 | フリーランスが集まり、お互いに仕事の紹介ができる。 |
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フリーランスの案件を獲得するなら「HiPro Tech」
本記事では、フリーランスのデータベースエンジニアの需要、副業の可否、業務内容、市場価値を高める方法、フリーランス向けの案件を獲得する方法について解説しました。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiProTech」では、データベースエンジニアの案件を多数保有しています。
フリーランスのエンジニアとしてはたらくことを検討している方は、ぜひサービスの無料登録をお試しください。
記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。