フリーランスのSEの年収はいくら?年収アップのポイントも解説!
フリーランスのSEとして活動したい人が気になるのは、年収や報酬に関する情報ではないでしょうか。
また、フリーランスとして働くなら案件の報酬単価は重要であるため、しっかり相場を知っておきたいところです。
本記事では報酬に関係する要素や、フリーランスのSEが報酬アップのために知っておくべきポイントについて紹介します。
HiPro Tech 会員のみ公開案件も多数。
フリーランスのSEの年収
フリーランスのSEの仕事内容は、システムの要件定義や仕様の策定などの上流工程が主です。
案件によっては、プログラミングやテストなどの工程も担当します。
フリーランスのSEの仕事内容についての詳しく知りたい方は「気になるシステムエンジニアの年収は?平均・年代別に年収を紹介!」の過去記事を参考にしてみてください。
フリーランスSEの年収は、会社勤務SEの2倍も可能
フリーランスのSEの案件は、案件の規模や難易度、果たすべき役割、年代などによって単価に幅があります。
しかし、企業勤めの場合よりも報酬が高くなることも多いようです。
IPA(情報処理推進機構)の「IT白書2016」では「同じ業務内容であれば、会社員に比べ報酬は高い。
約2倍程度である例も少なくない」として紹介しています。
参考:IPA独立行政法人情報処理推進機構「IT人材白書2016」
一般的な企業勤めのSEの年収は「400~600万円」
転職サービス「doda」調べによると、正社員のSE/プログラマの平均年収は404万円です。
システム開発の上流工程を主に担当するSEは、プログラマよりも年収が高い傾向にあるため、SEの実際の年収はもう少し高めです。
また、システム開発/運用のエンジニアで467万円、IT戦略・システム企画のエンジニアで576万円と、SEに業務範囲が近い職種の年収はSE/プログラマの平均年収よりも高めになっています。
このことから、一般的な企業勤めのSEの年収は400〜600万円と考えられるでしょう。
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常駐と在宅でSEの年収に違いはあるのか
フリーランスとして働く場合、常駐か在宅かは気になるところでしょう。
ここでは、常駐と在宅の案件で、SEの報酬に違いはあるのか詳しく見ていきましょう。
常駐と在宅での年収の違い
SEの案件では、一般的に上流工程を担当するエンジニアの方が、報酬が高くなる傾向にあります。
これまで在宅ワークが可能な案件は、単発の開発案件(下流工程)が多い傾向にあり、常駐案件に比べると報酬の相場は低めでした。
常駐案件は本社のシステム開発部門などでの勤務が多いため、本社の多い都市部で多く見られ、地方では少ないといった地域差があります。
一方で、Webサービスを開発する案件では、在宅で稼働できる案件も数多くあります。
Webサービスは自社で開発している場合も多く、その場合には報酬も高くなりやすい傾向にあります。
年収以外にも地域やワークライフバランスで検討すべき
フリーランスとして働く場合、報酬も大事な要素です。
しかし、勤務地やワークライフバランスを重視するという人もいます。
働き方はそれぞれであるため、自身の希望や状況を踏まえて検討すると良いでしょう。
コロナ禍でリモートワークが普及したため、在宅可能な案件も非常に増えています。
遠方からでもリモート可能な案件(上流工程の案件を含む)もあるため、一度探してみると良いでしょう。
「HiPro Tech」で保有している案件のうち80%がリモート可能であるため、リモート勤務を希望するのであれば、ぜひ活用してみてください。(2022年8月時点)
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フリーランスのSEになるには
フリーランスのSEになるためには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか。
一般的な流れについて解説します。
会社員を経験してから独立する
フリーランスとして活躍している人の多くは、会社員を経験してから独立しています。
会社勤めのSEでは、会社によって業務範囲や案件の種類が違うものです。
プロジェクトの規模、人数、クライアントの業界、任される役割などについて、さまざまに経験しておくと業務の引き出しが多くなります。
このため、将来的にフリーランスとして独立したいなら、会社員であっても、多くの案件やポジションを経験している方が望ましいです。
対応できる業務の幅を広げる
SEの業務はシステム開発全般に及ぶため、要件定義や基本設計などの上流工程から、プログラミングやテストなどの下流工程、またプロジェクト全体のマネジメントなど幅広いです。
これらを一通り経験し、一人前と言える経験を積むだけでも3~5年程度はかかるでしょう。
また、業務に関連する資格の学習や取得にもある程度の時間が必要です。
特に、プロジェクトのリーダーやマネージャーなどの管理職になるまでは、5年以上かかる場合がほとんどです。
会社員として経験できる業務や案件が制限される場合、業務と関係のないスキル分野を広げたい場合には、副業で別ジャンルの案件を経験するのも良いでしょう。
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フリーランスエンジニアの年収に関係する要素
フリーランスのエンジニアの報酬にはどのような要素が関係しているのでしょうか。
主な要素を知っておくと、単価の高い案件も探しやすく、スキルアップの方向性も考えやすくなります。
年齢・スキル
エンジニア職は、年齢が上がると収入も上がる傾向にあります。
年齢が上がれば自動的に収入が増えるわけではありませんが、スキルや経験、実績が増えることで、報酬の高い案件を依頼されることが増えます。
また、上流工程や一部のプログラミング言語、AIやデータ分析など、需要のあるスキルがあれば報酬も高くなるでしょう。
SE/プログラマの年収【年代別】
20代 | 30代 | 40代 | 50代~ |
354万円 | 477万円 | 547万円 | 587万円 |
クライアントの業界や会社規模
システム開発・運用などの案件は、クライアントの業界によって難易度や規模に違いがあります。
例えば、金融・保険などの業界では、システムの規模も大きく、セキュリティ上の注意点や法律上の遵守事項なども多めです。
また、業界を問わず会社規模が大きいほど、システム設計に知識や経験が求められる傾向にあります。
こうした案件では担当できるエンジニアが限られるため、報酬も高くなります。
英語ができる、リーダー経験があるなどの付加価値
エンジニア自身に、ITスキル以外の付加価値がある場合も報酬アップにつながります。
例えば、英語力がある、リーダー経験がある、プロジェクトマネジメントができる、といったスキルがあればプロジェクトの管理職などのポジションを任されやすく、職務に応じた報酬アップが期待できるでしょう。
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フリーランスとしてSEの案件を獲得する方法
フリーランスのSEを目指す人、実際に独立した人が不安や難しさを感じるのは、やはりSEの案件の獲得方法です。
代表的な案件の獲得方法について解説します。
自分で営業をする
クラウドソーシングや、企業サイトなどで募集されているフリーランス向けの案件に対して応募します。
SNSなどで、気になる企業に自ら営業を行うことも可能です。
自分で営業する場合、条件交渉や契約のスキルが必須になります。
また、すでにプロジェクトに参画している場合などは、新規の案件獲得のために時間を割けないことも多いです。
このため、プロジェクト終了後に仕事のない期間ができてしまうことが多いため注意しましょう。
知人に紹介してもらう
友人や転職した同僚、異業種交流会で知り合った人など、知人を通して案件を紹介してもらえることもあります。
知人からの紹介の場合、コミュニケーションが円滑で、条件やスキルのミスマッチも比較的少ないといったメリットがあります。
しかし、案件を紹介してくれるような知人がいない場合も多く、案件を紹介してもらったとしても続けて紹介案件が来ることは少ないため、紹介に頼りきるのは避けた方がよいでしょう。
エージェントを利用する
エージェントの利用は、フリーランスの案件獲得に適した方法です。
自身の情報を登録しておけば、エージェントがスキルや条件に合った案件を紹介してくれるため、自分で営業を行わずとも多くの案件を見つけやすくなります。
クライアントとの間にエージェントが入るため、契約上のトラブルも少なく、プロジェクトが終わるころに新しい案件についての情報が得られ、空白期間ができにくいこともメリットです。
何より、多くの案件の中から希望に合う仕事を選ぶことができます。
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年収を高めたいフリーランスのSEは「HiPro Tech」を利用しよう
フリーランスのSEは、企業勤めのSEよりも高い報酬を期待できます。
また、常駐だけでなく在宅可能なリモート案件もあるため、報酬だけでなく地域やワークライフバランスを考えながら働くことも可能です。
しかし、フリーランスのSEにとって継続的な案件獲得は大きな課題です。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、案件獲得のためにさまざまなサポートを行っています。
また、システムの設計から保守・運用まで幅広く案件を保有しているため、自身の希望に合った案件を獲得することが可能です。
企業と直接契約できるため、高単価な案件や中・長期の案件も獲得することができます。
登録料は無料であるため、自身の希望に合う案件を見つけたいという人は、ぜひ登録してください。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。