アプリケーションエンジニアとは?仕事内容・スキル・年収・やりがいを紹介!
今回の記事では、アプリケーションエンジニアについて解説します。
インターネットやスマートフォンの普及に伴い、Webアプリケーションを使う人は増えているため、アプリケーションエンジニアは非常に求められる人材です。
興味がある人は、最後までご覧ください。(記載内容は2021年12月時点の情報です)
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アプリケーションエンジニアとは?
アプリケーションエンジニアとは、プログラムを書いてITシステムやアプリケーションを開発するエンジニアです。
アプリケーションエンジニアは四つに分類できる
アプリケーションエンジニアが開発を担当するアプリケーションは主に以下三点です。
- 業務系アプリケーション開発
- WEBアプリケーション開発
- スマートフォン向けアプリケーション開発
また、開発だけにとどまらず、運用保守をする場合もあるため、
- 各アプリケーションの運用保守
合計で四点のポジションがあると言えます。
業務系アプリケーション開発
業務系アプリケーションとは、企業が日々の業務で利用するアプリケーションです。
作業効率化や顧客の情報管理などを行うために導入されることが多いです。
基幹となるシステムであるため、セキュリティの対応や品質管理テストなど、様々な業務が発生する可能性が高いです。
PMやPMOといったマネジメントに就くと、クライアントから要望を聞き出すようなシーンもあるでしょう。
WEBアプリケーション開発
WEBアプリケーションは、インターネット上で公開されており、PCなどにダウンロードせずにWEBブラウザ上で使用することができるアプリケーションです。
私たちが日常生活で使用するWEBサイトなどがこれに当たり、ログインするだけで誰でも利用できるなど、広く公開されていることが多いです。
業務系アプリケーションの開発とは異なり、一般消費者向けのアプリケーション開発が中心です。
スマートフォン向けアプリケーション開発
スマートフォン向けアプリケーションは、名前の通りスマートフォンにアプリケーションをインストールして利用することが可能です。
開発するアプリケーションの種類によって利用する言語なども異なるため、どれが自分に合うのか選定して学ぶことが大切です。
各アプリケーションの運用保守
アプリケーションエンジニアの中には、開発だけではなく、運用保守のポジションに就くこともあります。
その場合には、発生するエラーや急な障害トラブルに対応します。
アプリケーションは急な障害が起こる可能性があるため、運用保守は重要なポジションです。
システムログの管理や、データベースの確認、構築などが、主な仕事内容になります。
アプリケーションエンジニアのやりがいとは?
アプリケーションエンジニアのやりがいの一つに、自分が希望するサービスを形にできることが挙げられます。
アプリケーションを使い、事業を拡大したいと考えている企業は多いです。
クライアントの希望や要望を形にできるのは、アプリケーションエンジニアの大きなやりがいと言えます。
また、新規事業を立ち上げる際に新たなアプリケーション開発を行うことや、自社の業務効率化のために業務アプリケーションを刷新する業務なども、アプリケーションエンジニアであれば関わることができます。
つまり、アプリケーションエンジニアが関わる領域はとても広く、さまざま分野の業務ができるというやりがいもあります。
WEBアプリケーションやスマートフォン向けアプリケーションなど、リリースしたサービスが多くの人に利用されることもやりがいです。
スマートフォンゲームや写真共有サービスなど、開発したアプリケーションが世界的に人気になることもあります。
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アプリケーションエンジニアの仕事内容
アプリケーションエンジニアの仕事は、アプリケーション開発を担当することです。
もちろん、スキルや経験、企業からオーダーされる内容によって担当する業務は異なりますが、アプリケーションの開発をメインのミッションとしています。
アプリケーションは以下の工程で開発されます。
- 企画
- 要件定義
- 設計
- 開発、製造
- テスト
- 運用
- 保守
全ての工程を請け負えるような技術を習得すれば、アプリケーションエンジニアとしては、スキルが高いと一般的には言われています。
アプリケーションエンジニアのキャリアは、テスト・運用・開発・製造などの工程を担当することからスタートすることが多いです。
キャリアアップをしていくなかで、設計や要件定義、企画などの上流工程を担当していくようになります。
業務内容は幅広いため、アプリケーションエンジニアとして活躍することを目指すのであれば、かなり努力する必要があると言えます。
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アプリケーションエンジニアの平均年収とスキル
平均年収
転職サービス「doda」の調べによると、アプリケーションエンジニアの平均年収は、440.4万円で、エンジニアの中では、平均的な水準とされています。
年収の分布は300万~600万円未満が68%と集中しており、600万円以上の割合は17%です。
※参考:転職サービス「doda」 アプリケーションエンジニア
求められているスキル
求められるスキルは、開発を担当するアプリケーションによって異なります。
例えば、業務系アプリケーションを開発するのであれば、JavaやC言語などのスキルが求められ、WEB系アプリケーション開発あれば、RubyやPHP、JavaScriptなどの言語スキルが必要です。
スマートフォン向けアプリケーションを開発するのであれば、SwiftやObjective-C、Kotlinなどの言語を扱う必要があります。
それぞれで開発に必要な言語は異なるため、自身が開発に携わりたいアプリケーションには、どの言語が必要になるかを確認しておきましょう。
そして、それに沿った言語スキルを習得することをおすすめします。
歓迎スキル
アプリケーションエンジニアとして必須ではないものの、あると活躍しやすいスキルがあります。
まずは、マネジメント能力です。
転職サービス「doda」の調べによると、プロジェクトマネージャーの平均年収は671万円です。
アプリケーションの開発のプロジェクトを進める上では、プロジェクトマネージャーの存在は必須です。
プロジェクトマネージャーになることができると、対応できる業務範囲も広がり、市場価値の高い人材になることができるでしょう。
その結果、収入を上げることができる可能性もあります。
※参考:転職サービス「doda」 「平均年収ランキング2021」
他にも、最新の情報を積極的にインプットすることが必要です。
日々新しい技術が更新されているため、アプリケーションエンジニアとして情報をインプットしていく姿勢は必須です。
例えば、新しいフレームワークがリリースされた場合には、いち早くその情報をキャッチアップするなど、情報をもとに自分の業務に活かしていくことが重要でしょう。
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アプリケーションエンジニアにおすすめの資格とは?
アプリケーションエンジニアに、取得をおすすめする資格を紹介します。
アプリケーションエンジニアにとって資格取得は必須なわけではありません。
一方で、スキルを客観的に証明することにつながり、転職時やフリーランスとして案件獲得時などに、役立つことがあるため、取得するエンジニアが多いです。(2021年12月時点)
基本情報技術者試験
信頼性や生産性が高いアプリケーション開発を行うことができるスキルを有していることを示すことができます。
また、課題に対して情報技術を活用した戦略立案にも関われる知識を持っていることの証明にもなります。
アプリケーションエンジニアとしての技術力を示すための資格としては非常に有名で、国家資格でもあるため、習得しておくべき資格だと言えるでしょう。
※参考:IPA 独立行政法人情報処理推進機構 基本情報技術者試験
システムアーキテクト試験
国家資格であるシステムアーキテクト試験は、アプリケーション開発からマネジメントまで幅広い知識を身につけていることを示すことができます。
合格率は低く非常に難易度が高い資格になりますが、習得しておくとスキルの高さをアピールすることが可能です。
※参考:IPA 独立行政法人情報処理推進機構 システムアーキテクト試験
Android™技術者認定試験
Androidのアプリケーションを開発したいのであれば、Android™技術者認定試験を習得しておいても損はないでしょう。
世界的にも広く認知されている資格で、160カ国で試験が実施されています。
Androidのアプリケーション開発をするエンジニアを目指すのであれば、ぜひ習得を目指しましょう。
※参考:一般社団法人Open Embedded Software Foundation Android™技術者認定試験制度
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未経験からアプリケーションエンジニアになるためには?
ここでは、未経験からアプリケーションエンジニアになる方法を紹介していきます。
独学や専門学校でプログラミングスキルを習得する
独学や専門学校などでプログラミングを学びましょう。
アプリケーションエンジニアにとってプログラミングスキルは必須であるためです。
未経験者を採用している企業では入社してから研修でプログラミングを学べる場合もありますが、多くの企業は面接や面談などにおいてスキルを見て判断をしているため、プログラミングスキルの習得が必要と言えます。
学んだプログラミング技術を生かしてアプリケーションを自作してみる
習得したプログラミングスキルを生かして、実際に自作アプリを開発してみましょう。
どれだけプログラミングを学んでも、成果物が無ければ技術力をアピールすることは難しいです。
自分の実力を可視化させるためにも、アプリケーションを自作してみることをおすすめします。
基本情報技術者資格合格を目指して勉強を進める
アプリケーションを開発できるようになれば、ある程度のプログラミング技術が身についているといえます。
この状態であれば、技術力を客観的に証明するためにも基本情報技術者試験取得を目指すこともよいでしょう。
アプリケーションエンジニアの多くが習得している資格で、取得しておいて損はありません。
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アプリケーションエンジニアの需要や将来性
アプリケーションエンジニアという職種は、近年求められ需要が高いが、長い目で見てどのように需要が増えていくのかは気になるところです。
アプリケーションの未来は明るい
企業において、年々ITシステムの重要は高まっており、さらにスマートフォンの普及率も高まっています。
多くの企業が、業務を行うためのアプリケーションを求めることや、スマートフォンのアプリケーションも多くのシーンで活用されるようになってきています。
このため、アプリケーション自体の未来は明るく、それに伴いアプリケーションエンジニアも需要が高まる存在となるでしょう。
最新技術を常に習得することで市場価値を保つ
技術書をはじめとして、情報の収集は怠らない努力が必要です。
技術の進歩が早く、その情報をキャッチアップできないとアプリケーションエンジニアとしての市場価値が下がってしまう可能性があるためです。
情報収集や自分の能力の現状維持や向上に繋がるので、常に知識や技術のアップデートを図ることが求められます。
また、特定のアプリケーションについての開発スキルだけを究めるのではなく、複数のアプリ開発に携わることができるなど、業務の幅を増やすように努力すると、活躍の場所を広げられます。
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最後に
今回の記事では、アプリケーションエンジニアについて解説しました。
スキルフルなエンジニアとして、活躍をし続けたい場合には、フリーランスとして独立するという道もあります。
フリーランスとして活動するアプリケーションエンジニアにおすすめの「HiPro Tech」について紹介します。
当サービスはフリーランスITエンジニアの専門エージェントで、非常に多くの案件を取り扱っているのが特徴です。
スキルや経験、希望などに合わせた案件を獲得するサポートを行います。
アプリケーションエンジニアとして活躍の場を広げていきたいとお考えであれば、ぜひ一度無料登録をして、案件を探してみてはいかがでしょうか。
( 関連記事:【フリーランスエンジニア向け】言語別プログラミング案件の単価相場!案件獲得方法なども紹介 )
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。