AWS認定資格全12種類の難易度、資格を取るメリットや独学や講座などの勉強方法とは
エンジニアとしてスキルアップをしたい人の中には、資格を取得して実力を身に付けたいと考える人もいるのではないでしょうか。
特に、比較的実績が少ないエンジニアにとって、資格取得は自身のプログラミングスキルを証明する一つの有効な手段です。
AWS認定資格はレベルもさまざまで、体系的に知識を身に付けられるだけでなく、資格の知名度も高いため、エンジニア経験が浅い人などに適した資格です。
今回は、このAWS認定資格に関して詳しく紹介します。
(記載内容は、2021年4月時点の情報です。)
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AWS認定資格とは
AWS認定資格とは、AWSに含まれているクラウドサービスの取り扱いに長けていることを証明する資格です。
エンジニアとして包括的な知識を身に付けることができる上、AWSを利用する企業も増えてきてるため、AWS認定資格を取得することで、組織のクラウド管理のプロフェッショナルとしての活躍が期待できます。
※参考:AWS認定資格
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AWS認定資格を取るメリット
資格取得には、勉強の時間と費用がかかるため、ネガティブにとらえるエンジニアもいるでしょう。
しかし、以下のようなメリットがあるため、今後取得が活きるシーンがあると感じる場合は、取得をおすすめします。
スキルアップ・キャリアアップに繋がる
AWS認定資格は、全12種と非常に幅広く、データベースやセキュリティ、機械学習などさまざまな分野のエンジニアリングに関する知識を包括的に身に付けることができます。
このため、自身のスキルアップに繋がります。
エンジニアに有効な資格はさまざまありますが、AWS認定資格は多くの範囲に関して学習を進められるため、必要な知識を体系的に、そして広義的に知ることが出来るでしょう。
普段の業務でも、「ここは資格試験の勉強で学習した箇所だ」と発見があったり、業務効率が上がったりするでしょう。
転職や独立に有利になる
資格を取得することで、自身の所有しているスキルを定量的に示すことができるようになるため、転職やフリーランスなどへの独立の際に有利になることがあります。
特にAWSに関しては、世界中の企業が活用しているサービスになるため、AWS認定資格を持っていることでスキルが評価され、早期の案件獲得などに繋がる場合があります。
フリーランスの場合は、契約前に面談があることが多いですが、その際に職務経歴書、ポートフォリオを企業に送ります。
その際、資格を所有していることで、自分の技術力をアピールする材料になります。
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【全12種類】AWS認定試験は3つに分類される
AWS認定資格は、一つの資格ではありません。
専門性や、受験者のレベルに基づいて、全12種類に分かれています。
全12種類の資格は3種類のレベルと専門知識に大別することができ、レベル別の試験は基礎コース・アソシエイト・プロフェッショナルの3種類に分かれています。
ここでは、それぞれの認定資格の特徴を紹介します。
✔基礎コース
✔アソシエイト
✔プロフェッショナル
最後に、専門知識を問うものもあります。
基礎コース
まずは最も基本的な内容であるベーシックレベルの紹介です。
ベーシックレベルの試験は一つで、クラウドプラクティショナーというものです。
難易度は優しく、一定以上クラウドサービスの知識があれば、比較的簡単に取得ができる試験です。
クラウドプラクティショナー
クラウドプラクティショナーでは、基礎的なAWSの知識とスキルを身に付けていることが必要です。
具体的には、AWSクラウドとは何か、基本的なアーキテクチャを説明できるなどの力が求められます。
アソシエイト
アソシエイトレベルは、AWSを使った実務経験が一定期間ある人向けの資格です。
基礎コースよりは、一段階レベルの上がった内容です。
アソシエイトレベルの資格は、設計者向け、開発者向け、運用者向けでそれぞれ一つずつ存在します。
SysOpsアドミニストレーター
運用や管理担当者向けの資格が、SysOpsアドミニストレーターです。
セキュリティなどの観点に基づき、適切なAWSのサービスを選択するスキルが身につきます。
ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクトは、設計者向けの資格です。
効率良くアプリケーションを構築するための知識が求められます。
デベロッパー
デベロッパーは開発者向けの資格であり、AWS上でのアプリケーション開発を最も効率良く行うプロセスに関しての理解が求められます。
プロフェッショナル
プロフェッショナルレベルになると、一気に試験の難易度が上がり、合格には2年以上のAWS実務経験が必要であると言われています。
プロフェッショナルレベルの資格は、設計者と、運用・開発者向けの二つに分けられます。
ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクトは、設計者に適した資格です。
AWSでの複雑な多層アプリケーションの移行や、エンタープライズ規模のスケーラブルな運用を設計し、デプロイするスキルが求められます。
DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、運用・開発者向けの資格です。
運用プロセスを自動化するためのツールの設計、管理、維持といったスキルを証明できます。
また、DevOpsエンジニアとしてAWS環境の運用や管理などで2年以上の経験を持っている人が対象です。
専門知識
専門知識は、AWSにおけるさまざまな分野に特化した資格です。
特定の分野に対する深い知見が要求されます。
アドバンスドネットワーキング
アドバンストネットワーキングは、AWSのすべてのサービスで使用するネットワークアーキテクチャを設計および管理できることなどを証明する資格です。
学習の範囲が他のAWS認定資格に比べ広いので、実務経験が豊富でない人には難しく感じられるでしょう。
セキュリティ
AWS上のセキュリティについての資格であり、AWSにおけるデータ保護メカニズムについての理解や、データ暗号化メソッド、セキュリティの運用とリスクについての理解など、幅広いセキュリティ知識が必要です。
データベース
データベースは、AWSデータベースサービスの各主要機能を理解し、適切なデータベースソリューションを設計するための能力を持つことを証明する資格です。
データアナリティクス
データアナリティクスは、分析サービスの専門知識を証明する資格です。
この資格では、AWSデータ分析サービスについての理解や説明をする能力が求められます。
データを元に課題分析や解決策の立案など、幅広く深い洞察ができることを示します。
機械学習
開発あるいはデータサイエンスの業務を行っている人向けの資格です。
MLソリューションの実装に適したAWSのサービスを選択し、優れたMLソリューションを設計できることの証明に役立ちます。
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AWS認定資格の難易度と主な勉強方法
難易度
AWS認定資格の難易度は先述した通りです。
基礎コースやアソシエイトは、比較的易しく、実務経験さえあれば取得はできますが、プロフェッショナルや専門知識などは、実務での経験だけではなく、AWSに関する深い理解と知識が無いと取得は難しいでしょう。
例えば、機械学習であれば、AWSを利用しビジネス利用できそうな機能を設計、実装、デプロイまでを行う力が見られます。
AWSだけではなく、一般的な機械学習に関しても精通する必要があるため、実務レベル以上の知識が求められます。
勉強方法
独学
社会人生活と並行して行う勉強方法の中で最もメジャーな勉強方法です。
自身の好きな時間に学習することができますが、その分学習管理を徹底して行わなければ、資格取得までに時間がかかってしまいます。
具体的な勉強方法としては、参考書などを購入しAWSの基礎知識を学ぶ、問題集や学習サイトなどを使って演習量をこなすことです。
また、試験内容や出題範囲は年によって変化する可能性があります。
AWSの公式ドキュメントをチェックすることも忘れないようにしましょう。
講座の受講
費用をかけて効率的に勉強するのであれば、講座を受講することも良いでしょう。
専門の講師が学習計画や教材を指定することが多く、自身で学習管理をする手間が省けます。
資格を取得したい時期が決まっている場合には、講座を受講するのが計画的だといえます。
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まとめ
エンジニアにとって、自分のスキルを証明することができる資格は、強力な武器となります。
資格を取得して十分なスキルや経験を身に付けた人の中には、活躍の幅を広げるために、フリーランスエンジニアへキャリアアップを図る人もいます。
フリーランスへ独立する際、安定して案件を獲得できるのかという不安を感じる人もいるかもしれません。
また、取得した資格を実際の業務で活かすにはどうしたらよいのか迷うケースもあるでしょう。
近年は、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスも存在しており、そのようなサービスを活用することで、安定して効率良く案件獲得する可能性を高めることができます。
また、エージェントが数多くの案件の中から、所有している資格やスキル、経験にマッチした案件の紹介を受けることができます。
当社のサービスである「HiPro Tech」も、フリーランスITエンジニア専門のエージェントサービスです。
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また、AWS認定資格を活かすことができる案件も複数取り扱っています。
資格を取得しフリーランスへのキャリアアップを目指す人や、フリーランスとして活動していて、取得した資格をより活かせる案件を獲得したいとお考えの人は、ぜひ一度無料会員登録してみてはいかがでしょうか。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。