2025.04.03更新

ITコンサルタントとは?必要なスキルや資格、Sierとの違いも解説

ITコンサルタントは、ITの力を利用して企業が抱えるさまざまな課題解決を推進していく存在です。

実際にシステム開発をするだけではなく、課題解決に必要なソフトウェアの提案などもします。

ITコンサルタントはIT人材の中でも高度なスキルが必要です。

そのため、年収が高い傾向にもあり、エンジニアからのキャリアパスとして注目を集めています。

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【わかりやすく簡単に解説】ITコンサルタントとは? 

ITコンサルタントとは、ITの専門家として企業の課題解決を支援するコンサルタントのことです。

近年は企業のDX化やデジタル技術の発達などにより、ITコンサルタントへの需要が高まっています。

以下で、ITコンサルタントの仕事内容について詳しく確認していきましょう。

ITコンサルタントは何をする?仕事内容を解説

ITコンサルタントは、企業のIT戦略策定から実際のシステム導入まで幅広く担当します。

システム導入を進めるにあたり、ITコンサルタントは、企業の実情や要望などを正しく理解しなければなりません。

経営層を中心にどのようなシステムが必要なのかヒアリングを実施し、まずはIT戦略を確定させます。

ここが確定しなければ、ITコンサルタントは次のフェーズに進めません。

IT戦略を策定した後は、具体的に必要なシステムを提案していきます。

IT戦略の策定にあたり、さまざまな観点から分析をしているため、それを踏まえてシステム化を提案します。

特に経営層などとイメージの齟齬が出ないよう注意して進めることが大切です。

導入するシステムが決まった後は、実際にシステム導入をサポートします。

基本的にはプロジェクトマネージャーが主体となって進めますが、ITコンサルタントも専門的な観点、また、経営的な観点からプロジェクトの推進に関わることが多いです。

ITコンサルタントとSEの違い

ITコンサルタントとSEの違いが曖昧だという人もいるでしょう。

ITコンサルタントとSEの大きな違いは以下の通りです。

職種 特徴
ITコンサルタント 経営上の課題などを踏まえて必要となるシステムを検討する。
SE 求められている要件を理解して、実際にシステムを開発する。


ITコンサルタントの役割は、課題解決に向けてどのようなシステムを開発すれば良いのか分からないクライアントに対して、どのようなシステムを開発すると良いかということを提案することです。

そのため、経営的な視点も持ち合わせる必要があります。

SEの役割は、求められているシステムを実際に開発し、形にしていくことです。

ITコンサルタントなどによって、ある程度定義された要件から、必要に応じて詳細な部分を企業の担当者と詰め、システムを開発していきます。

一般的に、担当する工程が上流なのか下流なのかという表現で分けられることが多いです。

ITコンサルタントとSIerの違い

SIer(エスアイヤー)とは、「System Integrator(システム・インテグレーター)」を略した言葉です。ITコンサルタントとSIerの違いを以下の表にまとめました。

職種 特徴
ITコンサルタント ITを活用して企業の経営課題解決を支援する職種を指す。
SIer クライアントが期待するITシステムの構築や運用に携わる企業を指す。


ITコンサルタントはITを活用して課題解決を目指す「職種」であるのに対し、SIerはシステムの構築・運用などに携わる「企業」を指します。

ITコンサルタントの種類

ITコンサルタントは対応する領域によっていくつか種類に分けられます。

ITコンサルタントの種類 概要
SAPコンサルタント SAP社が提供するERPパッケージの導入を支援するコンサルタント
ERPコンサルタント ERPパッケージの導入を支援するコンサルタント
SCMコンサルタント SCM領域における課題解決を支援するコンサルタント
CRMコンサルタント 顧客管理システムの導入、運用を支援するコンサルタント


SAPコンサルタントとERPコンサルタントは混同しやすいですが、SAPコンサルタントはSAP社が提供するEPPパッケージに限り導入支援を行うのに対し、ERPコンサルタントはSAP社が提供するERPパッケージを含む幅広いEPRパッケージに精通しています。

SCMコンサルタントはサプライチェーンにおける人材調達やコスト削減を手掛けるコンサルタントです。

また、CRMコンサルタントは、企業の顧客管理システムを最大限活用できるように支援したり、最適なツールを選定したりします。

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ITコンサルタントの年収

転職サービス「doda」の調べによると、正社員ではたらくITコンサルタントの平均年収は598万円です。

エンジニア含むIT・通信の技術職の平均年収は462万円であるため、ITコンサルタントはIT・通信の技術職の中で平均年収が高いです。

年齢別で、平均年収を見ると20代472万円、30代660万円、40代880万円、50代以上897万円となっています。

ITコンサルタントは経験の多さや知識量が企業からの評価に反映されやすい職種です。

そのため、40代以降など経験年数が多くなるにつれて、さらに年収は上がっていく傾向にあるでしょう。

※参考:転職サービス「doda」年収の高い職業は? 平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】※2024年12月16日時点情報

ITコンサルタントの年収についてより詳しく知りたい方は以下の記事もご参考ください。

関連記事:ITコンサルタントの年収とは?高い理由や年収を上げる方法を解説
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ITコンサルタントになるには?

ITコンサルタントになるには、どのような能力が必要なのでしょうか。

問題解決能力を身に付ける

ITコンサルタントの役割は、クライアントの課題をITで解決することのため、論理的に問題を解決できる能力が必要です。

ただし、単純に解決策を提示できれば良いというわけではなく、論理的に考えて最適な解決方法を立案する必要があります。

実現不可能な解決策を提示は、クライアントに受け入れられません。

求められるのは、さまざまな観点を踏まえ、論理的な最適解を導き出すスキルです。

問題を解決するだけではなく、前提条件を踏まえられるようになりましょう。

マネジメント能力を身に付ける

システムの導入にあたり、さまざまなステークホルダーと関わる可能性があります。

そのため、多くの人をとりまとめることができるよう、マネジメント能力を身に付けておきましょう。

また、コスト管理やリスク管理もできるようになるのが理想です。

その他にも、ITコンサルタントは、実際にシステムを導入・開発する際にプロジェクトマネージャーとして参画するケースもあります。

この場合はプロジェクトの推進を主導しなければなりません。

つまり、幅広いプロジェクトマネジメントスキルが求められます。

PMBOKなど行動のプロジェクトマネジメント理論を踏まえて、 スキルアップしておくと良いでしょう。

幅広いITスキルを身に付ける

ITに関する幅広いスキルが必要です。ITコンサルタントは、ITを使いクライアントの課題を解決するため、スキル不足で解決策を提示できなければ信頼を失ってしまいます。

しかし、ITコンサルタントに求められるスキルは幅広いです。

そのため、まずはシステム開発に関する基本的なスキルから身に付けると良いでしょう。

要件定義からテスト、運用・保守などさまざまなスキルが必要です。

また、クライアントの課題に応じて、最適なシステムを選択できるよう、システムの特性やどのような課題にフィットするシステムなのかなど、システムの特性に関する知識を習得しておくと良いでしょう。

ITコンサルタントを目指す上で必要なことについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:ITコンサルタントになるには?必要な資格や年収について解説
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「ITコンサルタントはやめとけ」と言われる理由

「ITコンサルタントはやめとけ」と言われることがあります。

以下でその理由を詳しく確認していきましょう。

業務過多のイメージが先行している

ITコンサルタントをはじめコンサルタント職に対して、「スケジュールが多忙」「業務量が多い」というイメージをもつ方は少なくありません。

確かにITコンサルタントが対応する業務は幅広く、業務量が多くなりやすいです。

しかし、近年でははたらき方改革に積極的に取り組むコンサルティングファームが多く見られるようになりました。

そのため、コンサルティングファームにもよりますが、以前よりもはたらき方が改善されている可能性があります。

学び続ける必要がある

ITコンサルタントは、継続的な学習が必要です。

変化が著しいIT業界において最適な提案をするためには、最新技術や業界動向、他社の事例などの情報を常に収集しなくてはいけません。

プロジェクトの合間をぬって情報収集することもあり、忙しくなりやすいことが「ITコンサルタントはやめとけ」と言われる理由の一つだと考えられます。

しかし、日々の学習は自身のスキルアップにつながり、今後のキャリアに役立つでしょう。

要望によっては疲弊することがある

ITコンサルタントはクライアントと直接やり取りをする立場です。

時には、クライアントから難易度の高い要望に応えなければならないことがあります。

例えば、納期直前になって「仕様を変更してほしい」といった要望があった場合でも、クライアントに納得してもらうためには、できる限り要望に応える必要があるのです。

他にも、「納期を変更してほしい」、「機能を追加してほしい」など、さまざまな要望が発生する可能性があります。

要望に応える難しさはありますが、ITコンサルタントとしてはたらくことで、柔軟性が身に付くだけでなく、対応能力の向上にもつながると言えるでしょう。

コンサルタント業務に慣れる必要がある

エンジニアからITコンサルタントにキャリアアップする場合、コンサルタント業務に慣れなくてはいけません。

例えば、普段エンジニアが対応しない資料作成、プロジェクトマネジメント、クライアントとのやり取りなどの業務があります。

さらに、ITコンサルタントにはより高度なコミュニケーションスキル、論理的思考力、問題解決能力が求められます。


ただし、対応領域が広がりスキルアップを実現できれば、年収アップを見込むこともできるでしょう。

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ITコンサルタントに向いている人の特徴

ITコンサルタントに向いている人の特徴を確認していきましょう。

  • ・忍耐力がある
  • ・推進力がある
  • ・コミュニケーション能力が高い
  • ・マネジメントスキルがある
  • ・知的好奇心が高い
  • ・論理的思考力がある


プロジェクトのタイミングによっては、ITコンサルタントは多くの業務に追われることがあります。

また、クライアントの期待に応えるというプレッシャーを抱えながら業務に取り組む必要があり、忍耐力が求められます。

他にもクライアントからニーズを的確に読み取るコミュニケーション能力、プロジェクトを円滑に進めるためのマネジメントスキルなどがある人は、ITコンサルタントに向いているでしょう。

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ITコンサルタントになるために取得すべき資格(2025年2月時点情報)

ITコーディネータ

ITコーディネータは、経済産業省が推奨する資格です。

ITコンサルタントの中でも、経営に役立つシステムの導入に対して高い知見を持つということを証明できます。

経営に関する知見を持つという証明になるため、業界業種を問わず資格を活かせるという特徴があります。

実際、さまざまな業界で活躍する人が取得しており、多岐にわたるプロジェクトに活かすことができるといわれています。

経済産業省の推奨資格ということもあり、合格すれば大きなアピールポイントになり得ます。

ITストラテジスト試験

企業の経営戦略などに基づいて、適切なシステム設計ができるというスキルを証明する資格です。

IT戦略の立案やシステムの企画に関する知識だけでなく、設計に関する知識も問われます。

ITコンサルタントも設計に関するスキルを身に付けておいて損はないため、おすすめです。

ITコンサルタントの主な役割は、要件定義など上流工程です。

そのため、要件を踏まえてどのようなシステム設計をするのかの検討は、担当しないケースが多いです。

ただし、設計面の理解ができていなければ、ITコンサルタントが実現不可能な要件定義を行ってしまうかもしれません。

そのような状況を避けるために、資格を取得して設計の知識も身に付けておくと良いでしょう。

PMP®試験・資格

プロジェクトマネジメントに関する世界的な資格です。

世界的に認められているプロジェクトマネジメント理論のPMBOKに即して実施されており、取得できれば世界レベルのプロジェクトマネジメントスキルを証明できます。

ITコンサルタントの役割でも説明した通り、プロジェクトによっては、プロジェクトマネージャーの役割を担うことがあります。

ITコンサルタントでもPMP資格を取得して、マネジメントスキルに関する知識やスキルを身に付けておくことは良いでしょう。

認知度の高い資格のため、取得していればアピールポイントにもなります。

なお、PMPを取得するにあたり、試験だけではなく実務経験などが求められます。

短期間で取得することは難しいため、計画的に取得を目指すことをおすすめします。

※参考:一般社団法人 PMI日本支部「PMP®試験・資格ページ

中小企業診断士試験

中小企業診断士はコンサルティングスキルを証明できる国家資格です。

国家資格のため、資格としての価値が高く、認知度も高いというメリットがあります。

証明されるスキルや内容は、 中小企業の経営状況に関する分析スキルやコンサルティングスキルです。

ITコンサルタントは、クライアントからさまざまな情報をヒアリングして分析できなければいけないため、中小企業診断士はITコンサルタントを目指す人におすすめの資格です。

特に中小企業診断士の資格試験では、経営に関する幅広いスキルが問われます。IT的な観点はもちろん、企業経営に必要な人・物・金の全ての観点から出題されています。

そのため、中小企業診断士を取得できていれば、クライアントの要望を多角的に分析でき、それを踏まえどのようにIT化するかも検討しやすくなるでしょう。

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フリーランスとして独立することで年収が大幅に上がる可能性がある

フリーランスのITコンサルタントは、年収が高い傾向にあります。

現在はITコンサルタントへのニーズが高まっており、フリーランス向けの高単価案件が多く見られます。

IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」の調査によると、2023年におけるフリーランスのITコンサルタントの平均月額単価は「114.4万円」でした。

継続的に案件を獲得できれば、年収1,000万円以上を目指せる可能性があります。

参照:フリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング!単価が高い職種、業種、言語は?(2025年1月時点)

関連記事:ITコンサルタントが独立するには?メリット・デメリットや年収を解説
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まとめ

まとめ

ITコンサルタントは、クライアントの要望から、どのようなシステムが必要かを検討し、提案する役割を担います。

ヒアリングを重ねて要望を整理し、最終的に必要となるシステムの要件をまとめていきます。

高度なスキルや多くの知識が必要になるため、需要は多く、将来性があるといえるでしょう。

そのため、フリーランスのITコンサルタントを目指したいと考える人もいるでしょう。

その場合は、正社員のITコンサルタントとして実力を積んだ後に、独立してさまざまな案件に携わるという流れが多いようです。

フリーランスになれば、正社員と比較するとはたらき方の自由度が増すケースが多いです。

また、自分で案件をある程度選択できる、あるいは、高単価な案件を獲得できることもあるでしょう。

そのため、ITコンサルタントとして十分な経験を積んでいるのであれば、思い切ってフリーランスになる人もいます。

フリーランスになるのであれば、IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」を利用するのがおすすめです。

クライアントの事業やサービスの根幹に関わるような案件、難易度の高いコンサルティング案件など、さまざまな案件を扱っているため、自分の希望に合った案件を見つける可能性を高められます。

自身のキャリアやスキルを広げることができる案件を獲得できるケースが数多くあるでしょう。

サービス利用は無料のため、これまでの経験を活かしてフリーランスのITコンサルタントになりたい人、フリーランスのITコンサルタントとして活躍したい人は、ぜひ、登録してみてください。

記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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