JavaScriptエンジニアの将来性は?今後の求人動向や必要性を解説!
「JavaScriptエンジニアに将来性はあるのか」
「JavaScriptエンジニアの仕事は今後どのように変わるのか」
JavaScriptエンジニアとしてはたらく方の中には、このような疑問を持つ方もいるかもしれません。
そこで本記事では、JavaScriptエンジニアの将来性、JavaScriptを学ぶ際によくある疑問、必要とされるJavaScriptエンジニアの特徴について解説します。
JavaScriptエンジニアとして価値を高めながらキャリアを歩みたいと考えている方は参考にしてみてください。
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JavaScriptエンジニアは今後どうなる?求人動向や必要性について
JavaScriptエンジニアは今後も必要とされ、求人も安定して存在すると考えられます。
JavaScriptエンジニアが今後も必要とされる理由について解説します。
依然としてIT人材が不足している
日本では企業や行政機関のデジタル化を担うIT人材が、依然として不足しています。
IT人材が不足している理由は、市場規模の拡大にIT人材の供給が追いつかないためです。
AIやビッグデータの活用、企業活動のデジタル化(DX)などにより、IT人材の需要は高まっています。
ITへの需要が高まっているにもかかわらず、少子化による労働人口の減少や、人材育成の遅れにより、IT人材が不足しています。
経済産業省が平成28年6月に公表した「-IT 人材需給に関する調査-調査報告書」 によると、IT人材の需要と供給の差は年々大きくなり、2030年には、最大79万人になると試算されています。
IT業界全体の人材不足の中には、JavaScriptエンジニアも含まれるため、今後もJavaScriptエンジニアは必要とされると考えられます。
※参考:経済産業省 -IT 人材需給に関する調査-調査報告書
Web業界の市場規模は増加している
前項では、IT業界全体の人材需給について説明しました。
次に、使用言語としてJavaScriptが多く使われているWeb業界の動向を見てみましょう。
Web業界においても、市場規模は増加しています。
経済産業省の調べによると2024年2月の速報値で、同じ業界の情報サービス業は23ヵ月連続で売上高が増加しており、前年同月比で9.2%と大幅な上昇をみせています。
情報サービス業の内訳と前年同月増減率は以下の通りです。
情報サービス業の内訳 前年同月比増減率 (%) 受注ソフトウェア +10.5 ソフトウェアプロダクト +9.8 その他 +11.6
Web業界の市場が拡大するとともに、JavaScriptエンジニアの需要も拡大していくでしょう。
※参考:経済産業省 特定サービス産業動態統計速報(2024年2月) 概況
JavaScriptエンジニアの求人は多い
IT業界全体の求人におけるJavaScriptエンジニアの割合を見てみましょう。
フリーランス向けの案件を取り扱うHiProTechでは、約3600件中JavaScriptに関連する案件は約500件です(※2024年4月時点情報)。
Hipro TechのJavaScriptに関連する案件は全体の14%に上ることから、需要が拡大するIT業界の中でも、JavaScriptエンジニアが大きな割合を占めることがわかります。
JavaScriptはWeb開発でよく使われる言語です。
前項でもお伝えしましたが、Web業界においても市場規模は拡大しており、今後も多くの企業でJavaScriptエンジニアの募集があると考えられるでしょう。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」 案件検索
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JavaScriptを学ぶ際によくある質問
JavaScriptを学ぶ際に疑問に持ちやすい点について説明します。
JavaScriptではフレームワークがいらないというのは本当?
JavaScriptでもフレームワークにより開発効率を上げることが可能ですが、JavaScriptのフレームワークは種類が多く、何種類ものフレームワークが混在すると開発が煩雑になるデメリットがあります。
このデメリットを避けるため、フレームワークを使わない開発方法やライブラリのみを利用する開発方法を選択する現場もあります。
規模の大きいプロジェクトの場合は、フレームワークを使わないとコードの記述量は増えるため、活用すると良いでしょう。
JavaScriptはどのような最新技術に活用されているのか?
JavaScriptは、ブロックチェーンの開発に活用されています。
ブロックチェーン開発のためのフレームワークやライブラリが豊富にあるためです。
またJavaScriptは、イーサリアムなどのブロックチェーンプラットフォームで動作するスマートコントラクトの開発に適しています。
今後は、イーサリアム以外のブロックチェーンプラットフォームでもJavaScriptで作成したスマートコントラクトが利用できるようになることも期待できるでしょう。
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今後も必要とされるJavaScriptエンジニアの特徴は?
これからJavaScriptエンジニアは、どのようなスキルを身に付けると良いか、今後必要とされるJavaScriptエンジニアについて解説します。
将来性が高いフレームワークを身に付けている
JavaScriptのフレームワークには多くの種類があり、時代によって必要とされるフレームワークが異なります。
より効率的に開発できるフレームワーク、より開発目的に合ったフレームワークにユーザーが集まっていくためです。
JavaScript開発の経験があっても、必要なフレームワークの使用経験がないと、プロジェクトへの参画が難しいケースがあるかもしれません。
このため、将来性の高いフレームワークを身に付けているエンジニアは重宝されるでしょう。
AWSなどインフラ領域にも対応できる
AWSには、「AWS SDK for JavaScript」があるため、JavaScriptの開発環境としてAWSが選択される場合も多いです。
JavaScriptエンジニアには、AWS開発などインフラ領域に対応することが求められる場合があります。
そのため、フロントエンドだけでなく、ネットワークやサーバー、データベースの知識を知っておくことも重要でしょう。
開発について対応できる領域が広いと、ワンストップで開発やトラブル対応ができるメリットがあります。
Webサービスの開発ができる
Webサービスの開発ができるスキルも、JavaScriptエンジニアに求められます。
Web開発の経験だけでなく、設計などサービス全体のアウトラインを目的に合わせて考えられるスキルがあると、より評価されるでしょう。
PdM(プロダクトマネージャー)の経験があると、Web開発の成果物を商品として捉え、ユーザーの使いやすさやコストの面も考慮しながらWebサービス開発を統括できるため、望ましいです。
プログラムを正しく組むスキルだけではなく、サービスの改善提案ができる能力や、設計など上流工程に携わる経験を培う必要があります。
開発プロジェクトの進行管理ができる
開発プロジェクトの進行管理ができるスキルも、JavaScriptエンジニアの価値を高めてくれるでしょう。
JavaScript開発の規模は小規模から大規模までさまざまであり、JavaScriptエンジニアはプロジェクトを管理する立場になるチャンスは多くあるでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のように、納期に合わせてプロジェクトを管理し、完了させるポジションを経験しておくと、さまざまな現場で活躍できるでしょう。
JavaScript開発の業務においては、関係するメンバーの動きを把握し、余裕を持って進めることが進行管理のスタートラインになるでしょう。
テックリードなどのマネジメント経験がある
テックリードなどのマネジメント経験があると、JavaScriptエンジニアとしてより必要とされるでしょう。
プロジェクトにおける技術面でのリーダーであるテックリードは、JavaScript開発においても重要な役割を果たします。
JavaScriptは、開発環境やフレームワークの選択肢が多く、開発方針の選定が開発効率やクオリティに大きな影響を与えるといえるでしょう。
チーム全体で足並みを揃えた開発を行うためのルール作りやメンバーとのコミュニケーションを経験していると、JavaScript開発を率いる際に有利になる可能性があります。
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JavaScriptエンジニアとして市場価値を高めるにはフリーランスもおすすめ
JavaScriptエンジニアとして市場価値を高めるには、フリーランスになるという選択肢もあります。
フリーランスエンジニアの場合は、企業に所属するエンジニアとは異なり、手がけるプロジェクトを自分で選択しやすくなります。
関心のある分野や欲しいスキルが得られる案件を選び、スキルアップの道筋を自分で作ることができるのです。
また、フリーランス向けの案件には、難易度の高い案件も多く、自己成長につながるでしょう。
自身の市場価値を高めたいJavaScriptエンジニアの方は、フリーランスの選択肢も検討してみると良いでしょう。
関連記事:JavaScriptエンジニアがフリーランスになるには?案件例も紹介!
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フリーランスの案件を獲得するなら「HiPro Tech」
今回の記事では、JavaScriptエンジニアの将来性、JavaScriptを学ぶ際によくある疑問、今後必要とされるJavaScriptエンジニア像について解説しました。
JavaScriptエンジニアは、Web開発需要が右肩上がりであるだけでなく、ブロックチェーンなどの最新技術でも活用されているため、将来性が高いといえるでしょう。
JavaScriptエンジニアは求人も多く、フリーランスの案件も多くあります。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、JavaScriptエンジニアのスキルアップにつながる案件、高単価の案件などを紹介しています。
参考:JavaScriptの求人・案件一覧
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。