C#エンジニアの需要は高い?C#エンジニアの将来性や年収について解説!
プログラミング言語の一つにC#があります。
Microsoft社が開発したC#は他の言語と比較して初心者・未経験者の方でも習得しやすく、Windowsとの相性が良いだけではなくアプリ・ソフトウェア・ゲーム開発など幅広い分野で使用されています。
今回はC#エンジニアの仕事内容や将来性、C#エンジニアにとって役立つと言われるスキルなどを紹介していきます。
C#エンジニアについて興味を持っている人はぜひ、参考にしてみてください。
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C#とは?
C#は90年代に開発現場で幅広く使われていたC言語やC++から派生したプログラミング言語です。
C言語とC++はどちらもコントロールしやすい言語でしたが、ソフトウェア開発が難しい言語であるとも言われていました。
実際、C言語・C++以外に開発現場で使われていた他の言語と比べて、C言語・C++の開発には時間が必要とされているケースが多くありました。
開発期間が長いという弱点を克服し、C言語・C++のコントロールのしやすさという長所を残し、かつ既存のソフトウェアと組み合わせても問題なく使用できる言語として生まれたのがC#です。
C#は開発元がMicrosoft社ということもあり、Windowsとの相性が良いこともC#の強みとして挙げられています。
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C#エンジニアの仕事内容
次にC#エンジニアの仕事内容について紹介していきます。
Webサービス開発
近年、注目されているECサイトでもC#で作成されていることがあります。
C#を使用したWebサービスはECサイトが多く、ネットショッピングの需要が高まるのと同時にC#エンジニアの需要も増えていくことになります。
ECサイトは個人向けのものが多く、自分の仕事がユーザーの役に立っていると、やりがいを感じるC#エンジニアが多いようです。
スマートフォン・アプリ開発
C#はスマートフォンのアプリ開発にも使用されています。
スマートフォンは全世界で普及しているため、そのアプリ開発に携わるC#エンジニアの需要は今後も高まる可能性があります。
この他にUnityというゲームエンジン内でC#が使用されるためゲーム開発でも需要があります。
VRやARなどのゲーム開発でもC#は使用できるため、ゲーム開発に携わりたい方にC#は最適な言語と言えるでしょう。
研究開発
AIなどのロボット開発分野に関する知識があることが前提になりますが、C#エンジニアはAIやロボットの研究開発分野で働くことも可能です。
AIやロボットは今後、さまざまな産業・分野への進出が期待されています。
これらの分野に興味があるのであれば計画を練ってAI・ロボット開発の知識を習得して、この分野の研究開発に携われるよう目指すのが良いでしょう。
業務システム開発
C#は企業内の業務システム開発にも使用されています。
正社員で働くエンジニア、フリーランスのエンジニアどちらも業務システム開発に携わる機会は多いでしょう。
開発スキルと共にマネジメント能力をつけ、上流工程に携わることで平均年収以上の収入を得ることも可能になるでしょう。
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C#の将来性
プログラミング言語としてのC#の将来性について、解説していきます。
幅広い業界で使われている
C#はMicrosoft社が開発したプログラミング言語です。
このため、Windowsとの相性が良く開発のしやすさが特徴として挙げられますが、Windowsに限らず「Visual Studio」「Xamarin」「Unity」を活用することでさまざまなアプリ開発が可能になります。
「Xamarin」を使用すればMacでもC#を使用できるようになるため、C#はOSによって活躍の場を制限されずに幅広い業界でも使いやすいことができ、今後も高い需要と将来性を期待することができます。
アプリ・ゲーム開発に強い
C#はアプリ・ゲーム開発にも強みを発揮します。
スマートフォンで遊べるゲームから従来の据え置き型のゲーム機、PC用のゲームまで種類を問わずC#で開発が可能なため、この分野でも高い需要があります。
また、スマートフォンの普及率の上昇に伴い、スマートフォンのアプリ開発に注力する企業も増えています。
そのため、企業から需要は高く将来も明るいと考えられるでしょう。
先端技術の開発に適している
C#はAIやロボット開発などの先端技術開発にも使用されることがあるプログラミング言語です。
AI開発にはコーディングの負担を抑えることができる「Python」が挙げられることが多いですが、Microsoftから「ML.NET」などのライブラリが提供されています。
C#で「ML.NET」のライブラリが活用できるようになったことで今後、AI・ロボット開発などの先端技術の分野でもC#の需要は高まっていくと見込まれています。
VRの普及で需要が高まっている
数年前までヘビーユーザーの間でしか広まっていなかったVR(仮想現実)も、家庭用ゲーム機などで一般ユーザー向けにVRヘッドマウンドディスプレイが発売されたことで一気に普及し始めています。
VRの開発には「Unity」が使用される割合が多いですが、複雑な処理にはC#が必要になります。
普及と共に商品価格が下がり、さらにVR製品が普及することで、VRの開発現場でもC#エンジニアのスキルが求められることから、この分野でもC#エンジニアの将来性が期待できるでしょう。
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C#とJavaの違い
C#とJavaは混同されやすいと言われていますが、それぞれに違いがあります。
C#とJavaはどちらも実行速度の速さが特徴に挙げられます。
これらは、どちらもコンパイラ言語であり、プログラム実行時にコンピュータが処理できる言語に翻訳する必要があります。
しかし、コンパイラ言語はすでに翻訳されているため翻訳の処理が不要な分、実行速度が速くなります。
これはどちらも共通しています。大きな違いは得意とする領域です。
C#はOS・ロボット・組み込み式ソフトウェア開発を得意とし、Javaは業務システムやWebサービスが得意領域となります。
もう一つは文法の違いです。Javaはオブジェクト指向があるプログラミング言語でC#にはない「クラス」という概念があります。この二つが、C#とJavaの違いです。
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C#エンジニアに役立つ資格
C#エンジニアとしてのIT分野の知識・スキルを証明するために有効な資格として、以下の4つを紹介します。(2022年3月時点)
C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は民間資格ですが、C言語の知識・スキルを証明するのに信頼性が高い試験と言われています。
実際の開発現場で通用する知識・スキルと認められるには1級取得が必要です。
参考:株式会社サーティファイ C言語プログラミング能力認定試験
基本情報技術者試験(FE)
基本情報技術者試験(FE)は、経産省認定の国家試験です。
この試験は情報処理技術者試験のレベル2にあたります。
会社員の場合、この試験の合格が昇進条件であることがあります。
参考:独立行政法人情報処理推進機構 基本情報技術者試験(FE)
応用情報技術者試験(AP)
基本情報技術者試験(FE)同様に国家試験で、情報処理技術者試験レベル3とこちらのレベルが上です。
高度な知識と技術を持つエンジニアであることを証明できる試験です。
参考:独立行政法人情報処理推進機構 応用情報技術者試験(AP)
ORACLE MASTER
オラクル社のデータベースの管理スキルを証明する資格です。
オラクル社のデータベースは国内で非常に高いシェアを誇ります。
この資格保有者は国内で需要が高いデータベースを扱える証明になります。
この資格を取得すると昇進や昇給の可能性が上がり、転職でも有利になることがあります。
またフリーランスの場合は、仕事の幅を広げやすくなることもあります。
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C#エンジニアとして成功するには
AIやロボットなどの先端技術、今後も需要が期待できるスマートフォンのアプリ開発やゲーム開発など多岐に渡る開発現場でC#エンジニアは活躍していくことができるでしょう。
十分なスキルを身に付けることができれば、フリーランスとして独立も可能ですが、フリーランスは自分で案件を獲得しなければいけません。
自分で案件を獲得するのが面倒、営業できる自信がないという場合はフリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」がおすすめです。
当サービスはC#を使う案件を保有しており、案件を獲得できるまでサポートも行います。
自身の知識・スキルを活かしてフリーランスとして活躍したい人は、ぜひ登録してみてください。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。