ITエンジニアの退職理由や退職方法について紹介。退職理由を伝える際に注意すべきこととは?
現在勤務している企業を退職しようと考えているITエンジニアの中には、どのように退職を行えばよいか分からない人も多いと思います。
退職理由や退職方法、退職理由を伝える際の注意点など、ITエンジニアが退職する際に必要な情報をお届けしていきますので参考にしてみてください。
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ITエンジニアの退職理由
ITエンジニアの退職理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
実際に多い5つの理由を紹介します。
他にやりたい仕事がある
ITエンジニアとして仕事を行っていく中で、他にやりたい仕事ができた場合は自分の思い描くキャリアを実現させるために退職する人が多いようです。
所属企業で、やりたい仕事ができない場合に、その仕事に就くために退職を考えるというパターンです。
給与に不満がある
自分の技術や労働時間に給与が見合わないと感じた場合に、退職を考える人もいます。
ITエンジニアの仕事は成果を可視化することが難しいケースもあり、思うような評価を得られずに給与が上がらないということも退職の理由になることがあります。
他のITエンジニアと比較するなど客観的に自分の市場価値を確認し、給与が低いと感じた際に、転職したいと思うこともあります。
専門知識・技術を習得したい
所属企業では、得られない専門知識や技術を習得するために退職を決意する人も少なくないです。
専門知識や技術を得て、どのようなキャリアを歩みたいか明確にしておけば、退職理由を伝える際にも役立ちます。
退職理由を伝える際には、専門知識や技術が得られない不満ではなく、自分のために前向きに転職すると伝えられるように工夫してください。
会社の将来性に不安を感じる
ITエンジニアが活躍するIT業界は、市場規模が拡大しており業界としての将来性は高いと言われています。
しかし、個々の企業において将来性は、企業の戦略やビジョンなどによって変わります。
市場の変化や事業方針の転換など、さまざまな事情から所属企業の将来性に不安を感じてしまう場合に、退職を考える人がいます。
働き方がフィットしない
業務量が多く時間的な拘束が長いと勉強や趣味など自由な時間が取れず、ストレスに感じ退職を決意する人も多いようです。
また、結婚などでライフスタイルが変化すると、これまでの働き方がフィットしなくなり、よりフィットした会社へ移りたいと退職を考える人もいます。
キャリアアップを実現するため
将来独立したい、起業したいといった目標を持っている人は、さまざまな経験を積むために複数の企業を経験したいと思うことがあります。
自身の考えるキャリアを実現するために、退職を選ぶというパターンです。
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ITエンジニアの退職の進め方
退職の際には適切な手順を踏むことで、円満に退職を進めることができます。
所属企業によって、退職方法は異なるため一般的な例にはなりますが、退職の進め方をご紹介していきます。
1. 退職を告げる必要がある人に退職の意志を伝える
退職する際には、最初に退職を希望する旨を伝えなければなりません。
退職の手続きやルールは、企業により異なりますが、直属の上司や関わっているプロジェクトのマネージャーなどから退職の意志を伝えることが一般的です。
2. 退職するのに適した時期を調節し、引き継ぎを行う
プロジェクトの進捗状況や業務の引き継ぎ期間などを考えて、退職時期を決める必要があります。
退職時期の調整は1~2ヶ月程が目安ですが、就業規則などで決められている可能性もあるため、あらかじめ把握しておきましょう。
3. 最後に感謝の意を伝える
関係者や同僚への退職の挨拶も欠かせません。
直接会ってお礼を言うのが好ましいですが、難しい場合にはメールなど文面でも気持ちを伝えることができます。
感謝の気持ちなどはしっかり伝えられるとよいでしょう。
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転職面談時などで退職理由を伝える際の注意点
面接や面談時に退職理由を伝える際には、注意するべきポイントがあります。
具体的には、以下の注意点を踏まえるようにしましょう。
前職に関して否定的なことは言わない
勤めていた企業に対しての不満など、ネガティブな面を全面に出してしまうと、否定的に考える人だと思われてしまう可能性があります。
基本的には、前職に関して否定的なことはあまり言わず、自分の成長のためや興味関心の変化など、自分のことを中心に伝えた方がよいでしょう。
前向きに言い換える
面接や面談では仕事に対してのやる気や向上心があることを伝えた方が、好印象を残すことができます。
そのため、退職理由がネガティブなものであっても、前向きに言い換えるようにしましょう。
例えば、今の仕事ではスキルアップを見込めないと感じた際には、「前職では身に付けたいスキルを習得することができ、新たな業務に挑戦する機会が少ない状況にあります。新たな業務に挑戦する機会を得るために退職することを決めました」というような言い方がおすすめです。
退職理由と志望する理由をワンセットで考える
前職の退職理由と志望理由を一緒に考えることで、一貫性があり説得力を持った内容を伝えられるようになります。
また、企業側の担当者は自社とその人がマッチするのかを見極めています。
そのため、これまでの経験や自身の志向性・価値観で、企業とマッチするポイントを見つけ伝えられるよう準備しておくと、好印象に繋がりやすいです。
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まとめ
今回は、ITエンジニアの退職についてお伝えしてきました。
退職理由には給与や働き方、会社の将来性などがさまざまな要因が関わっていることが多いです。
自身は何を改善したいのかを、しっかりと考えておくことで、次の仕事を探す際にも役立ちます。
また、適切な手順を踏むことで円満な退職をすることができ、退職後も良好な関係性を築くことに繋がります。
面接や面談などで退職理由を伝える際には、前職に関して否定的なことを言わず、前向きな言い方にするよう注意してください。
ITエンジニアの場合は、退職後は転職という選択肢だけではなく、フリーランスへ独立という道もあります。
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( 関連記事:フリーランス独立のタイミングはいつ?【エンジニア向け】)
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。