2023.08.01更新

【JavaScript】資格の種類や勉強方法、難易度や資格取得のメリットを紹介!

JavaScriptとは、Webブラウザ上で動作を構築する際などに使用されるプログラミング言語です。

HTMLやCSSを学んだプログラミング経験者が、次に学習する言語としてよく挙げられるのがJavaScriptです。

JavaScriptを使うことで、Webサイトの動作幅がとても広がり、エンジニアとしてキャリアを積みたいと考えている人には、非常に人気の言語です。

今回は、JavaScriptのスキルを積み、キャリアアップを目指している人向けに、JavaScriptのスキルを証明するためにおすすめな資格を紹介します。

なお、記載内容は2021年2月時点の情報です。

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JavaScriptの資格の種類

まずは、JavaScriptの代表的な3種類の資格を紹介します。

・CIW JavaScript スペシャリスト
・HTML5プロフェッショナル認定試験
・Microsoft 試験70-480

CIW JavaScript スペシャリスト

CIW JavaScript スペシャリストは、JavaScriptのスキルに長けていることを証明できる資格です。

このCIW JavaScript スペシャリストの資格を取得すれば、JavaScriptに詳しい一人前のフロントエンドエンジニアであると言えるでしょう。

CIW JavaScriptスペシャリストの特徴は、グローバルな資格であるということです。

JavaScriptの専門家として求められる世界標準が、CIW JavaScript スペシャリストの資格を所有してることで証明できると考えられています。

そのため、海外でエンジニアとして活躍したい、海外案件もフリーランスとして獲得したいと考えているフロントエンドエンジニアには、特におすすめの資格と言えます。

ただし、日本語で試験実施されておらず、英語で出題されるため、英語力も必要です。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptに関する基礎的なスキルを証明することができる資格です。

HTMLやCSS、JavaScriptを組み合わせてWebコンテンツ制作をすることができるかどうかを測るレベル1と、Webアプリケーションや動的なWebコンテンツを開発できるか問われるレベル2の二段階に分かれています。

最新技術を身に付けることができるため、プログラミングを学び始めたばかりで、まだ経験が浅い人にはおすすめの資格と言えます。

Microsoft 試験70-480

Microsoft試験70-480も、HTMLとJavaScriptの知識を問われるという点ではHTML5プロフェッショナル認定試験と同じです。

一方で、HTML5プロフェッショナル認定試験よりも難易度が非常に高く、一定期間の実務経験がある人向けの資格となっています。

Microsoft 試験70-480を主催するMicrosoft社は、アプリケーション開発などのプログラミング経験が1年以上は必要であると定義しています。

javascriptの資格の概要

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JavaScriptの資格の試験概要や難易度

ここからは、CIW JavaScript スペシャリスト・HTML5プロフェッショナル認定試験・Microsoft 試験70-480の3種類の資格に関して、より具体的な試験概要や難易度などを紹介します。

CIW JavaScript スペシャリスト(※1)

まずは、CIW JavaScript スペシャリストについて紹介します。

CIW JavaScript スペシャリストは、上述の通りJavaScriptの国際標準ともいえる資格です。

そのため、JavaScriptのプロフェッショナルや海外案件への参画を目指すエンジニアには、特におすすめの資格といえるでしょう。

試験詳細

試験はドメイン1からドメイン4に分かれています。

ドメイン1では、基本的なJavaScriptのスキルに関する内容が出題されます。

JavaScriptで変数とデータの操作、JavaScriptの関数、メソッド、およびイベントを使用します。

ドメイン2では、中級のJavaScriptのテクニックが要求されます。

具体的には、ドキュメントオブジェクトモデル(DOM)の使用や、カスタムJavaScriptオブジェクトの作成などが該当します。

ドメイン3では、JavaScriptでHTMLの変更、ブラウザとCookieに関連するJavaScriptのセキュリティ問題に対処することなどが求められます。

ドメイン4では、JavaScriptテクノロジーの拡張をテーマに、JavaScriptライブラリとフレームワークの実装、WebAPIの実装などが求められます。

受験料

150ドルです。

推奨される経験、難易度

難易度としては、JavaScriptを一定以上扱った経験がある人が合格可能なレベルです。

プログラミング初心者は、後述のHTML5プロフェッショナル認定試験から挑戦することをおすすめします。

対策

CIW JavaScript Specialist 向けトレーニングや、Passexamの問題集を解くことが、公式ホームページで推奨されています。

※1参考:CIW JavaScript Specialist

HTML5プロフェッショナル認定試験(※2)

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5とJavaScriptの基礎が問われる、比較的取り組みやすい資格です。

試験詳細

HTML5プロフェッショナル認定試験はレベル1とレベル2に分かれており、それぞれ出題範囲、難易度が異なります。

・レベル1 HTML5を使用して、マルチデバイスに対応したWebコンテンツをデザインし、且つ制作することができるというのがレベル1のゴールです。

具体的には、以下のようなスキルが求められます。

✔︎HTML5を使ってWebコンテンツを制作することができる。
✔︎ユーザー体験を考慮したWebコンテンツを設計・制作することができる。
✔︎スマートフォンや組み込み機器など、さまざまなデバイスに対応したコンテンツ制作ができる。
✔︎HTML5で何ができるのか、どのような技術を使うべきかの広範囲の基礎知識を有する。

・レベル2 「システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計ができる」というのが、レベル2のゴールです。

具体的には、以下のようなスキルが求められます。

✔︎動的に動作させて高いユーザビリティを実現するリッチユーザインターフェイスアプリケーションを作成することができる。
✔︎マルチデバイスに対応し、高パフォーマンスで動作する動的コンテンツを作成することができる。
✔︎システム間連携を行い、リアルタイムな情報を提供するアプリケーションを開発することができる。
✔︎スマートフォンなどでネイティブアプリに近い機能を組み込んだ、先端のWebアプリケーションを開発することができる。
✔︎APIのセキュリティモデルを理解したうえで開発することができる。

受験料

レベル1、レベル2ともに15,000円です。

推奨される経験、難易度

プログラミング初心者でも、参考書等で勉強すればレベル1の取得は目指せる範囲でしょう。

レベル2についても、プログラミング初心者で合格することは不可能ではありませんが、やや難易度が上がるでしょう。

そのため、エンジニアとしての基礎スキルを磨きつつ、対策を行うことがベストです。

対策

HTML5プロフェッショナル認定試験を主催しているLPI-Japanのイベントへの参加やサンプル問題を解きつつ、参考書を購入して独学で進めるのがおすすめです。

※2参考:特定非営利活動法人エルピーアイジャパン HTML5プロフェッショナル認定試験

Microsoft 試験70-480(※3)

Microsoft 試験70-480では、HTMLとJavaScript双方に関する十分なスキルや知識が求められます。

試験詳細

Microsoft 試験70-480で求められる内容は、具体的に以下の内容です。

・プログラム フローとイベントの管理
・非同期プログラミング
・データの検証と jQuery を含むデータ収集の使用
・エラーと例外の処理
・配列とコレクション
・変数、演算子、式の操作
・プロトタイプとメソッドの操作
・決定と繰り返しステートメント

受験料

約21,000円です。

推奨される経験、難易度

HTMLやJavaScriptに関して一定の知識を持っている人でなければ、いきなり試験対策を行っても合格は難しいでしょう。

プログラミング初心者の場合は、まずHTML5プロフェッショナル認定試験を受験することをおすすめします。

対策

参考書や、公式ホームページに記載されている動画などをみて独学で学ぶことが可能です。

※3参考:日本マイクロソフト株式会社 Microsoft 試験70-480

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資格取得に向けた勉強法

独学

JavaScriptは、プログラミング言語の中でも比較的取り組みやすいため、プログラミング経験があれば独学でも十分に習得可能でしょう。

参考書や資格主催者が出しているサンプル問題や演習動画などを活用して勉強することをおすすめします。

講座の受講

独学で不安がある場合は、プログラミングスクール等が出している講座を受講するのもよいです。

独学と異なり、気軽に質問をしやすいことがメリットです。

企業の研修

企業に所属している場合、社内研修でJavaScriptを学べることがあります。

実務に直結するような研修内容であることが多く、所属企業が研修を設けているようでしたら参加してみるとよいでしょう。

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JavaScriptの資格を取得するメリット

スキルアップに繋がる

JavaScriptは、プログラミング言語の中でも比較的取り組みやすいため、学習に関するハードルは他の言語と比べて低いと言われることが多いようです。

そのため、エンジニア未経験者が学びやすいことや、エンジニアとしてスキルの幅を広げやすいという特徴があります。

そのため、他の言語を比較するとスキルアップを目指しやすい分野と考えてよいでしょう。

仕事の幅が広がる

案件やプロジェクト内容によっては、JavaScriptの高い技術を持つ人が求められる場合もあります。

その際に、技術を証明する手段として資格を提示することで、今までに任せられなかった仕事をアサインされることがあり、仕事の幅が広がる可能性があります。

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まとめ

JavaScriptは他のプログラミング言語と比べて習得のハードルが低いという特徴があります。

一方で、世界中で通用するような資格を取得することもできる非常にポテンシャルの高い言語です。

そのため、JavaScriptに関する豊富なスキルや知識を持っていれば、フリーランスのフロントエンドエンジニアとして独立することも夢ではありません。

また、すでにフリーランスとして活動している人の場合は、資格取得に向けた勉強を行うことで、よりスキルアップに繋がり、さらなる活躍の場を見つけることもできるでしょう。

フリーランスへの独立を目指す人や自身の活躍の場を広げたいと考えている人は、ぜひ当社が運営するHiPro Techを活用してみてください。

HiPro Tech」はフリーランスITエンジニア専門のエージェントサービスで、希望やスキル、経験にマッチした案件の獲得をサポートします。

JavaScriptを使い、自身の市場価値をあげ、エンジニアとしてのキャリアアップを目指す人は、ぜひ一度無料の会員登録をしてみてはいかがでしょうか。

( 関連記事:【フリーランスエンジニア向け】言語別プログラミング案件の単価相場!案件獲得方法なども紹介 )

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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