2023.08.01更新

成功する開発チーム作りとは?人員構成・リーダーのあり方や、アジャイル・スクラム開発とは?

ソフトウェア開発のプロジェクトを成功させることは簡単ではありません。

さまざまな人が関わるため、適切にチーム運営を行い、プロジェクトメンバーが協力して対応する必要があります。

特に、チームの人員構成やチームワーク、チームリーダーのスキルは、開発するシステムの品質を左右すると考えられています。

またメンバーの主体性も、プロジェクトの成功には欠かせません。

今回はそれほどまでに重要視される開発チームについてご説明します。

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優れた開発チームの特徴

人員配置のバランスがよい

システムの開発にはさまざまな人が関わります。

特定のスキルを持つメンバーが多すぎても少なすぎてもプロジェクトはうまく進みません。

目標とするシステムを開発するためには、その都度変化する課題を理解し、適切に処理をしていくことが必要です。

そのためには、メンバーの配置やバランスは重要です。

活発なコミュニケーションができる

プロジェクトをスムーズに進めるためにはコミュニケーションが重要です。

優れたチームは、コミュニケーションを取りやすい環境が整っていることが特徴です。

メンバー同士の相互理解はもちろん、気軽に相談しやすい環境であることは、情報連携がしやすくなり開発もスムーズに進みやすくなるため、プロジェクトの成功につながります。

“心理的安全性”が保たれている

心理的安全性とは、チームメンバーが「自然体で対応できる」「周囲から信頼されている」などと感じる状態を指します。

先に記載したコミュニケーションが取りやすいこともそうですし、メンバーのスキルや人間性に対するリスペクトなども心理的安全性につながります。

分からないことは分からないと聞けるようになり、ミスした場合も自分から言い出しやすくなります。

トラブルの防止や早期解決だけでなく、メンバーのモチベーションの維持にもつながります。

目標が明確であり、方向性や想いが同じである

目標を明確にし、チーム全体で達成に向かえる状態が良い状態です。

目標がなければどこを目指すべきか迷ってしまい、開発も上手く進まなくなります。

まずはゴールを設定することが重要です。

また、目標やゴールを設定することで、メンバー各々が果たすべき役割が明確になります。

時には他のメンバーのサポートが必要になることもあるでしょう。

その為には、目標がチームメンバーに周知され、お互いが役割を理解している状況が望ましいです。

各個人の当事者意識が高く、主体性を持って行動することができる

各々が主体的に行動することも重要です。

それぞれが当事者意識を高く持ち、自発的に行動しなければなりません。

チームを作ると指示を待つだけのメンバーが出てきてしまう場合があるでしょう。

確かに指示を待たなければならない場合はありますが、必ずしも全てがそうとは限りません。

主体的に行動し、必要に応じて指示を待つチーム作りが必要です。

PDCAサイクルが機能し、検証や改善が行われている

プロジェクトを推進する方法の一つにPDCAサイクルがあります。

このサイクルに沿ってチームを運営し、経験から学ぼうとする意識が必要です。

このサイクルは、まずは計画を立て、行動した結果を評価するものです。

評価した結果をまた計画や行動に反映し、円滑にプロジェクトを成し遂げることを目指します。

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成果を最大化するための進め方、アジャイル開発とは?

チームの成果を最大化するために、アジャイル開発が採用される場合があります。

アジャイル開発とは、目標を達成するために、開発した後に評価を行い必要に応じて方向を修正していくサイクルを繰り返す方法です。

一般的には機能ごとに開発、検証、リリースを繰り返し、最終的なプロダクトの完成を目します。

従来のシステム開発では、全体の要件を定義し、その要件通りに機能を開発する傾向にありました。

要件に沿って開発を進め、途中で要件の見直しなどを行わずに、システムのリリースを行っていたというケースが多かったのではないでしょうか。

システムが完成した後に要件の不備などが見つかった場合には、臨機応変に対応することが困難です。

場合によっては、全体設計の見直しを行う必要もあります。

一方、アジャイル開発は、一般的には機能単位で評価を繰り返します。

不具合に対する対処はもちろん、要件の変更に対しても、柔軟に対応することが可能です。

なお、アジャイル開発は明確に定められた開発手法ではありません。

上記で説明したような開発の段取りを踏んでいる場合は、多少内容が異なる場合でもアジャイル開発と呼ぶことがあります。

アジャイル開発手法の一つ、スクラムとは?

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アジャイル開発手法の一つ、スクラムとは?

スクラムは1990年代に提唱されたアジャイル開発手法の一つです。

スクラム開発をする場合、最初に機能や要求、要望、修正を「価値」「リスク」「必要性」などで並び替えします。

並び替えをして、重要度が高いと表示されたものから順番に対応して開発を進めます。

また、開発作業の時間を短い時間で区切る特徴があります。

タイムボックスと呼ばれる期間であり、チームメンバーはこの期間の中で最大限の努力をします。

他に、チームで現在の状況や問題点を常に明らかにして共有、作業計画を策定し、開発、検証をしてく必要があります。

その為に、スクラム開発の概念ではさまざまなルールや、役割が割り振られています。

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開発チームの構成の種類

開発チームの構成には、縦割り・横割り、そしてその混合型があります。

縦割りチーム

縦割りチームは、幅広く物事を理解しているジェネラリストを中心に構成されます。

ユースケースを割り当てる開発方法で、それぞれが担当ユースケースの実装を完結させます。

担当する作業が非常に明確で、スムーズな開発ができるメリットがあり、個々人のスキルアップにも役立ちます。

ただ、ジェネラリストは、各作業の細部まで把握することが難しいため、技術的な内容など細かい部分のサポートが出来ないデメリットがあります。

横割りチーム

横割チームは、各領域のスペシャリストを中心に構成されます。

全体を統括する役割を担う人もいますが、基本的にはスペシャリストの意志が優先され開発が進みます。

スペシャリストですので専門的な知識を持ち、どの工程でも高品質な作業ができます。

その反面でそれぞれがこだわりを持ち仕事をしますので、チームとしての統率を取りにくくなる可能性があります。

混合チーム体制

混合チームは、上記の中間に該当するものです。

ジェネラリストとスペシャリストの両方で構成されます。

基本的にジェネラリストは開発全体のユースケースを担当し、スペシャリストはそれぞれのユースケースをサポートします。

スペシャリストもお互いに連携しながら仕事ができますので、各ユースケースの進捗や質を意識した実装が可能です。

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開発チームのリーダーに求められること

ステークホルダーとの連携役

開発は開発チームだけで進むわけではありません。

ビジネスサイドのメンバーなどからヒアリングをして、その結果を反映する必要もあります。

ステークホルダーとの調整役は、開発チームのリーダーが担うことが多いです。

さまざまな部門とうまく連携し、成果物の品質向上を目指すことが求められます。

開発全体管理

開発の全体管理が必要です。

プロジェクトマネージャーがいる場合は、その人がこの役割を担いますが、そうではない場合は開発チームのリーダーが責任を持ちます。

システム開発はさまざまな要因によって、遅れや方針転換をする場合があります。

適切に状況を把握し、納期通りに質を担保したシステムを開発するために方法を決定することが必要です。

技術周りの最終決定

世の中にはさまざまな技術が存在します。

それらの技術のうち、どれを利用するかの最終決定をすることがあります。

委託されている開発の場合は、基本的には顧客が決定するものですが、専門的な部分になると顧客は判断できないケースが多々あります。

そのような時は、開発リーダーが顧客の代わりとなり、顧客からの要望を吸い上げ、必要な技術の決定をしていくことになります。

チームとメンバーの成長に大きく貢献する

チーム全体で成長するために、チームやメンバーの成長に貢献するというのも大切な要素です。

例えば、疑問に答え成長を促すことや、悩みを聞いて方向性を示すなどです。

チームとして成長しなければ、なかなか良い結果は生まれにくいです。

チーム全体で成長できるように、リーダーは方針を決定し、実際に行動する必要があります。

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まとめ

開発を成功させるためには、チーム作りが非常に重要です。

良いチームを作ることで、良い結果が生み出せると考えましょう。

また、開発チームには種類があります。

どのようなメンバーで開発するのかを踏まえ、適した手法を決定する必要があります。

他にも、開発チームをより良いものにするために、開発リーダーは意識的に行動が必要です。

ステークホルダーとの連携の懸け橋になることや、メンバーのスキルアップに尽力していきます。

なお、より良いチームで働きたい場合や最先端の技術を使い開発を行うチームで活躍したい場合には、HiPro Tech」をご利用ください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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