Javaの案件について、業務内容や単価相場、案件獲得方法を紹介

Javaはさまざまなシステムで採用されている汎用性の高いプログラミング言語です。

企業からのニーズは高く、比較的市場価値が高いプログラミング言語の1つです。

そのため、Javaを使用した開発に携わったことがある人も多いのではないでしょうか。

今回は、Javaの開発経験を活かし案件を獲得していきたい人に向けて、Javaの案件相場や高単価のJava案件を獲得するために必要なスキルを紹介します。

Javaの案件数が減少しているのか？Java の将来性

JavaはWindowsやLinuxといったOS環境に依存せずに動かせる汎用性の高さ、堅牢性が高く、セキュリティー面に優れている、大規模開発がしやすいオブジェクト指向型のプログラミング言語であるといった特徴があります。

このような特徴があるため、数多くのシステムでJavaが採用されており、プログラミング言語別でみた求人数でも、Javaは常に上位に位置しています。

一方で最近、Javaの開発案件が減少しているという声が挙がっています。

その要因の一つに、新たなプログラミング言語が登場したことがあります。

Javaに代わる言語として登場したのが、Kotlin（コトリン）です。

Kotlinは、Androidアプリの開発に使われる言語で、Javaよりもシンプルなコードで書くことが可能です。

Androidアプリの開発が活発に行われていることもあり、使用シーンが拡大しています。

そのため、「もしかするとJavaの案件が減ってしまうかも…」と心配になっている人もいるのではないでしょうか。

しかし、KotlinはAndroidアプリ開発に使われることや、今までJavaで開発されてきているシステムの保守・改修の開発業務などはJavaで行うことになるため、急激にJavaの需要が減少するとは考えにくいです。

そのため、Javaはまだまだ支持が厚く今後も需要がある言語といってよいでしょう。

Javaの案件の種類

Javaを使った案件の業務内容はさまざまです。

今回は、

✔Androidアプリの開発
✔業務系システムの開発・改修

この主な2種類を紹介します。

Androidアプリの開発

Androidアプリの開発で担当する業務は案件によって変わりますが、多くの場合は企画、設計書の作成、コーディング、テストなどです。

また、アプリのユーザビリティを向上させるために新しい機能を追加することもあります。

これまでは、多くのAndroidアプリがJavaを使って開発されてきたこともあり、Androidアプリの開発案件が数多くあります。

しかし、Androidアプリの開発はJavaだけではなく、先ほど出てきたKotlinが使用されるシーンが増えており、Kotlinを使用するAndroidアプリの開発案件も増加傾向にあります。

KotlinはJavaと同じオブジェクト指向言語の一つで、Javaよりもシンプルなコードを書けるのが特徴です。

KotlinはJavaの知識を保有していれば比較的習得がしやすいです。

使用言語をKotlinに切り替える開発案件が増えているため、Kotlinを習得しておくと受注できる案件の幅が広がるでしょう。

業務系システムの開発・改修

業務系システムは、企業の業務に関連して社内で使用するシステムを指します。

例えば、生産管理システム、販売管理システム、在庫管理システムなどが該当します。

企業は多数の業務を抱えていることから、業務系システムはさまざまな機能を実装する必要があるため、大規模な開発になりやすいです。

大規模開発では、複数の開発チームに別れて開発を進めます。

そのため、業務系システムの案件は、個人作業ではなく、開発チームに加わって作業をするような案件が多いです。

チームでの開発経験があれば、応募時に自身をアピールする材料になるでしょう。

業務系システムの開発をする際、Javaは汎用性が高く多くの場面でJavaが使われますが、C＋＋やC＃、COBOLなどの言語も使われています。

そのため、これらの言語も習得しておくと良いでしょう。

企業は、システムリプレイスの工数や開発コスト削減のために、1つの業務システムを長年使い続ける傾向があります。

そのため、システム改修を担当する案件も数多くあります。

システム改修は、改修により思いもよらない箇所に悪影響を及ぼして予期せぬ不具合を引き起こさぬよう注意を払って作業をする必要があります。

Javaの案件の単価相場

約80万円（月額）

「HiPro Tech」独自の調べ（※）によると、フリーランスで募集しているJava案件の単価相場は約80万円（月額）です。

単価相場を知っておけば、適正な単価で案件を獲得することにも繋がるため、しっかり押さえておくことをおすすめします。

Javaに限った話ではありませんが、単価は個々のスキルや経験年数によって変動します。

経験年数が長いほど、スキルや経験が広がっていくため、難易度の高い案件にも対応ができるようになり、結果的に高単価な案件を獲得しやすくなります。

逆に経験が浅かったり、未経験の状態だったりすると、高単価な案件を獲得することは難しいと考えておきましょう。

単価は、担当する業務内容によっても変動します。

企画や要件定義、基本設計などの上流工程を担当する案件は、開発・実装だけを担当する案件よりも難易度が高いため、単価は高くなります。

また、一つの工程だけを担当する案件よりも、複数の工程を担当する案件の方が、担当する業務範囲が広くなるため、単価が高いものが多いです。

つまり、担当する業務の難易度や業務の幅などによって、単価は決まってきます。

より、高単価の案件を獲得したいと考えているのであれば、スキルや技術力を向上させることをおすすめします。

※2021年3月時点

高単価のJava案件を獲得するためのスキル

JSPやServletなどのサーバー関係の技術

Javaに関連するスキルを身に付けておくと対応できる案件数が増えて、高単価な案件を獲得できる可能性が高くなります。

Javaに関連するスキルはさまざまありますが、まずは最も基礎といえるJSPやServletの知識を身に付けておくと良いです。

Androidアプリの開発経験

Androidアプリの開発をするエンジニアとしてアピールできる実績やスキルを保有しておけば、高単価な案件を獲得できるチャンスが増えるでしょう。

スキルとしては、スマートフォンネイティブアプリの開発に必要な Objective-C、C#、C++、JavaScript、Kotlinなどのプログラミング言語まで身に付けておくことがおすすめです。

企画、要件定義など上流工程まで対応

企画や要件定義といった上流工程に関わる案件は、高単価な傾向にあります。

なぜなら、上流工程は開発工程の中でも非常に重要な工程であるためです。

しっかりと要件定義を行い、高品質なシステム設計をしておけば、あとは下流工程でそれに従って設計をすればいいため、大きな問題が発生しにくいです。

反対に上流工程のシステム設計に問題があり、それが下流工程で見つかると修正に時間がかかってしまい、納期通りに開発ができないなどシステムリリースに遅延が発生してしまいます。

そのため、上流工程は難易度の高い業務であり、企業側はスキルフルなエンジニアを配置したいと考え、比較的高額な単価を設定することが多いです。

まとめ

今回は、Java案件の単価相場や高単価な案件を獲得する方法を紹介しました。

Javaの案件の種類や単価相場などを知ることができたのではないでしょうか。

実際に募集されている案件を見ることでより業務内容のイメージを持つことができますので、ぜひ案件を探してみてはいかがでしょうか。

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登録は無料なため、まずは登録し案件を見ることからから始めてみてはいかがでしょうか。