インフラエンジニアが取得すべき資格9選!国家資格とベンダー資格それぞれ紹介
「インフラエンジニアとして転職・独立したいけど、どの資格を取れば良いかわからない」「資格は本当に必要なのか?」と悩んでいませんか。
IT系の資格は種類が多く、国家資格からAWS・CCNAなどのベンダー資格まで選択肢は膨大です。
順番を誤ると遠回りになり、キャリアアップのチャンスを逃す可能性もあるでしょう。
この記事では、インフラエンジニアにおすすめの資格9選を難易度・ロードマップとともに解説します。
未経験から年収アップを目指す方も、ぜひ参考にしてみてください。(2026年5月時点情報)
| 関連記事:インフラエンジニアとは?年収・スキルや資格、メリット・デメリットも解説 |
インフラエンジニアにおすすめの資格
インフラエンジニアにおすすめの資格を国家資格、ベンダー資格をそれぞれ紹介します。
インフラエンジニアは、サーバエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニアなどの分類があり、それぞれに特化した資格があります。
国家資格
国家資格としては、経済産業省の所管する独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する情報処理技術者試験があります。
その中でもインフラエンジニアにおすすめの資格を5つ紹介します。
ITパスポート
IT業界への入口となる資格です。
エンジニアに限らずIT業務に携わる人全般を対象にしており、受験者数も年々増加傾向にあります。
特にIT業界未経験者の場合は、まずはこの資格から取得してステップアップしていくのがおすすめです。
合格率も50%前後で推移しており、比較的取得しやすい資格で、未経験者にもおすすめです。
基本情報技術者
この資格も未経験者にはおすすめの資格ですが、ITパスポートよりも難易度が上がり、高度な問題が出題されます。
直近の合格率は4割で推移しており、ITパスポートと比べると難易度は高めですが、合格者のスキルや知識の信頼性は高まると考えられます。
IT業界の中では認知度が高く、エンジニアを目指すなら取得しておきたい資格の一つです。
応用情報技術者
基本情報技術者の上位資格です。
ITパスポート、基本情報技術者は午前、午後ともに四肢択一式ですが、応用情報技術者からは午後試験が記述式となり難易度が非常に上がります。
ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者ではテクノロジー関連に加えて、経営全般やプロジェクトマネジメント、法務に関する問題なども出題されます。
ネットワークスペシャリスト
情報処理技術者試験の中でも高度試験という分類に属する試験であり、応用情報技術者よりも難易度がさらに上がります。
高度試験は午前試験も二部構成になり、午前試験の一つでは共通知識が、午前試験のもう一つでは専門知識が問われます。
ネットワークスペシャリストでは、その名のとおりネットワークに関する問題に重点が置かれます。
午後試験では、ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築から運用・保守までに関する問題に対して、記述式で答える必要があります。
また、ネットワーク関連法規や国際標準に関する技術的な要素以外についても出題されます。
※出典:独立行政法人情報処理機構 ネットワークスペシャリスト試験ページ
データベーススペシャリスト
ネットワークスペシャリストと同様、高度試験に分類されます。
合格率も15%程度と低く高難易度です。
データベースシステムの企画・要件定義・開発から運用・保守まで幅広く出題されます。
運用・保守ではセキュリティやパフォーマンスについても意識して勉強する必要があります。
またSQLや正規化、排他制御などをはじめとする技術的な要素、新技術の動向などについても出題されます。
データベースエンジニアを目指す人向けの試験です。
※出典:独立行政法人情報処理機構 データベーススペシャリスト試験ページ
ベンダー資格
ベンダー資格とは、IT製品をリリースしているメーカーや団体が主催している資格試験です。
各製品に特化した問題が出題されます。
ここでは4つのベンダー資格を紹介します。
Linux技術者認定 LinuC
LinuCは、NPO法人LPI-Japanが運営する資格試験で、サーバOSであるLinuxについてのスキルや知識を証明するための資格です。
技術領域や難易度に応じて4つのレベルに分かれており、上位レベルの試験を受験するためには下位レベルの資格取得が必要です。
LinuCを取得することでサーバ技術者として一定水準のスキルがあるとみなされるでしょう。
※出典:NPO法人LPI-Japan Linux技術者認定ページ
Cisco技術者認定 CCNA
大手ネットワーク機器メーカーのCisco社が運営する資格試験です。
ネットワーク関連やIPサービス、セキュリティの基礎などの知識が求められます。
試験合格のための公式のカリキュラム(e-ラーニングや講義、実機演習など)も用意されています。
資格の認知度も高く、ネットワーク技術者に人気の資格です。
※出典:シスコシステムズ合同会社 CCNA 認定とトレーニングプログラムページ
AWS認定
AWSとはAmazon Web Servicesの略で、Amazon社によって提供されているクラウドサービスの総称です。
AWS認定資格は、Foundational・Associate・Professional・Specialtyの各区分で複数の試験が提供されています。
入門向けの「AWS Certified Cloud Practitioner」は事前の経験がなくても受験可能ですが、試験ガイドでは最大6か月程度のAWSへの接触経験が想定されています。
最も取得が容易な「クラウドプラクティショナー」でも6ヶ月間の基礎的なAWSクラウドと業界知識が必要とされており、難易度は高いといえるでしょう。
クラウドエンジニアを目指すのであれば、ぜひ取得しておきたい資格です。
※出典:Amazon Web Service,Inc. AWS認定ページ
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
データベース管理システムのOracle Databaseを提供するOracle社が運営する資格試験です。
データベース技術者にとって必要なスキルを証明します。
現在はORACLE MASTER 2019として、Bronze DBA・Silver DBA・Gold DBA・Platinum DBAの段階別資格と、SQLの知識に特化したSilver SQL 2019が提供されています。
データアナリストやデータベース管理者としてOracleを扱うには必要な資格といえるでしょう。
※出典:日本オラクル株式会社 ORACLE MASTERページ
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【難易度別】インフラエンジニアにおすすめの資格
インフラエンジニアの資格は難易度によって検討する時期が異なります。
初級・中級・上級それぞれのおすすめ度をまとめた表を参考にしてください。
また「どの資格が難しいのか把握したい」という方は、以下の表を目安に学習計画を立ててみてください。
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【職種別】サーバー・ネットワーク・運用保守エンジニアにおすすめの資格
インフラエンジニアは職種によって求められる資格が異なります。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」の案件データでは、サーバー系20.1%・ネットワーク系20.0%・運用保守系56.4%とそれぞれの資格に一定の需要があります。(年5月時点)
職種別に推奨資格・難易度・特徴をまとめると下表の通りです。
自身のキャリア志向に合った資格を優先的に取得することで、案件獲得の可能性を高められるでしょう。
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インフラエンジニアは資格がいらない?
資格がなくてもインフラエンジニアになることは可能
インフラエンジニアを名乗るのに資格は必要ありません。
実務経験を十分に積んでいるのであれば、資格がなくてもインフラエンジニアとしてはたらくことは可能です。
このため、資格を取得せず仕事をしているインフラエンジニアは多くいます。
一方で、未経験、あるいは経験の浅いうちからインフラエンジニアとして活躍したい場合には、資格は有力な武器になります。
| 関連記事:インフラエンジニアが転職するなら抑えておくべきこと、未経験からも転職可能? |
資格はスキルの証明になる
実務経験を積んでいないとしても資格を保有していれば、実務経験と同等のスキルを持っていることの証明になり得ます。
また、資格を取得することで、インフラ技術に関して豊富なスキルや知識を保有していることの証明もできます。
試験に合格することは、資格を有するのに必要十分な資質を兼ね備えていると第三者に判定されるためです。
例えば、サーバ構築の経験が無くとも、Linux技術者認定資格を保有していればLinux運用の業務を任されることがあるでしょう。
資格取得と実務経験は同等とみなされる場合もあります。
資格取得が年収増加につながるケースもある
資格を取得することで、年収増加につながる場合があります。
企業によっては、特定の資格保有者に対して資格手当を支給する制度を設けているためです。
また、エンジニアに関連する難易度の高い資格を取得していれば、専門性の高い業務やより上流の工程を任されやすくなり、結果として評価や待遇の向上が期待できます。
その他にも、転職や昇進の際に資格はスキルの裏付けとなり、年収交渉を有利に進める材料になるでしょう。
| 関連記事:インフラエンジニアが年収を上げる方法とは?年代別に平均年収も解説 |
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未経験からインフラエンジニアを目指すための資格ロードマップ
未経験からインフラエンジニアを目指す際に、最初に取得すべき資格は「ITパスポート」と「基本情報技術者」の2つです。
ITパスポートはIT全般の基礎知識を網羅しており、合格率50%前後と比較的取得しやすいため、学習習慣の形成にも最適でしょう。
続いて基本情報技術者を取得することで、プログラミングやネットワークを含むエンジニアとしての基盤作りに役立ちます。
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インフラエンジニアが資格を取得するおすすめの順番
また、資格取得の順序は、未経験者から上級者までの段階に応じたロードマップで考えるのが効果的です。
前述の通り、まずIT全般の基礎を固める「ITパスポート」、次に「基本情報技術者」、その後「応用情報技術者」へとステップアップして行くことがおすすめです。
ある程度の基礎が身に付いたら、自身の専門分野に合わせてネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリスト・CCNA・AWS認定などの専門資格へ進むのがおすすめのルートです。
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HiPro Techの保有するインフラエンジニア案件数について
HiPro Techが扱うインフラエンジニア案件は、2022年から2025年までの3年で大幅に増加しており、インフラエンジニアへの需要が市場全体で高まっていることがうかがえます。
フリーランスにおけるインフラエンジニアの案件の傾向について
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(HiPro Techの2026年3月時点の掲載案件から抽出)
| 関連記事:インフラエンジニアがフリーランスになるには?スキルや資格、月額報酬を紹介 |
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【2026年最新】インフラ案件データから読み解く、市場が求める「エンジニアの現在地」
「設計・構築」から「運用」までをシームレスに担う、フルサイクルな役割
分析データの中で特に注目されるのは、設計・構築(70.1%)と運用・保守・監視(56.4%)の両方に高い数値が出ている点です。
これは「作るだけ」「守るだけ」という分業制から、「上流から下流までを一貫して任せたい」という企業のニーズを反映しています。
特にリプレイスや移行案件(マイグレーション)において、現場の運用を見据えた設計ができるエンジニアの価値が高まっています。
「PM・マネジメント」スキルが、強力な武器に
案件の55.7%にPM・PMO・マネジメント要素が含まれているという事実は、フリーランスインフラエンジニアにとって大きな示唆を与えています。
純粋な技術作業(コンフィグ作成やサーバー設定)だけでなく、プロジェクトの推進・ベンダーコントロール・ステークホルダーとの調整といった「プロジェクトを完遂させる力」がセットで求められています。
高単価案件を狙う上で、マネジメント経験は強力な武器となるでしょう。
クラウドは「AWS」が高需要、かつ「セキュリティ」は全案件の前提
クラウド案件(AWS・Azure・GCP)の中ではAWS(11.8%)が頭一つ抜けており、インフラエンジニアにとって必要性が高い言語となっています。
また、約5件に1件(19.3%)がセキュリティを明文化しており、あらゆる構築案件において「セキュアな設計」が前提となってきています。
その他、ネットワーク(20.0%)とサーバー(20.1%)がほぼ同数となっており、インフラの基礎体力としての両スキルをバランスよく持つ人材の安定した需要が伺えます。
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まとめ
インフラエンジニアを名乗るために、資格は必要ありませんが、未経験や経験の浅いうちから活躍したい、自身のスキルや知識を客観的に証明したいとお考えであれば、資格取得をおすすめします。
特に、経験が浅い場合は、資格を取得することで、スキルや知識を保持していることを証明できます。
資格の種類には国家資格やベンダー資格などがあり、サーバ、ネットワーク、データベースそれぞれに特化した資格もあります。
そのため、目指すエンジニア像を持って、それに合わせた資格を取得するのがいいでしょう。
資格を取得して、スキルや知識を証明できれば、フリーランスのエンジニアとしての活躍も可能です。
資格は、スキルをアピールする材料や実務経験に等しい戦力になれることを後押しすることができるためです。
フリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」では、インフラエンジニア向けの案件を豊富に扱っています。
インフラエンジニアとして取得した資格を活用できる案件や、資格を取得する上で培ったスキルや知識を活かせるなど希望に合った案件獲得のサポートをします。
資格の有無はスキルアップにおいて重要な要素の1つですが、必須なものではありません。
「HiPro Tech」コンサルタントが営業パートナーとなり、会員登録後のヒアリングから案件のご紹介、面談フォロー、仲介まで行うため、自分のスキルに合った案件の獲得可能性を上げることができる環境がそろっています。
この機会に、当サービスへ無料登録してみてはいかがでしょうか。
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インフラエンジニア 資格に関するよくある質問
CCNA・基本情報どっちが難しい?
公式に優劣を定めた情報はないため一概には言えませんが、ネットワーク未経験者にはCCNAの方が難しく感じられる傾向があります。
基本情報技術者は直近の合格率が4割前後で、IT全般の幅広い知識が問われます。
一方で、CCNAはCisco製品のネットワーク技術に特化した内容で、実機操作や設定コマンドの理解も求められます。
ただし、すでにネットワーク実務経験がある場合はCCNAをスムーズに取得できるケースもあります。
三大IT資格とは
IT業界でよく言われる「三大IT資格」には諸説ありますが、インフラエンジニア視点では「情報処理安全確保支援士」「プロジェクトマネージャ」「システムアーキテクト」が代表的な高度な資格として挙げられます。
いずれも情報処理技術者試験の最難関クラスであり、合格率は狭き門です。
これらを保有していることは、上流工程や高単価案件の獲得において強力なアピールポイントになります。
インフラエンジニアとしてキャリアを高めたい場合は、専門分野の資格と組み合わせて目指すのがおすすめです。
LPICとCCNAはどっちが難しいですか
LPICとCCNAはどちらも中級レベルのベンダー資格ですが、難易度の比較は専門分野によって異なります。
LPICはLinux全般の操作・管理知識を問うのに対し、CCNAはCiscoのネットワーク機器を中心としたネットワーク技術に特化しています。
出題範囲の性質が異なるため一概には言えませんが、ネットワーク未経験者にはCCNAがやや難しく感じる傾向があります。
対象職種もLPICはサーバ・インフラ全般、CCNAはネットワークエンジニアと異なりますので、目指すキャリアに応じて選択すると良いでしょう。
市場価値が高いIT資格とは
市場価値が高いとされるIT資格の代表は、AWS認定・CCNA・情報処理安全確保支援士の3つです。
HiPro Techの案件データでもAWSは11.8%・セキュリティは19.3%と需要が確認されており、これらのスキルへの需要は今後も継続が見込まれます。
特にAWS認定は実務での汎用性が高く、クラウド移行案件の増加とともにその価値は上昇しています。
資格単体ではなく、実務経験と組み合わせることでさらに高い市場価値を維持できます。
記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。



