副業からフリーランスになり本業にするには?案件の獲得方法や開業届を出すメリット
正社員として働きながら副業をしている人はたくさんいます。
副業をしていて軌道に乗ってきた場合は、本業を辞めてフリーランスとして、独立できるのではないかと考える人も多いでしょう。
副業からフリーランスになった人は多く、メリットはいくつもあります。
一方で、リスクもあるため不安を感じる人もいるはずです。
本記事では、副業からフリーランスになって本業にするための方法として、案件の獲得手順や開業届を出すメリットなどを解説します。
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正社員は副業できるのか?
正社員として働きながら副業ができるのかといえば、それは勤務先次第になります。
勤務先の定めている就業規則をチェックして、副業が許されているのであれば問題ありません。
企業の就業規則によって副業を禁止しているケースもあります。
就業規則は企業のルールであり、従業員は就業規則の内容を守らなければいけません。
企業に就職する際には就業規則の事項を守ることに合意するのが一般的です。
就業規則への同意書に署名をするケースもあります。
合意したのであれば、就業規則の内容を守る必要があります。
就業規則によっては、事前に届出をするなどの条件を守ることにより、副業ができるケースもあります。
就業規則の定めに従わずに勝手に副業をすると処分の対象になる場合もあるため注意してください。
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副業からフリーランスになるメリット
副業からフリーランスになることで、どういったメリットがあるのか紹介します。
収入を増やすことに繋がる
今の会社の給与に不満を抱いているならば、フリーランスになることで収入を多く得られる可能性があります。
フリーランスは実力次第で高額案件を獲得することができるため、サラリーマン時代より収入が上がったという人は多いです。
副業から仕事を始めているとそのクライアントから案件を得られる可能性もあり、中には高額案件を継続して依頼してくれるクライアントもいます。
そのようなクライアントを獲得できたならば、フリーランスとして独立した際に、会社員時代の給与よりもフリーランスになった後の収入の方が高いという可能性があるでしょう。
会社員の場合は、大幅に給与が上がることは少ないのですが、フリーランスであれば短期間でも収入増加を期待できる場合もあります。
スキルアップした上で独立できる
副業で特定の分野の仕事を続けていくと、さまざまなスキルを身に付けるチャンスがあります。
いろいろな仕事を経験することで実績も積み重ねることができます。
副業で仕事をしてきた経験や培ってきたスキルを利用すれば、将来の独立にも役立つでしょう。
実際に独立するためには、実践的なスキルが要求されるものです。
副業であれば、実際に仕事をしながらスキルを磨くことができます。
副業によって需要の高いスキルを得ることができ、仕事でスキルを活用してきた経験も積めるといった可能性もあり、そういった場合には、独立後もスムーズに案件を得られるでしょう。
リスク少なく独立に臨める
将来的に、独立や起業を考えているならば、まずは副業から始めることはおすすめと言えます。
副業は気軽に始めることができ、あくまでもスキマ時間に本業とは別に働けるスタイルとなります。
副業でチャレンジをしてみて、実際に独立できそうであれば、独立を目指すこともできます。
また、先に副業でいろいろなクライアントから案件を得ておけば、そこで人脈を作ることができるため、フリーランスとして独立後に仕事を回してもらいやすくなるといった可能性もあるでしょう。
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副業からフリーランスになるデメリット
副業からフリーランスになり働くデメリットについて紹介します。
確定申告を出すなど手続きが必要
サラリーマンをしながら副業をする場合は、副業での所得が20万円を超えると確定申告しなければいけません。
このため、本業として会社員をしている期間に、フリーランスと同等の手続きをしなくてはならないことがデメリットでしょう。
確定申告する際には、場合によっては青色申告を選ぶことが可能です。
青色申告では特定の要件を満たすことで最大65万円までの控除を受けられます。
そのため、青色申告で確定申告をすれば大幅な節税効果を得られるのです。
しかし、青色申告をするためには、開業届の提出や複式簿記が必要であり、しっかりと帳簿付けしなければいけません。
専門的な知識が必要になるため、自分できちんと勉強するか、専門家に依頼することが一般的です。
フリーランスですら負担となる手続きであるため、会社員としてこれらの手続きをするのは負担も大きいでしょう。
本業が疎かになる可能性がある
サラリーマンが本業を続けながら副業をする場合は、単純に1日の労働時間が増えます。
そのため、副業での負担が大きくなると、本業が疎かになる可能性があるため注意しましょう。
肝心の本業が疎かになると勤務先に迷惑をかけることになり、勤務態度や勤務成績が悪くなれば評価が下がって収入が減少する可能性もあります。
副業で確定申告などが必要になった場合は、手続きにも手間がかかるため、プライベートの時間が減る可能性もあるでしょう。
本業に影響を与えない範囲で副業を続けることが大切です。
期間を決めておく必要がある
本業と副業の両立をいつまでも続けていくのは、現実的ではないという人もいます。
将来的に本業が忙しくなる可能性があります。
昇進し、担当する仕事が増えるといったケースもあるでしょう。
闇雲に副業を始めるのではなく、事前にいつまで副業をするのか期間を決めておくことをおすすめします。
ある程度の期間、本業と副業を並行してみて、フリーランスへ独立するのか検討するとよいでしょう。
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副業でも開業届は出す?開業届を出すメリットとは
副業する場合に開業届を出すかどうか選べます。
副業する際に開業届を出すことで、さまざまなメリットが得られるのが特徴です。
それでは、開業届を提出するメリットを詳しく解説します。
経費として申告できる範囲が広がる
開業届を提出しなくても経費を適用することはできます。
ただし、開業届を提出することで経費の幅を広げられるのです。
青色申告特別控除が受けられる
開業届を提出すると白色申告と青色申告のいずれかを選ぶ必要があります。
このうち青色申告では、定められた期限までに青色申告承認申請書を提出することで、青色申告特別控除を受けられるのが大きなメリットです。
以下の要件を満たしていると、青色申告特別控除によって65万円の控除の適用を受けられます。
- 不動産所得または事業所得を生ず事業を営んでいる
- 複式簿記により記帳している
- 貸借対照表および損益計算書を提出する
- 電子帳簿保存を行っているまたはe-Taxを使用して確定申告書を提出している
電子帳簿保存とe-Taxによる確定申告を行っていなかったとしても、その他の要件を満たしている場合は55万円の控除が適用されます。
また、55万円の青色申告特別控除を満たさない場合でも、10万円の青色申告特別控除を受けられるため、青色申告はメリットが大きいといえるでしょう。
※参考:国税庁 青色申告特別控除(2023年5月時点)
※参考:国税庁 青色申告制度(2023年5月時点)
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副業でフリーランスの案件を獲得する方法
副業でフリーランスの案件を獲得するための方法はさまざまありますが、代表的なものをまとめると以下の通りです。
- 友人知人からの紹介を受ける
- クラウドソーシングサイトへの登録をする
- エージェントサイトへの登録をする
- 自力で顧客を開拓する
友人や知人から取引先を紹介してもらい仕事をうけ、副業をするという方法があります。
あるいは、友人知人から直接仕事の依頼を受けるケースもあります。
注意点はいわゆる「お友だち価格」として相場より安い価格を提示されてしまうリスクがあるということです。
副業だからといって安い価格で仕事を受けるのではなく、業務内容に適した金額になるよう単価の調整をするようにしましょう。
クラウドソーシングサイトに登録して案件に応募する、あるいはスカウトを待つという方法があります。
注意点はこれまでの実績がないと、なかなか案件の受注が難しく、最初のうちは安い単価の案件になりやすいという点です。
コツコツと実績を積み重ねる余裕があるならば、割り切ってクラウドソーシングサイトを利用するのも良いでしょう。
エージェントサイトに登録して案件の紹介をしてもらう方法があります。
エージェントからヒアリングを受けて、自分のスキルや要望などを伝えることで、仕事を斡旋してもらえるサービスです。
自分に合った仕事を効率的に見つけたいという人にはおすすめの方法です。
自分でブログ運営やウェブサービスの開発などを行い、自力で顧客を開拓していくという方法もあります。
上手くいけば高単価の案件を獲得できるのですが、時間がかかるため、別の方法と組み合わせると良いでしょう。
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副業をきっかけにフリーランスという生き方を考えてみよう
会社員の方が副業をする場合は、就業規則などに注意をしてください。
副業をすれば副収入を得ることができ、スキルアップも目指せます。
将来の独立のリスクを下げるメリットもあるため、副業はおすすめです。
副業が軌道に乗ってきたならば、フリーランスという生き方にも注目してみるのもよいでしょう。
フリーランスとして働くことで、現在よりも大幅に年収を上げるチャンスがあるからです。
実際にフリーランスとして案件獲得をしたいならば、IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」の利用をおすすめします。
フリーランスのITエンジニア専門のエージェントで、案件の獲得に向けてサポートを行っています。
それぞれの希望や保有するスキル・実績などをもとにして最適な案件を紹介します。
案件獲得の方法でお悩みの方はぜひ、当サービスをチェックしてみてください。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。