C言語の資格一覧!試験内容や難易度、参考書を使ったおすすめ勉強法も紹介
C言語は、長年に渡りシステム開発に用いられてきた歴史ある言語です。
その汎用性の高さや実行速度の速さから現在でも人気が高い言語でもあります。
OSの開発をはじめ、組み込みソフトやソフトウェア開発など非常に多くのシステムで使用されています。
汎用性が高くあらゆるシステムで利用されていることからその需要は高く、習得していると案件獲得で有利になることもあります。
エンジニアは実務経験が評価されるため、経験の浅い人は資格を取得してスキルを客観的に証明できると良いでしょう。
この記事では、C言語の資格であるC言語プログラミング能力認定試験について解説をしていきます。
これから資格取得を目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。(2021年8月時点の情報です。)
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C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が運営しているベンダー資格です。
プログラミング言語のなかでも習得難易度が高いと言われるのがC言語です。
冒頭で触れたように汎用性が高く多くのシステムで利用されていることから、案件獲得において習得していると有利に働くことがあります。
資格取得は、スキルや知識を客観的に証明する手段にもなります。
そのため、これからC言語を習得しようとしている人は、資格習得を目指しながら学ぶと良いでしょう。
C言語プログラミング能力認定試験は以下のように、初級である3級から上級である1級までの3つの試験が用意されています。
- C言語プログラミング能力認定試験1級
- C言語プログラミング能力認定試験2級
- C言語プログラミング能力認定試験3級
以降では、それぞれの試験時間や合格基準をはじめ、受験申込から合格率まで解説をしていきます。
試験時間
C言語プログラミング能力認定試験の試験時間は受験するレベルによって異なります。
それぞれの試験時間については以下の通りです。
- 1級:150分
- 2級:90分
- 3級:60分
受験する際には、自身が受験するレベルの試験時間を確認し、時間内に回答できるよう過去問で練習をしておくと良いでしょう。
合格基準
1級~3級いずれも正解率が60%以上で合格です。
受験料(税込)
受験料は受験するレベルによって異なります。それぞれに受験料は以下の通りです。
- 1級:7,800円
- 2級:6,400円
- 3級:5,200円
試験日
試験日は例年1月、6月の年2回、3級のみ9月にも試験があります。
自身の学習状況や案件獲得活動の予定から逆算して受験すると良いでしょう。
また、それぞれ試験日の3~4ヵ月前から申し込みが始まるため、余裕を持って申し込むようにしてください。
受験申込方法
受験するためには、サーティファイの公式ホームページでユーザー登録を行う必要があります。
登録が完了したら、受験する試験の申込内容や受験料の決済方法を選択し、受験料の支払いを終えたら申込完了です。
その後、受験票の受領は、申込内容の入力時に「オンラインで表示」を選択した場合にはマイページに表示され、「郵送」を選択した場合には直接受験者宛てに郵送されます。
合格率
C言語プログラミング能力認定試験の合格率は、64.0%と公表されています(2020年度平均)。
難易度が高いIT系の資格のなかには10%を切るものもあるため、比較的高い合格率であるといえます。
ただし、自身のスキル習得レベルによって、合格率は変わります。
そのため、合格率はあくまで目安であると認識するようにしましょう。
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C言語プログラミング能力認定試験1級
C言語プログラミング能力認定試験1級の試験内容および出題形式について解説をしていきます。
1級の試験内容
1級の試験内容は以下の通りです。
試験内容
- 事前に公開されているテーマプログラムに対する仕様変更
- 仕様追加等の課題についてのプログラム作成 (変更仕様書の作成を含む)
1級の試験では、実際にパソコンを使用した実技能力が問われます。
事前に公開されているテーマプログラムに対し、指定されたエディタやコンパイラを使用してプログラムを完成させます。
C言語を駆使して、プログラムの応用(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できる能力や使用するOSに関する知識が求められます。
そのため、C言語に関する知識だけではなく、実務で使えるプログラミングのスキルが必要です。
1級の出題形式
実際にパソコンを使用する実技形式で試験が行われます。
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C言語プログラミング能力認定試験2級
C言語プログラミング能力認定試験2級の試験内容および出題形式について解説をしていきます。
2級の試験内容
2級の試験内容は以下の通りです。
試験内容
- 小規模のプログラムを適切に作成することができる
- 各種、基本的なアルゴリズムへの理解
出題内容は次の通りです。
- 定数
- 演算子
- 宣言指定子
- 変数
- 外部定義
- プリプロセッサ機能
- ライブラリ関数
- その他(main関数の引数、整数型以外の関数、自己参照構造体、変数の記憶クラスと通用範囲(auto、static、register、extern))
1級のように設計に関わる出題内容とは異なり、C言語に関する基礎知識について出題されます。
後述する3級よりも出題内容は複雑となり、上記のようなライブラリ関数の出題もされます。
2級の出題形式
筆記試験(多肢選択解答形式・マークシート形式)で試験が行われます。
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C言語プログラミング能力認定試験3級
ここではC言語プログラミング能力認定試験3級の試験内容および出題形式について解説をしていきます。
3級の試験内容
3級の試験内容は以下の通りです。
試験内容
- C言語の概念や基礎知識を理解している
- 簡単なプログラムを書くことができる
出題内容は次の通りです。
- 定数
- 演算子
- 型指定子
- 変数
- 基本制御文
- プリプロセッサ機能
- ライブラリ関数
- その他(C言語の歴史と特徴)
3級はC言語プログラミング能力認定試験の中で最も難易度が低く、入門レベルの出題内容です。
C言語の学習を始めたばかりの人は、3級の合格を目指して学習をしてみると良いでしょう。
3級の出題形式
筆記試験(多肢選択解答形式・マークシート形式)で試験が行われます。
※参考:株式会社サーティファイ Certify Inc. C言語プログラミング能力認定試験ページ
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C言語プログラミング能力認定試験に向けたおすすめ勉強方法
これまでプログラミングに関する勉強をしたことがない人は、どのように学習を進めたら良いのか戸惑ってしまうかもしれません。
勉強方法には、スクールや通信講座などの方法がありますが、なかには「お金をかけたくない」「通う時間がない」といった人もいることでしょう。
そのような人に向け、ここではC言語プログラミング能力認定試験を独学で取得する勉強方法について紹介をしていきます。
1.参考書で知識をインプット
初めてC言語を勉強する人は、まず参考書で用語や仕組みといった基礎知識をインプットするところから始めましょう。
C言語に関する参考書は数多く出版されています。
どれを選んだら良いのか悩んでしまう人は、サーティファイ社が推薦しているものもあるため、参考にすると良いでしょう。
また、これまでプログラミング言語の学習をしたことがない人は、専門用語や技術の理解に苦労するケースもあるでしょう。
そのため、比較的理解がしやすい図解やイラストでの説明が多い参考書から始めるのがおすすめです。
さまざまな参考書があるため、自身が理解しやすいものを選ぶようにしましょう。
2.参考書で得た知識をアウトプット
資格試験に限らず、インプットした知識はアウトプットすることが非常に重要です。
学校のテストや受験勉強で教科書や参考書を読み進め勉強したつもりが、実際に試験問題を目の前にすると解けなかったという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
参考書で得た知識はアウトプットしなければなかなか定着しないため、問題集や過去問を利用してアウトプットするようにしましょう。
問題を記載している学習サイトもあるため、それらをうまく活用すると良いでしょう。
また、実際にプログラミングしてみるのもおすすめです。
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まとめ
C言語は汎用性や実用性が高いプログラミング言語です。
その特徴から、非常に多くのシステムで利用されています。
そのため、習得しておくと就職や転職でも有利に働く可能性や、フリーランスの人は案件を獲得しやすくなる可能性があるでしょう。
エンジニアは実務経験が評価される職種です。
資格取得は、客観的に知識やスキルを証明することに繋がります。
C言語のスキルを証明したいという人はC言語プログラミング能力認定試験の取得を目指すと良いでしょう。
また、フリーランスで案件を探している人はフリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」の利用がおすすめです。
当サービスは無料で利用することができ、C言語と類似言語であるC#の月額平均報酬は77.5万円と高単価の案件を豊富に取り扱っています。
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そのため、当サービスを使い案件を獲得することで、専門性やスキルを高めることにも繋がるでしょう。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。