C++の将来性は高い?難易度や関連している情報についても紹介!
近年はさまざまなプログラミング言語が登場して話題になっています。
そのため、C++と聞くと時代遅れと感じる人がいるかもしれません。
また、そもそもC++で何を作れるのか理解していない人も多いでしょう。
しかし、実はC++の将来性は高く、今後も一定のニーズがあると考えられます。
本記事ではC++の将来性や学習の難易度、C++の言語の種類などについて解説します。
プログラミング言語としてC++に興味を持っている方は参考にしてください。
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C++の将来性
C++は古いといわれることがありますが、実際には将来性が高いとも言われるプログラミング言語です。
今でも一定のニーズが存在していて、開発で使われている現場は数多くあります。
C++を扱えるエンジニアを求める案件もあります。
将来性の高いプログラミング言語を習得したいと考えている方は、C++に注目してみるのもよいでしょう。
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C++の将来性がある理由
なぜC++やC++を扱えるエンジニアは将来性が高いと言われるのか理由を詳しく紹介します。
一定のニーズがある
C++は世界中で今でも使われ続けているプログラミング言語です。
汎用性が高いため、さまざまな用途に利用できます。
現在では、組み込みシステムや大規模システムの開発において採用されるケースが多いです。
C++は実行速度が速いといったメリットがあるため、実行速度を重視する開発において、ニーズが高いという独自性を持っています。
デバッグを簡単に行いやすいこともメリットの1つです。
オブジェクト指向型の言語であり、複数のメンバーが関わる大規模なシステム開発に向いています。
以上のように他の言語にはないメリットがいくつもあるため、C++は今でも需要の高いプログラミング言語の一つといえるでしょう。
C言語と互換性がある
C++にはC言語との互換性があるため、幅広い分野で活用しやすいです。
C言語との互換性を持たせたシステムを開発したい場合にC++が選ばれるのです。
例えば、他のオブジェクト指向型のプログラミング言語であるC#にはC言語との互換性があません。
この点でC++には他の言語にはない優位な点を持っていることが、将来性が高い理由の1つとなっているのです。
互換性があるので開発現場ではC言語とC++の両方を合わせて使う場面もあります。
C言語の資格について詳しく知りたい方は「C言語の資格一覧!試験内容や難易度、参考書を使ったおすすめ勉強法も紹介」をご覧ください。
動作が速くなる
C++で作ったシステムは動作が速くなるというメリットがあります。
C++はコンパイル言語であり、スクリプト言語よりも処理スピードが速いのが大きな特徴です。
そのため、多くのデータの処理や複雑な計算を行うシステムを開発する際にはC++が採用される傾向があります。
また、IoT機器やデジタル家電など比較的小型の製品の開発においても処理速度が速いためC++が選ばれるケースが多く、これからの時代でも使用される言語となるでしょう。
その他には、高速な処理が必要になる部分でのみ、C++を使うケースもあります。
通常の処理はスクリプト言語で記述を行い、処理の負担が大きい部分でのみC++を利用するのです。
部分的にC++を利用するケースは多いため、C++は一定のニーズがあります。
習得するのが困難である
C++は習得する難易度が比較的高い言語のため、扱えるようになればエンジニアとしての価値を高めることにつながります。
エンジニアの採用が激化している今、C++を扱うことができる人材は貴重であり、C++の求人を企業が出しても、なかなか人材が集まらないということがあります。
C++を習得しているということは、他のエンジニアと差別化する1つのポイントとなり、案件獲得で有利になる場合があります。
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C++の難易度は?難しい理由について
C++を習得するのは、他のプログラム言語と比較して非常に難しいと言われています。
理由は、言語として複雑だからです。
まず、そもそも複雑な言語を扱ったことがないエンジニアにとって、C++は理解するまでのハードルが高いとされています。
また、C++はC言語を前提とした言語のため、習得にはC言語の理解が求められる点も特徴です。
C言語の学習まで進める必要があり、きちんと理解するまでに時間がかかるため、C++の学習コストは高くなります。
途中で挫折するケースもあり、習得するまで時間がかかるため敬遠されるケースもあります。
オブジェクト指向が難しく理解しづらい
オブジェクト指向はプログラミングにおける一つの概念であり、慣れるまでに時間がかかります。
抽象的な理論を理解する必要があり、特にプログラミングの初心者にはハードルが高いといえるでしょう。
ベテランのエンジニアであっても、オブジェクト指向について正しく理解している人は、少ないと言われています。
オブジェクト指向は専門性の高い分野のため、独学で習得する難易度が高いです。
そのため、勉強会・セミナーなどに参加して、実務経験も積みながら何年もかけてアウトプットする中で学習する人が多いです。
オブジェクト指向を理解できるようになるまでに多くの時間を費やす必要があるでしょう。
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C++のプログラミング言語の種類
C++にはプログラミング言語の種類として以下の二つがあります。
・VisualC++
・Borland C++
それぞれの特徴を紹介しましょう。
VisualC++
VisualC++はマイクロソフト社によって開発されました。
C言語やC++の総合開発環境であり、Visual Studioの中に含まれる形で提供されています。
Windowsのプログラミングの開発言語の中では標準とされており、高性能のソフトウェアを開発できるのが特徴です。
コンポーネントやデバイスドライバまであらゆる領域のソフトウェア開発に対応できます。
VisualC++を使用する案件としては、組み込み系のシステム開発や、大きな規模の業務システム開発などがあります。
ただし、実際に案件に応募する際には、VisualC++のスキルだけではなく、Javaなど別の言語のスキルも同時に求められるケースもあるでしょう。
Borland C++
Borand C++はWindowsのソフトウェアの開発で利用されることが多いです。
Borand C++は開発環境の一つであり、Borlandが提供しています。
Windows用の開発環境として、VisualC++とBorand C++の二つが使われてきました。
現在は、Borlandがコードギアによって買収されたことにより、C++ Builderとして提供されています。
情報量は、VisualC++の方が多く集まるため、初めてC++に触れるのであれば、Visual C++の方が学習を進めやすいでしょう。
C++ Builderは一般的には知名度が低く、比較的マイナーな開発環境です。
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C++に代わる言語
C++は言語として複雑であり、習得難易度が高いため、敬遠される傾向にあります。
そこで、C++に代わる言語として注目されているのがRustです。
なぜRustがC++に取って代わる言語とされているのか、理由を詳しく紹介しましょう。
安全性が高い
Rustは安全性が高いとされています。
C++を使う場合、開発者はさまざまなリスクを想定して開発することを求められます。
例えば、メモリの多重開放が起きてしまうとセキュリティ上の問題が発生します。
C++では「ポインタ」という文法構造を採用したことでメモリの安全性を妨げている点がデメリットです。
一方、Rustではメモリ管理の仕組みとして「所有権」を設定できます。
Rustではメモリの所有者が常に一つになるのが特徴です。
Rustを使うことでメモリの多重開放が起きることはなく、C++よりもメモリを安全に運用できます。
並行処理が素早行える
Rustは並行処理を素早く行えるというメリットがあります。
Rustではマルチスレッドが可能だからです。
複数のプログラムの処理を同時に並行して行えます。
一般的にはマルチスレッドを行うとエラーが生じるリスクがあるので対策しなければいけません。
例えば、マルチスレッドによって、デッドロックやデータ競合のリスクがあります。
また、C++でマルチスレッドを実現したいならば、データ競合を回避する工夫が求められます。
一方、Rustでは厳密なルールを採用していて、マルチスレッドの際のデータ競合を未然に防げます。
安全な状態でマルチスレッドを実現できて、並行処理を速くできるのです。
処理速度が高い
Rustは処理速度が高いのが大きな特徴です。
もともとRustはC++の代わりとなる言語を目指して開発されました。
そのため、C++よりも処理速度が速いことにこだわってRustは開発されたのです。
Rustはサイクル数や命令数でC言語を上回っています。
処理速度が速いため、これまでC++で開発していたプロジェクトをRustで行えるのです。
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C++は、使用したシステムの動作が速くなるというメリットがあるため、アプリケーション開発やIoT、DXなどの市場が伸びている今、需要が高いです。
ただし、習得するのが難しく、学習コストは高いとされています。
このため、初学者であれば、C++に代わる言語としてRustも、注目されているためチェックするとよいでしょう。
C++を活用した案件に応募したいならば、IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」にお任せください。
当サービスはリモートで働くことのできる案件や高単価な案件も用意しています。
希望する案件の獲得に向けてさまざまなサポートが受けられるため、ぜひ、ご利用ください。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。