2023.06.09更新

エンジニアがスキルアップするための国家資格や意識すべき行動は?

エンジニアは常にスキルアップを意識することが大切です。

技術の変化のスピードが早く、実力主義で評価される傾向が強い世界のため、スキルアップをしないと活躍できなくなってしまう可能性があります。

スキルアップすると、市場価値を高められ、キャリアアップを実現することも可能です。

本記事ではエンジニアがスキルアップするために意識すべき行動や、おすすめの国家資格について解説します。

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エンジニアのスキルアップが必要な理由

なぜエンジニアにスキルアップが求められるのか理由を紹介します。

技術の革新が速くなっているため

IT業界は技術の革新が速くなっており、他の業界よりも変化の速度は著しいと言われています。

最近まで新しい技術だったものが、あっという間に古くなるということも珍しくありません。

同じ技術が長く通用する業界ではないため、常にスキルアップをすることが求められます。

技術革新の速度に追いつくことができなければ、対応できる仕事も減少していまいます。

常にトレンドの情報にアンテナを張り、新しい技術や知識を身に付けることが大事です。

キャリアアップするため

キャリアアップのためにはスキル向上は欠かせません。

エンジニアは実力主義で評価される傾向が強い世界であり、仕事で良い成果を上げることができないと昇進や昇給は望みづらいです。

資格を取得したり、新しい言語を習得したりし、自分の力をアピールすることが必要になります。

スキルアップによって、キャリアアップの幅を広げることも可能です。

実務で結果を出し評価をされれば、責任のある仕事を担当できるでしょう。

そのために専門的なスキルや知識の習得が重要になります。

自らの市場価値を上げるため

スキルアップすることで自分の市場価値を高められます。

案件を獲得する際には、自分の専門スキルや知識をアピールしなければいけません。

それぞれの案件が求めているスキルを満たしていることが重要です。

スキルアップを果たせば、より多くの案件で活躍できます。

常にスキルアップを図ることで需要の高い人材になることができ、仕事の幅を広げられるのです。

実力社会であるため

IT業界は実力主義で評価される傾向が強いため、実務で優れた能力を発揮できる人材が高く評価されます。

専門職であり、技術を有する人材は戦力として活躍できるのです。

逆に需要の高い分野のスキルや知識を持っていないエンジニアは仕事がなくなる可能性があります。

スキルさえあれば年齢に関係なく活躍もしやすい業界です。

技術革新によって古い技術のニーズがなくなることも多く、長い実務経験があっても若手に仕事を奪われることがあります。

常にスキルアップを図り、実力を高めていく必要のある世界です。

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エンジニアがスキルアップできる国家資格

エンジニアとしてスキルアップを果たしたい人におすすめの国家資格を紹介します。(2023年1月時点情報)

応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験は、数年の実務経験を積んだシステム開発者を主な対象としています。

深い知識と論理的な思考力、応用力を試される資格試験です。

情報セキュリティからデータベース、ネットワークまで幅広い内容から出題されます。

知名度の高い資格であり、合格率が低いため、取得すれば専門的なスキルや知識をアピールできるでしょう。

資格名 応用情報技術者試験(AP)
試験形式 四肢択一、記述式
出題範囲 情報セキュリティ、データベース、ネットワークなど

※参考:情報処理推進機構 応用情報技術者試験(AP)ページ

ITサービスマネージャ試験(SM)

ITサービスマネージャ試験は、サービスの計画立案、設計などを、チームをマネジメントしながら推進できる人を対象とした資格試験です。

サービス設計に関する知識だけではなく、ビジネススキルや経営知識も求められます。

ITの基本的な知識からサービスマネジメントといった問題が出題されます。

出題形式は四肢択一式と記述式です。

難易度は高いとされています。

資格名 ITサービスマネージャ試験(SM)
試験形式 四肢択一、記述式
出題範囲 ITの基本的な知識からサービスマネジメントまで

※参考:情報処理推進機構 ITサービスマネージャ試験(SM)ページ

システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験は、システム開発の上流工程に携わる人を想定しています。

難易度は高いです。

四肢択一式と記述式で出題され、論述試験もあります。

データベースやセキュリティなど技術的な出題に加えて、上流工程に必要な業務知識や業務分析などを問われる問題が多いです。

エンジニアとして上流工程の仕事に携わりたい人におすすめできる資格といえます。

資格名 システムアーキテクト試験(SA)
試験形式 四肢択一、記述式(論述式)
出題範囲

データベースやセキュリティなど技術的な知識、上流工程に必要な業務知識や業務分析

※参考:情報処理推進機構 システムアーキテクト試験(SA)ページ

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークシステムの構築や運用をできるエンジニアを対象とした資格です。

インフラ系エンジニアやネットワークエンジニアになりたい人におすすめです。

試験形式は四肢択一式と記述式です。

出題範囲は情報セキュリティやネットワークの問題が多いです。

資格名 ネットワークスペシャリスト試験(NW)
試験形式 四肢択一式と記述式
出題範囲 情報セキュリティやネットワーク

※参考:情報処理推進機構 ネットワークスペシャリスト試験(NW)ページ

ITストラテジスト試験(ST)

ITストラテジスト試験は、超上流工程において戦略化として活躍できる能力を認定します。

幹部候補やITコンサルなどを想定とした試験です。

難易度はとても高いとされています。

情報処理技術者試験の中でも最難関に位置する試験です。

受験者は他の情報処理技術者試験の他の区分を複数合格しているケースが多く、相対的に難易度が高くなっています。

出題形式は四肢択一式と記述式、論文課題形式となっています。

出題範囲は多岐に渡り、経営戦略マネジメントや情報セキュリティ、組み込みシステムなどです。

資格名 ITストラテジスト試験(ST)
試験形式 四肢択一式と記述式、論文課題形式
出題範囲 経営戦略マネジメントや情報セキュリティ、組み込みシステムなど

※参考:情報処理推進機構 ITストラテジスト試験(ST)ページ

プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトマネージャに求められるスキルや知識を認定しています。

難易度は非常に高い試験です。

情報処理技術者試験の最難関試験であり、合格すれば高度なスキルを証明できます。

出題形式は四肢択一式と記述式、論文課題形式です。

プロジェクトマネジメントのあらゆる領域から出題されます。

将来的にプロジェクトマネージャを目指したい人の目標として最適な試験です。

資格名 プロジェクトマネージャ試験(PM)
試験形式 四肢択一式と記述式、論文課題形式
出題範囲 プロジェクトマネジメントのあらゆる領域から出題

※参考:情報処理推進機構 プロジェクトマネージャ試験(PM)ページ

システム監査技術者試験(AU)

システム監査技術者試験は、システム監査人に求められるスキルや知識を認定します。

IT系の資格の中でも難しい資格の1つとされています。

将来的にシステム監査の仕事に携わりたい人におすすめです。

四肢択一式と記述式、小論文が出題されます。

情報セキュリティやシステム監査、関連する法令などから出題されるのが特徴です。

資格名 システム監査技術者試験(AU)
試験形式 四肢択一式と記述式、小論文
出題範囲 情報セキュリティやシステム監査、法令

※参考:情報処理推進機構 システム監査技術者試験(AU)ページ

情報処理安全確保支援士試験(SC)

情報処理安全確保支援士試験は、サイバーセキュリティに関する国家資格です。

情報処理技術者試験からは独立して実施されています。

サイバーセキュリティ対策を担う中核人材の育成を目的として開催されている試験です。

情報セキュリティに加えてネットワークやセキュアプログラミングなどの理解が求められます。

四肢択一式と記述式で出題されるのが特徴です。

情報セキュリティやネットワーク、情報セキュリティインシデントなどの分野から出題されます。

資格名 情報処理安全確保支援士試験(SC)
試験形式 四肢択一式と記述式
出題範囲 情報セキュリティやネットワーク、情報セキュリティインシデントなど

※参考:情報処理推進機構 情報処理安全確保支援士試験(SC)ページ

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エンジニアがスキルアップのために意識すべき行動

エンジニアがスキルアップを果たすためにどんな行動を意識するとよいか紹介します。

ニュースやトレンドを抑え、IT業界の動向を把握する

エンジニアとしてIT業界の最新の動向を把握しておくことは大切です。

トレンドを理解しておけば、日々の仕事で課題解決に向けた提案をする際の選択肢を増やせます。

何か問題が起きたときにも解決策を思いつく可能性が高まるでしょう。

ニュースやトレンドを押さえることで、最新技術についてキャッチアップもできます。

注目されている技術や知識を把握して、仕事で役立ちそうなものであれば深く追求してみれば、エンジニアとしてスキルアップを果たせます。

定期的にセミナーや勉強会を利用する

セミナーや勉強会には定期的に参加するとよいでしょう。

勉強会・セミナーでは特定のプログラミング言語や分野について情報交換や学習、交流などを行えます。

さまざまなレベルのものがあり、内容も多様です。

自分の目的に合ったセミナーや勉強会を探してみてください。

オンライン動画を活用する

エンジニア向けのオンライン動画はたくさんあります。

プログラミング言語やAIなどさまざまな分野の技術や知識について動画で気軽に学べるのがメリットです。

動画であれば、スキマ時間を活用して視聴できます。

視覚的に説明されていて、書籍よりも理解しやすいことが多いです。

エンジニアのスキルアップのためにオンライン動画などの教材を積極的に活用するとよいでしょう。

定期的に書籍を読む

エンジニアがスキルアップするための基本は技術書を読むことです。

定期的に書籍を読む習慣をつくりましょう。

定期的に書店や図書館に足を運んで、さまざまな書籍をチェックしましょう。

自分の目的に合った書籍を選んで読むことで、効率的にスキルアップを図れます。

人脈づくりなど、エンジニア同士の交流を図る

エンジニアのスキルアップに人脈づくりは大切です。

いろいろなエンジニアと交流を図ることで情報提供を受けられます。

また、最新のトレンドについて教えてもらいやすくなります。

他にも専門的な技術や知識についてわからない部分を質問できます。

エンジニアとしてのアドバイスを受けることもでき、さまざまなサポートを期待できるのです。

自分でも積極的にアウトプットする

スキルアップのためにはインプットだけではなくアウトプットも大切です。

例えば、新しい技術について学んだ後で、積極的に自分でアウトプットしてください。

例えば、実際に技術を活用して簡単なシステムを開発してみるのです。

新しいプログラミング言語を学んだならば、自分でコーディングをしてソフトを作ってみましょう。

アウトプットすることでインプットした内容が身に付きます。

スキルアップイベントに参加する

エンジニアを対象としたスキルアップイベントに参加してみましょう。

参加者がチームを組んで決められたテーマで開発をして成果を競い合うハッカソンやワークショップなどのイベントがあります。

知識や技術のアウトプットができるだけではなく、人脈づくりにも役立つのです。

開発の現場で必要となるリーダーシップやコミュニケーションのスキルを身につける効果もあります。

新しい言語の理解を深める

エンジニアとして積極的に新しい言語の習得に励むことは大切です。

新しい言語の理解を深めてアウトプットすることで、仕事の幅を広げられます。

扱える言語が増えれば、何か提案をする際の選択肢も増えるでしょう。

ニーズがあり、将来性の高い言語に挑戦すると良いです。

資格取得に勤しむ

前述の通り、スキルアップを果たすための目標として資格取得を目指すのも良いでしょう。

資格試験への合格という明確な目標があれば、スキルアップへのモチベーションを高められます。

資格試験の学習を通して体系的な知識やスキルを身に付けられるのもメリットです。

エンジニアにおすすめの資格について詳しく知りたい方は「エンジニアの業務内容や必要な資格、独立のメリット・リスクまで徹底解説!」をご覧ください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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