フロントエンドエンジニアの今後は?将来性や向いている人の特徴を解説!
「フロントエンドエンジニアに将来性はあるのだろうか」
「フロントエンドエンジニアの今後の需要がどうなるのか知りたい」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
フロントエンドエンジニアは、アプリケーションあるいはWebサイトの開発にとって欠かせない職種です。
しかし、フロントエンドエンジニアは今後も需要が期待できるのか心配する人は少なくありません。
そこで今回は、フロントエンドエンジニアの将来性や適性、必要なスキル・知識を紹介します。
現在、フロントエンドエンジニアとして働いており、今後将来的に需要があるのか不安に感じる方に役立つ記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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フロントエンドエンジニアはオワコン?将来性や10年後どうなる?
フロントエンドエンジニアはオワコンと言われることがあり、不安な方も多いのではないでしょうか。
ここではフロントエンドエンジニアの将来性について解説します。
フロントエンドエンジニアの需要は?
フロントエンドエンジニアは、今後も需要があると考えられています。
総務省が公開している資料によると、デジタル化の取り組みにおいて「実施している」と回答した企業が48.4%、「実施していない、今後実施を検討」と回答した企業が11.7%であることが分かりました。
つまり、デジタル化に着手している、もしくは将来的に着手する予定の企業が全体の6割を占めているということです。
そのため、デジタル人材であるフロントエンドエンジニアが積極的に活用される可能性があります。
フロントエンドエンジニアは今後飽和する?
フロントエンドエンジニアは今後飽和状態に陥るのでしょうか?
結論から述べると、フロントエンドエンジニアが飽和する可能性は低いと考えられます。
先ほど紹介した資料では、デジタル化を促進する上で「人材不足」を課題視している企業が41.7%存在することが明らかになっています。
言い換えると、デジタル化を促進する企業が増えている一方で、フロントエンドエンジニアなどのデジタル人材を確保できていない企業が多いということです。
従って、フロントエンドエンジニアが飽和する可能性は低いといえるでしょう。
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【本当に向いている?】フロントエンドエンジニアの適性を再確認
フロントエンドエンジニアにはどのような人が向いているのでしょうか?
利用者の視点に立ち考えられる
フロントエンドエンジニアには、ユーザーの視点から物事を考える力が求められます。
システムの裏側を担当するバックエンドエンジニアとは異なり、フロントエンドエンジニアはユーザーに表示される部分の開発を担当します。
例えば、Webサイトやアプリケーションのホーム画面やログイン画面などです。
フロント部分を担当するにあたり、ユーザーの視点が不足していると、使いづらいUIになり、利用率が低下する可能性があります。
学び続けられる
新しいことを学び続ける姿勢もフロントエンドエンジニアには欠かせません。
フロントエンドエンジニアは、さまざまな知識やスキルが求められる職種です。
例えば、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語、SEOやUI/UXに関する知識などが挙げられます。
こういった幅広い知識やスキルを身に付けるには、常に新しいことを吸収しようとする姿勢が必要でしょう。
常に改善しようという意識がある
常に改善しようという意識があることもフロントエンドエンジニアにとっては重要です。
タスクをただ受動的にこなすだけでなく、プロセスや業務の取り組み方などにおける改善点を見つけることで、作業の効率化を目指せます。
作業の効率化は時間やコストの節約に繋がり、企業からの評価が高くなりやすいでしょう。
特にデジタル人材の不足が懸念されている中で、効率的に作業を進められるフロントエンドエンジニアの希少価値は高くなるでしょう。
デザインに興味・関心が強い
「デザインに興味がある」という人は、フロントエンドエンジニアに向いているかもしれません。
通常、Webデザイナーが作成したデザインを元に、フロントエンドエンジニアがWebサイトやアプリケーションを作り上げます。
Webデザイナーとコミュニケーションを取りながら、開発・修正などを行っていくので、デザインの知識もある程度は必要でしょう。
さらに、場合によってはWebデザインの仕事を任されることもあり、グラフィックツール等のスキルも求められます。
集中力があり一人で作業することが苦でない
一人での作業が得意な人は、フロントエンドエンジニアとしての適性が高い可能性があります。
フロントエンドエンジニアは、WebデザイナーだけでなくPM(プロジェクトマネージャー)やバックエンドエンジニアなどと協力しながらチームで開発を進めていきますが、一人で作業をする時間も多いため、一人での作業が苦ではない人に向いているでしょう。
また、複雑なプログラミングなどを実施するため、集中力もフロントエンドエンジニアにとって重要なスキルです。
コミュニケーション能力が高い
フロントエンドエンジニアは、コミュニケーション能力が求められる職種です。
ユーザーが求めるインターフェースを実現する必要があるため、時にはユーザーに直接インタビューしたり、カスタマーサービスやSNSなどで情報を収集したりすることがあります。
さらに、先述した通り、WebデザイナーやPM(プロジェクトマネージャー)、バックエンドエンジニアなどとコミュニケーションを取りながら作業を進める必要があります。
そのため、コミュニケーション能力はフロントエンドエンジニアにとって欠かせないスキルといえるでしょう。
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長期的に活躍するには?将来に向けて備えておくと良い知識・スキル
フロントエンドエンジニアとして長期的に活躍するには、キャリアの目標に合わせて知識・スキルを身に付けることが重要です。
ここでは、将来に役立つ知識・スキルの具体例を紹介します。
マーケティング観点を含めたUI/UXの設計スキル
フロントエンドエンジニアにとって、UI/UXの設計スキルは重要なスキルのひとつです。
UIとは「ユーザーインターフェイス」の略称で、マウスや画面などの「ユーザーとサービスを繋ぐもの」を指します。
一方、UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略称で、「ユーザーの体験」のことです。
UI/UXを考慮することでユーザーの満足度が向上するだけでなく、SEO施策やCRO施策などのマーケティング観点を含めることで、CVR(コンバージョン率)の改善を目指すことができるでしょう。
マネジメントスキル
マネジメントスキルもフロントエンドエンジニアに必要なスキルのひとつです。
チームを目標に向かってマネジメントすることで、チーム全体の技術力を向上させたり、効率的に作業を進めたりできます。
具体的には、スケジュール管理やタスク管理などを行います。
こういった管理ができていれば、メンバーからの信頼も高まり、チームとしてのパフォーマンスも向上するのです。
適切にフィードバックするための知識・スキル
フロントエンドエンジニアには、適切にフィードバックするための知識・スキルが求められます。
ユーザーが使いやすい商品・サービスを目指す上で、チームメンバーの設計やコーディング内容に対するフィードバックを日々実施していく必要があります。
また、フロントエンドエンジニアの場合、ユーザー側が直接触れる部分を担当するので、ユーザーの声から直接フィードバックを受け取ることもあります。
適切なフィードバックを行うことで、チームでの開発力を向上することができるでしょう。
サーバーサイドの言語に関する知識・スキル
サーバーサイドの言語に関する知識・スキルを身につけておくことで、フロントエンドエンジニアとして長期的に活躍できる可能性が高まります。
サーバーサイドとは、主にバックエンドエンジニアが担当する、ユーザーからは見えない領域のことです。
バックエンドエンジニアと連携しながら商品・サービスを設計する際に、サーバーサイドの知識・スキルが重要な役割を担います。
特に、フルスタックエンジニアとしてキャリアを築きたい場合は、サーバーサイドの知識は必須といえるでしょう。
上流工程に関する知識・スキル
上流工程についても把握しておくことで、フロントエンドエンジニアとして評価される可能性が高まります。
ここでいう上流工程とは、要件定義から基本設計、詳細設計などのプロセスのことです。
上流工程について理解できれば、クライアントが求めているニーズを掴み、満足度の高い商品やサービスを開発することができるでしょう。
セキュリティに関する知識・スキル
フロントエンドエンジニアとして活躍したい人は、セキュリティに関する知識を身につけておくと良いでしょう。
セキュリティ性の高いWebサイトやアプリケーションを作るには、HTMLやCSS、JavaScriptにおける脆弱性を理解し、サイバー攻撃を受けないようにすることが重要です。
もちろん、セキュリティに関しては主にバックエンドエンジニアが担いますが、フロントエンドエンジニアもセキュリティに関する知識を身につけておくことで、ユーザーが安心して利用できるWebサイトやアプリケーションを目指すことができるでしょう。
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フロントエンドエンジニアが活躍できる就職先は?
フロントエンドエンジニアの主な就職先として、「Sler」「自社開発企業」「SES」が挙げられます。
「Sler」は顧客である企業から仕事を請け負う企業、「自社開発企業」は自社で開発から運営までを行う企業、「SES」は顧客に自社のエンジニアの労働力を提供する企業のことです。
それぞれの強みと弱みは、以下の表を参考にしてみてはいかがでしょうか。
就職先 | 強み | 弱み |
---|---|---|
Sler |
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|
自社開発企業 |
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|
SES |
|
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フリーランスとして活躍するという方法もある
先ほど就職先の企業タイプについて説明しましたが、フロントエンドエンジニアは企業に就職する以外にも、フリーランスとして活躍するという選択肢があります。
特定の企業に所属しないフリーランスは、基本的に業務委託契約で仕事を受けます。
自由度の高いはたらき方を実現できるだけでなく、収入を増やすことができる可能性があります。
人材不足が加速する中で、フリーランスを積極的に活用しようとする企業の動きも高まっており、今後もフリーランスのフロントエンドエンジニアに対するニーズは高まることが予想されます。
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今回の記事では、フロントエンドエンジニアの将来性について説明しました。
フロントエンドエンジニアへの需要は今後も続き、さまざまな知識やスキルを身に付けることで長期的に活躍できる可能性があります。
フリーランスのフロントエンドエンジニアへのニーズも高まっているので、自由なワークスタイルを目指したいという方は、業務委託契約によるはたらき方も検討してみると良いでしょう。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。