シニアエンジニアを目指している人必見!なるための条件や役割・スキルを紹介!
シニアエンジニアは、年齢に関係なく使われるエンジニアの呼称です。
シニアエンジニアとはどのようなエンジニアを指すのか、またシニアエンジニアの役割をプログラミングスキルやマネジメントスキルの視点で説明していきます。
シニアエンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
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シニアエンジニアとは?
シニアエンジニアとは、専門技術力に秀でており各種システムの設計やプログラミング技術を有し、常に新たな技術の習得やキャッチアップにも敏感なエンジニアのことです。
一般的に企業に属して経験と実績を積んでいくと、技術職から管理職になるというキャリアパスが考えられます。
課長、部長、本部長など会社の幹部として会社の経営の一翼を担う立場にステップアップしていく道です。
他方で、管理職の道以外に自らの技術力を磨き上げ、会社に貢献していく技術職の道としてシニアエンジニアというステップがあります。
「高齢」という意味ではない
シニアエンジニアと聞くと、高齢者のエンジニアだと思う人もいるかもしれません。
シニアエンジニアにおけるシニアとは高い年齢を指すのではなく、高く完成された技術力を有するという意味を表しています。
上役という意味である
高く完成された技術力は、一朝一夕に獲得できるわけではなく、一般的には長い経験と業務実績の結果として醸成されるものです。
そのような意味からシニアという言葉が使われています。
高い技術力を持って若いエンジニアの上に立ち、上司として各種プロジェクトを技術的に牽引します。
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シニアエンジニアの役割
シニアエンジニアにはどのような役割があるのか、どのようなポジションに立つことが多いのか、説明していきます。
プログラミングスキルに優れている
プログラミングスキルのベースとなるのは、論理的能力と他者が記述したプログラムを解読する解析力や理解力です。
論理的能力に優れていて、自身のプログラムを短期間に書き上げることができる以上のことが必要になります。
一般的に企業におけるプログラミングの場合は、他人のプログラムを解読して、プログラミングを改変するケースが多くなります。
これは、開発をできるだけ効率的に進めるために、どうしても従来のソフトウェア資産を活用する必要があるからです。
このためには、十分なドキュメントがなく理解が困難な他者が書いたプログラムを解読するために粘り強い対応が求められます。
更に、これらの作業をできる限り短い時間でこなすことが求められるため、頭の回転もそれなりに早くなければなりません。
これらの力を総動員して、常にさまざまなシステム開発を自ら主導して行うと共に若手のメンバーを指導していくことが役割です。
若手の指導と一口に言ってもプログラミングの手法を指導するだけではなく、デバッグの方法、バグを発生させないための注意点やバグが発生しやすい場所なども指導します。
時には、若手のメンバーのプログラムがバグにより不具合を発生させている場合に、短時間でバグフィックスの指導を行うなどの対応も求められます。
このような形で、若手を支援することにより、開発チーム内における技術的な信頼も増していくのです。
チームのメンバーをリードする
先述の通り、シニアエンジニアは組織の中にあって、メンバーを人事的に管理するわけではなく、技術的な視点で支援する役割を担います。
指導するだけでなく、技術的にシニアエンジニアが先頭に立って開発を牽引していきます。
また、若手のエンジニアが担当しているプログラミングにおいて、バグなどが発生した場合に技術的に支援していきます。
シニアエンジニアは長い間、多くの開発プロジェクトの経験を踏まえ、さまざまな実績を積んでいます。
その結果、開発場面や実行している工程において、どのように進めていくことが最も効率的で、バグが発生しづらくなり短期間に開発を完了できるかなど、開発における各種の勘所を把握しています。
これらの知識も総動員しつつ、開発チームをリードしていくのがシニアエンジニアの主な役割です。
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シニアエンジニアの条件とは
特定分野の知識力・技術力が高い
シニアエンジニアになるには、特定の分野に関する知識量が豊富で高い技術力が条件となります。
上の立場になり、チームのメンバーを引っ張っていくためには知識力や技術力が求められます。
高いスキルが無ければ、シニアエンジニアは務まりません。
シニアエンジニアは、IT分野においてのみ使われる役割の名称ではなく、一般的に電気、電子、機械、建築などさまざまな技術分野においても同様に使われます。
高い知識と技術力を有し、これを維持・継続するためには常に関連情報の収集を進め、キャッチアップする必要があります。
シニアエンジニアへは一朝一夕でなれるものではなく、一般的に長い間の自己研鑽、業務の経験と実績およびその積み重ねが必要です。
さまざまなプロジェクトを通して、いろいろな成果を出す一方で失敗も経験します。
うまくいった時には、次はもっと効率的にすすめるためにどこをどうすれば良いか、ということを考え、次のプロジェクトの中で実践してみます。
思惑通りにいかず失敗した場合、その結果を踏まえ、次のプロジェクトで再チャレンジする、というように全てのプロジェクトやその他の業務を通して、あらゆることが自分の経験として技術的なバックボーンを形成していきます。
やがて高度な技術を有するシニアエンジニアと呼ばれるような存在にまで至ることができるのです。
仕事のスピードが早い
シニアエンジニアは、深い専門知識を把握していることは当然ながら、それに加えて過去の経験と実績から獲得した貴重な数々のノウハウを持っています。
「この場合はこうする」「この場合はこうしてはいけない」など、開発を進めるうえで、決定的な効率化に直結するノウハウをフルに活用しながら仕事を進めることができます。
このため、他の技術者に比べて短期間に高品質で高性能な開発を行うことができます。
情報収集を怠らない
自身で保有する高い知識力、技術力を維持していくためには情報収集を常に行う必要があります。
特にIT業界における技術の進歩は早いため、関連する最新の技術動向を常に把握しておく必要があります。
また、プロジェクトなどを通して、開発の実践を継続していくことも大切です。
開発の第一線から外れると、すぐに持っている技術力やノウハウなどがさび付いてしまう可能性があるからです。
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シニアエンジニアの年収は?
シニアエンジニアの主たる業務は技術的な観点で、プロジェクトにおける開発をサポートすることです。
つまり、各種の開発において若手技術者のコンサルティングや、場合によっては、チームのマネジメントなどを行うこともあります。
このような業務内容から、シニアエンジニアの年収はプロジェクトマネージャーや、ITコンサルティングに近い年収になると想定できます。
転職サービス「doda」によると正社員で働く場合にはなりますが、
- プロジェクトマネージャーの平均年収は、671万円
- ITコンサルタントの平均年収は、585万円
と比較的高水準です。
シニアエンジニアも経験年数や求められるスキルを鑑みると、これらの職種と同程度であると推定できます。
そのため、おそらくこのレンジの年収であると想定できるでしょう。
もちろん企業によってシニアエンジニアに求める役割も期待する指標も異なるので、あくまで目安となります。
※参考:転職サービス「doda」「平均年収ランキング2021」
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シニアエンジニアを目指すには
シニアエンジニアとして活躍していくためには、まずはエンジニアとして数々のプロジェクトにおける開発経験を通して実績を積むことが求められます。
その上で、企業におけるシニアエンジニアとしての活躍の道が見えてきます。
シニアエンジニアと呼ばれるレベルでスキルがあれば、フリーランスとしての道も開けてくるでしょう。
フリーランスとして活躍したいと考えているのであれば、フリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」をご利用ください。
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まずは、ユーザ登録をするところから始めてはいかがでしょうか。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。