2023.08.01更新

フリーランスのPMOとは?PMとの違いやメリット・デメリットを解説!

昨今、フリーランスのPMOとして働く人が増えています。

高単価案件を獲得したいのであれば、フリーランスのPMOとして働くことは非常におすすめです。

フリーランスのPMOを求める案件は増加傾向にあり、PMOとして独立したい人にとってはチャンスと言えるでしょう。

今回は、PMOの業務内容、フリーランスで働く場合のメリット 、必要な資格・スキルなどについて紹介します。

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PMOとは?

PMOとは、Project Management Office(プロジェクトマネジメントオフィス)を略した言葉です。

PM(プロジェクトマネージャー)がプロジェクト全体を統括するのに対し、PMOはPMをサポートし、プロジェクトを成功させる役割を担っています。

PMOが必要とされる背景には、個々のプロジェクトが大規模かつ複雑になり、PMだけでは管理できなくなっていることが挙げられます。

PMがプロジェクトを管理できない場合、プロジェクトが遅れるなどの弊害が起こります。

このような課題を解決するのがPMOの役割です。

PMOがPMをサポートすることで、プロジェクトメンバーは目標達成に向けて動きやすくなり、最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。

PMOの業務内容とは

PMOの業務内容は、「ポートフォリオマネジメント」「プログラムマネジメント」「プロジェクトマネジメント」の3種類に分けることができます。

それぞれの特長について詳しく見ていきましょう。

ポートフォリオマネジメント

ここでのポートフォリオとは「集団」を指し、「企業が戦略的に目標を達成するための集団」を表します。

PMOにおいてポートフォリオマネジメントの役割は、戦略的にリソースを分配し最善の効果を得ることだと考えられます。

プログラムマネジメント

プログラムマネジメントは、人材・コスト・納期・品質管理などの複数の プログラムを管理し、プロジェクトを成功させることです。

PMOはトラブルが起きないよう、複数の プロジェクトの調整をすることで、業務が円滑に進むよう管理します。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントは、書類作成などの事務作業を含め 、スケジュール調整・リスクマネジメント・課題管理をすることです。

PMOとPMの違いとは

PMは、プロジェクトの全体統括を行い、スピーディーに意思決定するリーダー的な役割です。

これに対してPMOは、プロジェクトにおいてPMをサポートし、プロジェクトマネジメントの質を高めます。

フリーランスのPMOとは

フリーランスのPMOはPMのサポートとしての役割もあり、これまではリモートワークが しづらい状況でした。

しかし、コロナ禍でリモートワークが拡大したことにより、リモートワークで業務を行う ことが増えています。

また、従来のフリーランスのPMOはIT業界で働く ことがメインでした。

しかし、昨今の企業のDX化に伴い、それに応じたプロジェクトはより大規模かつ複雑になり、企業内のPMOだけでは人材が不足しています。

このため、高度なマネジメント能力を持つフリーランスのPMOの需要が高まっています。

フリーランスのPMOは、IT業界のみならず、あらゆる業界で市場価値が高まっていると言えるでしょう。

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フリーランスのPMOとして働く場合のメリット

PMOとして仕事をする場合、フリーランスや会社員として働く方法 があります。

会社員として働く場合は、SIerやコンサルティングファームなどに属することが多いですが、そこから独立をしてフリーランスになり働く人も 増えています。

ここでは、フリーランスのPMOとして働く場合のメリット について見ていきましょう。

高い報酬を得やすい

フリーランスのPMOは、会社員のPMOより報酬が高い傾向に あります。

このため、フリーランスのPMOになると、高い報酬 を得られる可能性が高ま ります。

PMOとして高い報酬 を希望するなら、独立してフリーランスのPMOを検討してみると良いでしょう。

プロジェクトを選ぶことができる

会社員のPMOの場合は、基本的に会社が選んだプロジェクトにアサインされるため、自分でプロジェクトを選べないケースが多くあります。

自分の希望と合わない分野のプロジェクトの場合、仕事に不満を感じることもあるでしょう。

フリーランスの場合は、自分が希望する分野のプロジェクトを選べる傾向にあるため、希望の分野でPMOとして経験を積める可能性も高まりま す。

自分の希望や強みが ある人は、フリーランスという働き方を選択することがおすすめです。

未経験でも挑戦できる可能性がある

コンサルティングファーム出身であれば、未経験であってもPMOとして活躍しやすい傾向にあります。

PMOの案件は増加傾向にありますが、十分なスキルを持った経験者が不足しているのが現状です。

コンサルティングファーム出身者であれば、マネジメント能力やコミュニケーション能力が高いと企業から判断されやすいため、未経験でもPMOの仕事を受注できるチャンスがあります。

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フリーランスのPMOとして働く場合のデメリット

高い報酬 が見込め、プロジェクトが選びやすいなど、メリットが多いフリーランスのPMOですが、フリーランスであるからこそのデメリットもあります。

ここからは、フリーランスとしてPMOをした場合のデメリットを見ていきましょう。

外部の人間であるため仕事がしづらい

フリーランスになると、一緒に仕事をしていても外部の人間として扱われる可能性があります。

このため、発注元企業の社 員と意思の疎通が上手くいかない こともあるかもしれません 。

上手く意思の疎通が取れない と、プロジェクトの進行にも影響します。

また、PMOはあくまでもPMのサポートといった立場であるため、主導権を握りすぎないことも必要でしょう。

PMOが主導権を握りすぎると、PMとPMOのどちらの判断に従えば良いのかメンバーが迷ってしまうことやマネジメント が機能不全に陥る可能性もあります。

案件を引き受ける場合は、メンバー構成を確認し、自分に 合う案件であるのか見極めることが必要です。

難易度の高い案件はプレッシャーがかかる

難易度の高い案件は、プロジェクトが上手くいかない場合、PMOにプレッシャーがかかりやすい傾向があります。

仕事を受注する場合、自分にとって目標達成できる案件であるのか判断するとよいでしょう。

場合によっては、仕事を受けることを断ることも必要です。

資格

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フリーランスのPMOに必要な資格・スキル

フリーランスのPMOとして、活躍するためにはスキルが非常に重要ですが、資格を持っていると有利になることがあります。

フリーランスのPMOに資格は必須ではありませんが、持っておくとスキルを客観的に示すことができ、企業へのアピール材料になります。

ここから、PMOに必要な資格・スキルについて紹介します。

PMOに必要な資格

フリーランスのPMOを目指すならPMPの資格を持ち、PMBOKで知識を習得することをおすすめします。

PMP®(Project Management Professional)                                                               

資格概要 プロジェクトマネジメントの経験・知識・マネジメントに関する実務能力が問われる資格
期待できる効果 ・スキルアップ ・キャリアアップ ・人的ネットワークの拡大
資格更新 3年ごとに更新が必要

「PMP®」は、米国プロジェクトマネジメント協会の認定資格です。

プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する国際資格となります。

プロジェクトマネジメントの経験・知識・マネジメントに関する実務能力が問われる資格です。

また資格には3年ごとに更新が必要になります。

PMPⓇの取得には時間がかかるため、PMP®を取得するまで、PMBOKで学ぶことをおすすめします。

※参考:PMI日本支部 PMP®(2021年2月時点情報) 

PMBOK

「PMBOK」は、プロジェクトマネジメントの世界標準となっている参考書です。

PMBOKは、QCDの管理を目標とし、管理達成のためのプロセスについて解説しています。

QCDとは、品質・費用・納期を指した言葉です。

PMPは取得するのに時間がかかることも多いため、PMBOKを参考に勉強をすると良いでしょう。

関連記事:PMBOKとは?第7版は第6版と何が違うのか変更点を解説

コミュニケーション能力

PMOには高いコミュニケーション能力が必要です。

プロジェクトメンバーと 密なコミュニケーションを取り、円滑なプロジェクト進行を行うためにPMOには、折衝・交渉能力が重要になります。

外部ベンダーなどステークホルダーと円滑に連携する力や、現場のメンバーのモチベーションを高め、 生産性高くプロジェクトが進行するよう、フォローすることなどが必要になります。

進捗管理能力

プロジェクトを目標達成に導くためには進捗管理能力が重要です。

納期に間に合うように定期的に進捗管理をし、遅れている場合はタスクやスケジュールの見直しが必要になります。

進捗管理により問題を早期に発見し、早期解決できるためPMOには必須の能力と言えるでしょう。

情報収集やデータ分析能力

PMO は情報を集め、データを分析 することも必要です。

分析結果を元にプロジェクト成功に向けての課題を洗い出し、対策を立てるスキルも求められるでしょう。

こうした分析について、メンバーに分かりやすく伝えるプレゼンテーション能力・資料作成能力・提案力も必要になります。

リスクマネジメント能力

PMOには複数のプロジェクトを観察し、リスクを素早くキャッチするリスクマネジメント能力も 必要です。

問題が起こりそうなリスクがある 場合は事前に察知し、問題が生じないよう対策を講じることが求められます。

リスク回避のため、PMやメンバーにヒアリングをして、起こり得る問題を適切に把握しなくてはいけません。

洗い出したリスクを分析し、リスクを回避できる対策をします。

関連記事:プロジェクトマネージャー(PM)にオススメの資格5選!必要なスキル・年収なども紹介

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まとめ

PMOとはPMをサポートする役割であり、「ポートフォリオマネジメント」「プログラムマネジメント」「プロジェクトマネジメント」が業務内容です。

フリーランスのPMOは、高い報酬を得やすく、プロジェクトを選びやすいといったメリットがあります。

フリーランスとしてPMOの案件を獲得したいならばフリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」がおすすめです。

当サービスは、フリーランスが案件を獲得できるようさまざまなサポートをしています。

また、高単価案件や長期契約できる案件、スキルの向上が見込める案件などが豊富なため、自身の希望する案件を獲得できるチャンスが高まるでしょう。

サービス利用は無料なため、フリーランスのPMOとして活躍したいエンジニアはぜひ登録してみてください。

関連記事:テックリード(リードエンジニア)とは?PMとの違いや役割、今後の将来性について

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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