Swiftエンジニアの年収や案件単価の相場、需要を解説!稼げないのは本当?
「Swiftエンジニアの年収はどのくらいなのか」
「Swiftエンジニアが年収を上げるにはどうすればいいのか」
と気になっている方もいるのではないでしょうか。
Swiftは、iOSやmacOSの開発に多く使用されており、需要の高い言語といわれています。
また、需要に対してスキルを持ったエンジニアが希少なため、フリーランスエンジニアへの依頼も多くなっています。
本記事では、Swiftエンジニアの年収相場、Swiftエンジニアのフリーランス案件の例、フリーランスのSwiftエンジニアが年収を上げるための方法について解説します。
Swiftエンジニアの年収水準を知り、自身の年収水準を上げていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Swiftに関わるエンジニアの年収相場
ここでは、Swiftに関わるエンジニアの年収相場について解説します。
Swiftを使用し、どの領域にエンジニアとして関わるかで年収が異なる
Swiftエンジニアの年収は、関わる領域によって大きく異なります。
以下では、各職種の特徴について解説します。
スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア
転職サービス「doda」によると、スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニアの平均年収は461万円です。
スマホアプリの開発では、Swiftが多く使用されます。
Swiftは、Appleが推奨するプログラミング言語であり、iOS開発の主要な言語となっています。
そのため、iPhoneやiPad向けのアプリケーション開発において重要な役割を果たしています。
iPhoneのシェアが高く、iOS開発の需要は今後も高水準を維持すると考えられますが、高い需要に対してエンジニアの数が追いついていないため、ITエンジニアの平均年収452万円と比較しても、スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニアの給与水準は高い傾向にあります。
※引用:転職サービス「doda」 「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」(2024年5月時点情報)
システム開発/運用
転職サービス「doda」によると、システム開発/運用に携わるエンジニア全体の平均年収は472万円です。
Swiftは、企業や医療機関などの内部システムの開発にも使用されます。
Swiftはフロントエンド開発で利用頻度の高い言語ですが、バックエンドのシステムとの連携にも使用されます。
システム運用では、トラブルに応じて対応する必要があるため、システム導入後に継続的な運用メリットを得ることが可能です。
DX化の流れから、企業の活動の基盤となるシステムへの需要は高まっていくと考えられます。
そのため、システム開発/運用の分野でも良い待遇が期待されます。
※引用:転職サービス「doda」 「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」(2024年5月時点情報)
パッケージ導入/システム導入
転職サービス「doda」によると、パッケージ導入/システム導入に携わるエンジニア全体の平均年収は469万円です。
Swiftは、ソフトウェアパッケージのカスタマイズや拡張機能の開発を行うことも可能です。
このため、Swiftエンジニアはパッケージ/システム導入エンジニアとして活躍する道もあります。
クライアントに要求をヒアリングし、要件定義を行い、導入後も継続的なサポートをします。
パッケージ/システムを導入するためには、課題解決に導くコンサルタントのようなスキルが必要となり、そのコミュニケーション能力には高い付加価値があります。
そのため、パッケージ導入/システム導入エンジニアも安定した収入を期待できるでしょう。
※引用:転職サービス「doda」 「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」(2024年5月時点情報)
サーバーエンジニア
転職サービス「doda」によると、サーバーエンジニア全体の平均年収は454万円です。
Swiftには、サーバーサイドに対応するフレームワークもあり、安定性や拡張性が求められる開発に使用されます。
また、iOSアプリと連携するAPI開発にもSwiftは使用されています。
サーバーエンジニアは、管理する規模やサーバーの種類、担当範囲により年収にばらつきがあるため、全体平均で見ると年収はITエンジニア全職種平均と同程度の水準になります。
※引用:転職サービス「doda」 「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」(2024年5月時点情報)
Webサービスエンジニア
転職サービス「doda」によると、Webサービスエンジニア全体の平均年収は424万円です。
Swiftには、Web開発用のフレームワークもあり、サーバーと連携した製品を作ることが可能です。
Webサービスエンジニアは市場が大きい反面、開発規模やクライアントやプロジェクトの予算感に幅があります。
そのため、平均年収としてはITエンジニア全体の平均年収454万円と比較するとやや低い水準となります。
ただし、Webサービスに携わるSwiftエンジニアの中には、高いスキルが評価され高収入を得ている方も多く存在します。
※引用:転職サービス「doda」 「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」(2024年5月時点情報)
Swiftエンジニアの平均年収は高い
転職サービス「doda」の平均年収ランキングによると、日本のビジネスパーソン(会社員、サラリーマン)の全体平均年収は414万円とされています。
Swiftエンジニアの年収は、関わる領域によって変動するものの、前述したスマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニアの給与水準と日本のビジネスパーソン(会社員、サラリーマン)の全体平均年収と比較すると年収が高い傾向にあることがわかります。
※引用:転職サービス「doda」 「日本のビジネスパーソンの平均年収は?平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」(2024年5月時点情報)
需要が高い?フリーランス向けSwiftエンジニアの案件単価相場
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」の調査では、フリーランスのSwiftエンジニアの平均月額単価は94.9万円で、全言語の中で第5位となっています。
企業が既存サービスをモバイルアプリ化する動きもあり、Swiftエンジニアはフリーランス市場でも需要が高まっていると推察できます。
Swiftは、モダンな言語で人気が高いため、今後もさらに需要が高まりを期待できるでしょう。
※引用:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング!単価が高い職種、業種、言語は?(2024年5月時点情報)
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Swiftエンジニアとして年収を上げる方法
Swiftエンジニアとして年収を上げるためには、どのようなスキルを磨けば良いのか、またどのようなはたらき方で経験を積むことが重要なのかを解説します。
フリーランスとしてSwiftエンジニア向けの高単価案件を獲得する
年収を上げる方法として、フリーランスのSwiftエンジニアとして活躍し、高単価案件に参画することが考えられます。
Swiftが適したモバイルアプリの開発案件では、即戦力になるSwiftエンジニアが求められており、すぐにでも参画してもらいたいといったニーズが多く存在します。
また、大企業だけでなくスタートアップ企業からも高単価案件が多くあります。
そのため、フリーランスになるとさらに高い年収を目指せる可能性があるでしょう。
関連記事:フリーランス向けSwiftエンジニアの案件一覧を紹介!役立つ経験も解説! |
Swiftに関連する資格を取得する
年収を上げるために、Swiftに関連する資格を取得するのもおすすめです。
エンジニアにとって資格は、専門的な知識やスキルの証明になります。
社内プロジェクトのアサイン時や転職時、またフリーランス案件の獲得時など、適切な資格を有していると、業務を任せられる可能性が高まり、仕事の幅の広がりを期待できます。
例えば、Appleが提供している「App Development with Swift」を取得すれば、Swiftの基礎知識があることを証明でき、Swiftエンジニアとしての信頼性が高まるでしょう。
アプリ開発における上流工程の経験を積む
アプリ開発における上流工程の経験を積むことも、年収を上げるための近道となるでしょう。
要件定義や設計などの上流工程は、プロダクトの品質や価値に大きな影響を与えるため、これらの仕事は報酬が高くなる傾向にあります。
また、プロジェクト全体を俯瞰する視点が得られるため、テックリードなどチームをリードする立場にもなりやすくなります。
プロジェクトマネジメント/管理職の経験を積む
プロジェクトマネジメントや管理職の経験を積むのも年収を上げる方法の一つです。
マネジメント能力は、所属する企業で昇進する場合だけでなく、フリーランスとして案件を獲得する場合にも重要になります。
管理職としての役割を果たせることで年収や単価の向上が期待できるでしょう。
Swift開発においても、タイトな納期や人員の不足に直面することもあります。
そのため、クライアントやチームメンバーと的確なコミュニケーションをとって統率していく能力が求められます。
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Swiftエンジニア向けの高単価案件例を紹介
ここでは、Swiftエンジニア向けの高単価案件例を紹介します。
EV充電インフラサービスのモバイルアプリ開発
既にローンチ済みの充電インフラサービスのモバイルアプリ開発において、新機能開発や新サービス開発などを行います。
組織の7割は外国籍の方で構成されています。
モバイルアプリ開発経験3年以上とされており、KotlinまたはSwiftでの開発経験のいずれかが必須です。
モバイルアプリサービスの立ち上げ、自社サービスの開発、海外エンジニアとの開発、スタートアップでの開発経験があるとなお良いです。
週5日の活動で、業務形態は常駐+リモート、案件単価は75万円〜90万円/月です。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」 【Kotlin or Swift】自社EV充電インフラサービスにおけるモバイルアプリ開発(2024年5月時点情報)
治療アプリ開発のテックリード
患者に合わせたメッセージにより行動変容を促し病気を治療する、ソフトウェアの医療機器を開発する案件です。
その中でテックリードとしてチームを牽引する役割が求められます。
ニコチン依存症や高血圧、慢性心不全、がんなど多岐にわたる疾患治療支援アプリに取り組んでいます。
開発にはTypeScriptを使用し、開発分業をしていないことが特徴です。
TypeScript/React、あるいはReact Nativeの実務経験が必須です。
その他、歓迎要件としてはFlutter、Kotlin、Swiftのいずれかの実務経験、GraphQLの経験、NoSQLの経験、サービス運用経験が挙げられています。
活動日数は週3日〜5日のいずれか、フルリモート、案件単価は100万円〜150万円/月です。
※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」 【TypeScript/React】治療アプリ開発のテックリード/フルリモート(2024年5月時点情報)
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高単価案件の獲得にはフリーランスエージェントの活用がおすすめ
ここまで、Swiftエンジニアは需要があるため、高い年収を得られる可能性があることを解説しました。
さらに高い年収を目指したい場合は、フリーランスになるのも良い方法です。
先述の通り、フリーランスのSwiftエンジニアであれば月に100万円近くの単価を得ることも可能です。
しかし、フリーランスになるには、案件獲得や独立に関わるさまざまな業務を行う必要があり、負担に感じる方も多いでしょう。
フリーランスエージェントを活用すれば、案件獲得に向けた営業活動を代行してくれるだけでなく、事務のサポートも受けられるのでSwiftのエンジニアとしての業務に集中がしやすくなるでしょう。
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フリーランスの案件を獲得するなら「HiPro Tech」
本記事では、Swiftエンジニアの年収相場、Swiftエンジニアの年収を上げる方法、Swiftエンジニアの案件例について紹介しました。
Swiftは幅広い分野で使用されるため、今後も安定していると言えます。
また需要があるため、高い年収を目指せるでしょう。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、本記事で紹介した以外にもSwiftエンジニアの案件を多数扱っています。
参考:Swiftの求人・案件一覧 Swiftエンジニアとしてキャリアアップし、年収を上げたいと考える方はぜひチェックしてみてください。
記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。