2024.08.01更新

Kotlinエンジニアの将来性は?オワコンと言われる理由や今後の動向

「Kotlinエンジニアに将来性はあるのか」「Kotlinは流行らないのだろうか」と気になる方は多いのではないでしょうか。

Kotlinは、現在のアプリケーション開発において重要な言語であり、技術の進歩により、今後さらに重要な言語になる可能性があります。

本記事では、Kotlinエンジニアの将来性、Kotlinが現在どのように使用されているか、今後の可能性について解説します。

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Kotlinエンジニアは将来性が高い?


Kotlinエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。以下でKotlinエンジニアの将来性が高い理由を説明します。

フリーランスのKotlinエンジニアの単価相場が上昇している

IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiProTech」の調査によると、フリーランスのKotlinエンジニアの単価相場は約95.9万円で、前年と比較して約14.3万円増加しています。

また、2023年の言語別単価ランキングにおいて、Kotlinは全言語中第3位でした。
要因として、各事業会社やスタートアップによるモバイルアプリの開発需要が増加していることが挙げられます。

単価相場が上昇しているということは、Kotlinエンジニアに対する需要が高まっているとも言えるでしょう。

※参考:IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」 ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング!単価が高い職種、業種、言語は?

Google社がAndroidの公式開発言語に認定している
Kotlinは、2017年にGoogle社からAndroid開発の公式言語としての認定を受けて注目を集めました。

実際に多くのAndroidアプリ開発にKotlinが用いられており、世界的に有名なプロダクトでも採用されるケースが出てきています。

スマートフォンやタブレット端末の普及が進む昨今では、今後もAndroidアプリの需要が高まっていくことが予想されるため、将来性も高いと言えるでしょう。

関連記事:Kotlinエンジニアに必要なスキルは?経験を活かせるキャリアパスも紹介

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Kotlinがオワコンという声も。流行らないと言われる理由は?
世間では、Kotlinのことを「オワコンだ」と言う声もあるようです。Kotlinが流行らないと言われる理由の一例を紹介します。
 

学習するのに苦労する人もいる


Kotlinに対するネガティブな評価の要因の一つに、学習のハードルが高めであることが考えられるでしょう。

Kotlinを習得するには、独自のライブラリとフレームワークを学ぶ必要があります。
例えば、Googleが提供しているUIフレームワークJetpack Compose、データ持続性ライブラリのRoom、JSON解析のためのライブラリKlaxonなどが挙げられます。

Kotlinは2011年にリリースされた新しい言語で、本格的に普及したのはGoogleの公式開発言語となった2017年以降です。

このため、参考にできる書籍や記事が少なく、学習を難しくする要因となっているようです。

特に日本語で解説されたKotlinに関するテキストやトラブルの解決法が記載されたWebサイトが少ないため、新しく学びたい方にとって難しいと感じられる場合もあります。     
 

Javaと比べるとライブラリの数が少ない
Kotlinがオワコンだと言われる理由として、Javaと比べるとライブラリの数が少ない点が考えられます。

Kotlinに該当のライブラリがない機能を実装する際には、Javaのライブラリを呼び出して使用する必要があります。

Kotlinは比較的新しい言語です。
このため、Kotlinで開発を行うために、Javaの知識が必要になる場合もあります。

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Kotlinはどのような開発に使用されている?


Kotlinはさまざまな開発に使用されており、汎用性の高い言語です。Kotlinがどのような開発に使用されているのか、活用例を紹介します。
 

Androidにおけるアプリの開発
Kotlinが使用される開発の代表的なものとして、Androidにおけるアプリ開発があります。

先に述べた通り、Kotlinは2017年にGoogleの公式開発言語となりました。それ以降、着実に使用実績が増えています。

KotlinはJavaよりも簡潔なコードでプログラムを組めるため、開発時間を短くすることができます。また、Null Safety仕様のため、Javaで起こりがちなNull参照エラーを早期に見つけられるメリットもあります。
 

サーバーサイドの開発
Kotlinを用いて、サーバーサイドの開発が可能です。

Javaはサーバーサイドでよく使われる言語であり、Javaと互換性のあるKotlinは、サーバーサイドのプログラムを追加したり修正したりする時に使用されます。
さらに、Javaの豊富なライブラリやフレームワークをサーバーサイドの開発に生かせます。
 

Webアプリケーションの開発

KotlinはAndroidアプリの開発で高い実績のある言語です。

一方で、Androidアプリの開発だけでなくフレームワークを用いることで、Webアプリケーションの開発もできます。

例えば、Kotlin専用のフレームワークであるJetBrainsを活用することで、Webアプリケーションの開発が可能になります。

フレームワークを活用することで、Kotlinで作ったプログラムをAndroidアプリにもWebアプリケーションにも展開できるため、効率的な開発ができるでしょう。

クロスプラットフォーム開発

一つのコードから複数のプラットフォームで使用できるアプリを開発するクロスプラットフォーム開発は、開発や修正の効率化、開発コストの削減の観点からも近年注目されています。

Kotlinの言語機能のひとつである「Kotlin Multiplatform Mobile」を使用することで、AndroidアプリとiOSアプリを一つのコードをベースにして開発を進めることができます。

モバイル端末の多様化、利用者の増加によって、より迅速な開発が求められ、それぞれのOSで別のコードを書くよりも開発時間を短縮することが期待できるでしょう。

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Kotlinは今後ますます開発において重要な言語となる可能性がある


前項で紹介した通り、Kotlinは現在、さまざまな開発で使用されています。

また、Kotlinは今後さらに開発における重要な地位を築いていく可能性があります。
ここでは、Kotlinに関する動向と今後の展望について解説します。
 

クロスプラットフォーム開発がさらに容易になる可能性がある


Kotlin Multiplatformは、複数のプラットフォームに対応したアプリケーションの開発の効率化に大きく貢献しています。

Kotlin Multiplatformの安定化が進み、iOSやAndroid、Webなど複数のプラットフォームで共通のコードベースを使用した開発がさらに容易になる可能性があります。
 

今後もパフォーマンスの改善が期待できる


Kotlinでは、新しいK2コンパイラが導入されたため、コンパイル速度が大幅に向上しました。

コンパイル速度が速くなることで、コード変更の待ち時間が短縮され、開発効率が向上します。

Kotinでは、上記のように継続的にパフォーマンスの改善が行なわれており、今後も継続的なパフォーマンスの向上が期待できます。
 

サーバーサイドの開発言語として注目が集まっている


Kotlinは、フロントエンドのアプリケーション開発言語として使用を拡大してきましたが、近年、サーバーサイドの開発言語としても注目が集まっています。

Kotlinは、Javaからの移行コストが低く、Javaで発生するNullエラーを早い段階で見つけやすく、安全性が高い傾向にあります。

安全性が高いことに加えて、プログラムの記述量が少なく効率的な開発が可能となるため、サーバーサイド開発でJavaから移行する企業が増えると考えられるでしょう。
 

Kotlinを使用した開発案件を探すならフリーランスがおすすめ

Kotlinは今後さらに開発において重要な地位を占める可能性があります。

しかし、すべての企業がKotlinを採用しているわけではないため、なかなかKotlinの知識やスキルを広げられないという方もいるかもしれません。

Kotlinを使用した開発案件に参画し、これまで以上に経験を積みたいと考えているならば、フリーランスとして案件を探すことも選択肢にいれてみると良いでしょう。

フリーランスエージェントを利用すれば、案件獲得のための営業を代行してくれたり、事務のサポートを受けたりできるため、初めてフリーランスとして仕事をする方も安心です。

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フリーランスの案件を獲得するなら「HiPro Tech」

本記事では、Kotlinエンジニアの将来性、Kotlinが現在どのように使用されているか、今後の可能性について解説しました。

KotlinはGoogle社の公式開発言語とされていることから、Andoroidアプリ開発において中心的役割を果たす言語といえるでしょう。

Androidアプリ開発で引き続き需要があることに加え、サーバーサイド開発やマルチプラットフォーム開発についても注目されており、今後さらに広く使用されることが期待されます。

IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、Kotlinを使用したエンジニア案件も保有しています。
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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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