2023.08.15更新

【Java】3種類の資格や取得するメリット、難易度、勉強方法を解説

Javaに関連する資格は数多くあり、資格を取得することによって、Javaのスキルを証明できるようになります。

そのため、Javaの開発者であれば、資格を取得することをおすすめします。

しかし、多くの資格がある中で、どの資格を取得すれば良いのか迷うこともあるでしょう。

今回はそのような人に向けて、数あるJavaの資格の中から主要な3種類の概要や勉強方法を解説します。

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Javaの資格は3種類

代表的な、Javaの資格3種類について、解説します。

Oracle認定Java資格(OCJP)

試験概要

Javaの資格の代表的な存在です。

Javaを開発するOracle社が提供しているものであり、Javaの資格では非常に有名です。

Oracle社公式の資格のため、日本のみならず世界中で資格の価値が認められています。

資格はレベル別に3段階に分かれていて、Bronze・Silver・Goldがあります。

それぞれの概要をまとめると以下の通りです。

Bronze:未経験者向けの入門資格です。Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識があるかを問われます。

Silver:アプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識があるかを問われます。上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。

Gold:一人で問題無く実装などが行える中上級者向け資格です。アプリケーション開発に必要とされるプログラミング知識を持ち、設計の意図を正しく理解して、独力で機能実装が行える能力が求められます。

難易度

受験するレベルによって難易度は大きく異なります。

BronzeやSilverは座学と少しの実務経験があれば取得できますが、Goldはより実践的な経験が必要です。

特にGoldは、Javaを扱う実務経験3年以上を想定しています。

デザインパターンから実装までJavaの開発に関わる幅広い知識が問われます。

※参考:Oracle Certified Java Programmer

Javaプログラミング能力認定試験

試験概要

Javaのプログラミング能力を強化する資格です。

こちらは、サーティファイ社が提供している資格です。

資格はレベル別に3級から1級まで存在します。

それぞれの概要をまとめると以下のとおりです。

3級:Javaに関する基本的な知識を有し、簡単なプログラムが書けることが求められます。オブジェクト指向についての基本的な概念を理解しているかについても試験で問われます。

2級:Javaに関する一般的な知識を持ち、小規模なプログラム(アプリケーション、アプレット)が適切に書ける力があるかを見られます。

1級:オブジェクト指向に基づく分析・設計(UML)により業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムの保守ができる能力を持つかを問われます。なお、UMLの表記はユースケース図、シーケンス図、クラス図などの基本的な知識がることが求められます。

基本的には知識を問うものですが、1級では実技試験が導入されています。

知識が身に付いているかだけではなく、実際にプログラミングができるかという部分も問われる資格です。

合格基準は全級共通で得点率60%以上、2019年度合格率は64.7%です。

難易度

3級ではJavaの基本的な開発の能力が問われます。

実務でJavaを開発していれば問題なく取得できるでしょう。

2級からは、実際に開発をする際の知識が問われます。

より実践的な内容が問われ、「深く幅広くJavaを理解できているか」「理解を適切にコーディングできるか」が重要視され、難易度は高めです。

※参考:Javaプログラミング能力認定試験

Android 技術者認定試験

試験概要

Androidに関する技術を認定する資格です。

Androidアプリは、Javaで開発されている場合があり、Javaに関連する資格として注目されています。

資格には、アプリケーション技術者認定とプラットフォーム技術者認定の二つがあります。

また、それぞれについてベーシックとプロフェッショナルの二段階があります。

それぞれの概要をまとめると以下の通りです。

アプリケーション技術者認定試験:Androidのアプリケーション開発おける技術スキル認定を目的としている。
プラットフォーム技術者認定試験:Androidのプレラットフォーム開発における技術スキル認定を目的としている。

難易度

難易度について公式な情報は公開されていませんが、ベーシックに関しては二つとも基本的な知識が問われています。

そのため、あまり難しい資格だとは考えなくてよいでしょう。

ただし、資格取得に向けて対策は必要です。

※参考:Android 技術者認定試験

Javaの資格の勉強時間・勉強方法

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Javaの資格の勉強方法・勉強時間

Javaの資格を取得するためには、実務の他に試験勉強が必要です。

Oracle認定Java資格(OCJP)の勉強方法・勉強時間

教材

各レベルに合わせて、数多くの参考書が発売されています。

参考書には、過去出題された問題が掲載されている実践的な物から、知識のインプットがメインの物などさまざまあります。

自身のレベルや習得しているスキル・知識に応じて、選択すると効率良く勉強を進めることができます。

講座

Oracle社がJavaに関するオンラインセミナーを開催しています。

セミナーを利用して、Javaに関するスキルを身に付けるのも良いでしょう。

セミナーは資格受験だけをターゲットにしたものではありませんが、Javaの知識が身に付くため、資格取得に役立てられます。

勉強時間(期間)

実務経験の有無にも左右されますが、試験勉強期間は半年程度が基本です。

Bronze・Silverは実務経験があればここまでの時間は必要ありませんが、Goldはこの程度の時間は必要であると見込んでおきましょう。

Javaプログラミング能力認定試験の勉強方法・勉強時間

教材

サーティファイ社からJavaプログラミング能力認定試験の問題集が発売されています。

公式の問題集なので、こちらの問題集を利用して勉強するとよいでしょう。

また、問題集で解けなかった部分を、参考書などで補填してみてください。

講座

資格取得も視野に入れたJavaのオンライン講習が数多くあります。

試験問題を解くようなものではありませんが、試験に役立つ知識を身に付けられます。

講座で学習したいのであれば、プログラミングスクールなどでJavaのコースを確認してみましょう。

勉強時間(期間)

プログラミングの経験が必要になるため、未経験の場合は資格受験まで時間がかかります。

例えば、未経験から小規模なアプリケーション開発する場合、書籍の購入・環境の用意・プログラミングの練習などで最低でも3ヶ月は必要です。

経験者の場合は、1ヶ月~1ヶ月半ほどあれば受験可能なレベルまで達することができるでしょう。

また、実務経験がある場合、試験問題を少し解いて感覚を掴めれば、試験にチャレンジできると考えられます。

自分がどの程度Javaの開発をしているかによって、受験までに必要な期間は大きく異なります。

Android 技術者認定試験の勉強方法・勉強時間

教材

アプリケーション技術者認定とプラットフォーム技術者認定共に、ベーシック、プロフェッショナルそれぞれ向けの参考書や問題集が発売されています。

基本的な知識を参考書で取得し、復習として問題集を活用するなどの勉強方法がおすすめです。

講座

試験だけを想定した講座は特に公開されていないようです。

ただし、Androidアプリに関連する講座はオンラインなどで実施されています。

スキルアップを考えるのであれば、これらの講座を受講すると良いでしょう。

基礎的なスキルが身に付けば資格取得にも役立ちます。

勉強時間(期間)

Javaの基本的な知識さえあれば、ベーシックの資格取得の勉強は1ヶ月程度が一般的です。

幅広い知識は問われますが、選択式であるため、ある程度の知識があれば対応できるでしょう。

実務経験がない場合は、実際にAndroidアプリを開発するなど、時間をかけて経験を積んでおくとよいでしょう。

Javaの資格をとるメリット

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Javaの資格を取るメリット

スキルアップ・キャリアアップに繋がる

資格の取得によって、スキルアップやキャリアアップに繋げられます。

資格の取得には、それ相応の実務経験や学習が必要になるため、チャレンジすることで知識やスキルの習得になるためです。

資格取得に向けて勉強をすれば、知識が深まり、スキルアップに繋がります。

体系的な知識があると、実務にも良い影響を与えられ、今まで以上に活躍できる可能性があります。

また、資格の取得によりスキルを証明できると、キャリアアップにも繋がる可能性があります。

転職や独立に有利になる

Javaの資格を取得しておくと、転職やフリーランスとして独立する際に、有利に働く可能性があります。

スキルを客観的に証明でき、自己アピールに利用できるためです。

基本的にエンジニアは実務経験を重要視されます。

今までにどのようなプロジェクトに参画し、何を開発してきたのかを、企業は見たいと考えているためです。

過去の経験や習得技術などをもとに、「採用するか」「案件を依頼するか」を企業は判断しています。

そのため、客観的にスキルを証明できる資格は、これまでに習得してきた技術や知識、経験を、企業にアピールする材料になります。

体系的に適切な知識を持ち、開発をしていることなどを伝えられるようになります。

自己アピールの一つとして、Javaの資格は大きな価値があります。

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まとめ

Javaの資格には、さまざまなものがあります。

自分の持つスキルや知識を、どのように証明したいのかを踏まえ、適切な資格を選択するようにしましょう。

また、同じ資格でも、取得するレベルを意識する必要があります。

資格によって出題範囲や方式、難易度は異なっています。

取得したい資格はどのようなものかを確認し、計画的に学習をしていきましょう。

業務の都合があるはずなので、余裕を持った学習プランが必要です。

資格を取得することができれば、自分のスキルを客観的に証明できる状態となります。

もちろん取得した資格のレベルにもよりますが、自信を持って自分のスキルをアピールできるようになれば、フリーランスへの独立を考えてみるのも一つのキャリアアップの道です。

一方で、独立やフリーランスとしての活動には不安もあると思います。

その場合には、当社の運営するHiPro Techをぜひ、活用ください。

当サービスは、フリーランスITエンジニア専門のエージェンサービスで、取得している資格を踏まえ、スキルや経験に合う案件を紹介します。

スキルや経験、技術を活かし安定してフリーランスとして、活動ができるようサポートを行います。

取得したJavaの資格を活かし、キャリアアップをするためにも、ぜひ登録してみてください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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