2023.08.01更新

開発エンジニアの種類6選!年収やおすすめの資格・言語などを紹介

一概に開発エンジニアといってもさまざまな種類があります。開発エンジニアを目指すにあたってどのような職種を選べば良いのでしょうか。

ここでは開発エンジニアの種類や将来性、持っていると有用な資格を紹介します。記事を読むことで開発エンジニアのことが詳細にわかるでしょう。開発エンジニアを目指したい人は必見です。

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開発エンジニアの種類

まずは開発エンジニアの主な6職種を紹介します。同じ開発エンジニアでも職種によって役割が少しずつ異なります。

システムエンジニア

システムエンジニアは開発の工程の中でも、主に要件定義やシステム設計、基本設計といった上流工程と呼ばれる部分を担当します。顧客との折衝を行うこともあり、技術力の他にコミュニケーション能力や交渉力なども求められます。

場合によってはプログラミングやテスト、運用・保守なども担当することがあり、次に紹介するプログラマーとの境界線があいまいになっているケースも多くあります。

プログラマー

プログラマーはシステムエンジニアの書いた設計書をもとに、実際にプログラムを製造していく職種です。プログラミング言語の知識はもちろん、ネットワークやサーバー、データベースなど付随する知識を持っているとより重宝されます。

ひとりで黙々と作業をこなすこともあれば、チームで同じシステムをビルドアップしていくこともあり、コミュニケーション能力や協調性も必要になってきます。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、業務アプリ、Webアプリ、スマホアプリなどアプリケーション全般に関わる開発を行います。開発するアプリケーションによって、使用する言語は異なります。

また、クライアントサーバーの関係、Webの仕組み、レスポンシブデザインなど幅広い知識が必要とされる職種です。

バックエンドエンジニア

業務アプリケーションやWebアプリケーションにおいて、サーバー側のプログラムを担当します。

例えば、クライアント(フロントエンド)からのリクエストに対し、必要なデータをデータベースから取得し、Webページを生成してレスポンスデータを返却するなどの作業を担当します。サーバー側を担当することからサーバーサイドエンジニアとも呼ばれます。

フロントエンドエンジニア

バックエンドエンジニアがユーザーから見えない部分を担当するのに対して、フロントエンドエンジニアはユーザーインターフェースなどのユーザーの目に触れる部分を担当します。

Webサイトのデザインやアニメーションなどはフロントエンドエンジニアによって開発されます。HTMLやCSS、JavaScriptなどのスキルが必要です。

開発エンジニアとインフラエンジニアの違い

これまで紹介してきたように、開発エンジニアはシステムやアプリケーションそのものの開発を担当する職種です。

対してインフラエンジニアは、アプリケーションが動作するためのネットワークやデータベース、サーバー、ミドルウェアなどのIT基盤を構築することが仕事です。開発エンジニアとインフラエンジニアでは習得する技術も異なります。

開発エンジニアはプログラミング言語を、インフラエンジニアはネットワークやサーバーを動かすためのコマンドをそれぞれ習得します。

インフラエンジニアには安全なアプリケーションを構築するための高度なセキュリティーの知識も必要不可欠です。

開発エンジニアであっても、最低限のインフラに関する知識は持っておいた方が良いでしょう。開発エンジニアからインフラエンジニアへキャリアチェンジする人も少なくありません。

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開発エンジニアの将来性

現在は慢性的なIT人材不足です。企業も積極的にIT関連への投資を行い、IT業界の規模はますます拡大しつつあります。

今後もしばらくは今の状況が続くでしょう。経済産業省の試算では2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するといわれています。つまり、ITエンジニアの需要は高く、将来性が高い職種であるといえるでしょう。

ただし、IT業界は進化の早い業界です。ITエンジニアになったからといって安泰というわけではなく、常に自己研鑽する姿勢が必要です。

新しい技術を吸収し続けることができるエンジニアは貴重な存在であり、さまざまなプロジェクトにおいて必要とされるでしょう。

※参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

開発エンジニアの年収

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開発エンジニアの年収

開発エンジニアの平均年収はいくらぐらいなのでしょうか。ここではエンジニアの平均年収について見ていきましょう。

ITエンジニアの平均年収は452万円

転職サービス「doda」の調査によると、正社員で働くITエンジニアの平均年収は452万円との結果が出ています。

全職種の平均年収409万円と比較して、ITエンジニアの平均年収は高額であることがわかります。ITエンジニアの中でもその職種別に平均年収は大幅に異なります。

プロジェクトマネージャは664万円、サーバーエンジニアは463万円、スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニアは443万円、SE(システムエンジニア)/プログラマーは417万円という結果が出ています。

※参考:転職サービス「doda」「平均年収ランキング2020」

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開発エンジニアに必要な言語と資格

次に開発エンジニアに必要とされるプログラミング言語やそれぞれの言語でおすすめの資格をいくつか紹介します。

JavaScript

JavaScriptはフロントエンド開発において、高い頻度で使用されている言語です。JavaScriptを使うことで、アニメーションを追加することなどが可能となり、魅力的なWEBサイトを作ることが可能になります。JavaScriptに関する主な資格は以下の通りです。

  • CIW JavaScript スペシャリスト
  • HTML5プロフェッショナル認定試験
  • Microsoft 試験70-480

TypeScript

TypeScriptはJavaScriptを拡張して開発された大規模開発向けのプログラミング言語です。JavaScriptとも互換性がありフロントエンドの開発に利用されます。TypeScriptに関する主な資格は以下の通りです。

  • CIW JavaScript スペシャリスト

Java

Javaはオブジェクト指向という概念の代名詞的存在ともいわれるプログラミング言語です。業務アプリケーションから組み込みシステム、Androidアプリの開発まで幅広く利用されています。Javaに関する主な資格は以下の通りです。

  • Oracle認定Javaプログラマー
  • Javaプログラミング能力認定試験
  • 基本情報技術者試験

PHP

PHPはHTMLと親和性が高く、比較的簡単にWebアプリケーションを作成することができます。また、データベースとの連携が容易であることも特徴の一つです。

近年では、Webアプリケーションの多くはPHPで開発されるようになっています。PHPに関する主な資格は以下の通りです。

  • PHP技術者認定試験

Rudy

Rubyは日本人よって開発されたプログラミング言語です。

国際規格にも認証され世界的に広く使われています。

人気のフレームワーク「Ruby on Rails」のベースとなる言語であり、効率的にWebアプリケーションを開発することが可能です。Rubyに関する主な資格は以下の通りです。

  • Ruby技術者認定試験

C#

C#はマイクロソフト社がC言語やC++の後継として開発したプログラミング言語です。

Windows向けアプリケーション開発はもちろん、Web開発用の言語としても人気があります。C#に関する主な資格は以下の通りです。

  • 試験98-361 Software Development Fundamentals

Swift

SwiftはiOSやmacOSのアプリを開発するプログラミング言語です。それまで用いられてきたObjective-Cの後継として2014年に登場した比較的新しい言語です。

Apple社製向けのネイティブアプリを開発するにはSwiftの習得が必須です。Swiftに関する主な資格は以下の通りです。

  • App Development with Swift

Kotlin

Kotlinは、Javaと同様にAndroidアプリケーション開発で使用される主要な言語の一つです。文法はJavaをベースにしていますが、Javaよりも簡潔に書くことができます。Java仮想マシン上で高速に動作することが可能です。Kotlinに関する主な資格は以下の通りです。

  • Associate Android Developer

Python

Pythonは統計・解析などに便利なライブラリが豊富なため、AI(人工知能)やビッグデータ、機械学習が注目されるとともに人気が出てきた言語です。Webアプリケーションの開発も可能です。Pythonに関する主な資格は以下の通りです。

  • Pythonエンジニア認定試験
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まとめ

今回は開発エンジニアの職種であるシステムエンジニア、プログラマー、アプリケーションエンジニア、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニアについて紹介しました。

先述の通り、IT人材不足は深刻であり、開発エンジニアは今後も需要が増えていくと予想されます。また、開発エンジニアの平均年収は452万円であり、全体の職種の平均年収より高い傾向にあります。

開発エンジニアはさまざまなプログラミング言語を習得している方が、開発ができるアプリケーションの幅が広がり、市場価値が上がりやすい傾向にあります。

プログラミング言語ごとに資格も用意されているため、客観的にスキルや技術力を証明したい場合には、資格取得に挑戦するのも良いでしょう。開発エンジニアとして、実績を積めばフリーランスとして働くという選択も可能です。

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業務アプリケーションやWEBアプリケーション、ネイティブアプリケーションの開発など、多岐に渡る案件を保有しています。

また、クライアントのサービスや事業の根幹に関わるシステム開発のプロジェクトやモダンな環境で開発が可能なプロジェクトに参画することも可能です。

フリーランスの開発エンジニアとして活躍したい人は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。まずは、無料登録してみてください。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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