2023.06.09更新

気になるJavaの将来性は?他の言語との違いや有償化についても説明

プログラミング言語の中でも知名度が高く、多くの現場で利用されているのがJavaです。

これからJavaを身に付けて、多くの案件をこなしたいと考えている人は、多いのではないでしょうか。

しかし、プログラミング言語の中には、PythonやC言語、PHPといったものもあります。

これらの言語との違いやJavaの将来性について気になる人は多いでしょう。

そこで、この記事ではJavaの将来性や他のプログラミング言語との違いなどを解説します。

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Javaとは

C言語をベースとして開発されたプログラミング言語がJavaです。

Googleが開発で採用している三大言語はJavaとC++、Pythonと言われており、Javaは幅広い現場で利用されています。

Java仮想マシンを用いて、Javaの実行環境は整えられているのが特徴です。

Java仮想マシンは幅広いプラットフォームで活用できます。

それぞれの環境でプログラムが適切に実行されるように共通動作を実現する機能がJava仮想マシンには備わっているのです。

このため、Javaは家電からスマートフォン、サーバーなどあらゆる環境で使われています。

JavaはOSに依存せず動かすことができるため、基本的にどのような環境でも動かせる言語です。

特にWebとの相性が良いとされており、サーバーサイドプログラムを組むこともできます。

Webサービスやスマホアプリ、家電の組み込み、IoT機器など幅広いプログラムを記述できるのがJavaです。

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Javaの将来性とは

Javaの将来性はあるのかについて解説します。

世界中で使われる言語

Javaは多くの国で利用されています。

Javaがリリースされたのは1995年であり、歴史の深い言語です。

多くの現場で利用されてきた実績があり、今でも開発現場でJavaは採用されています。

日本だけではなく、海外でもJavaの案件は多いです。

既に世界中にJavaで作られたシステムが存在しているため、簡単に他の言語に置き換えられることはないでしょう。

このため、今後もJavaの将来性は高いと考えられます。

大規模開発に向いている

Javaの大きな特徴は、オブジェクト指向型である点です。

オブジェクト指向は、オブジェクトと呼ばれるまとまりを定義して、オブジェクトを組み合わせてシステムを構築していく手法のことです。

オブジェクト指向型は、効率良くシステム開発を進めやすいため、大規模開発に向いているとされています。

そして、現在のところJavaを超えるオブジェクト指向の言語は登場していないため、今後の大規模開発においても、Javaが主流の言語として利用される可能性は高いです。

企業の中枢システムに使われている

Javaは、企業の中枢システムの開発で使われてきた実績があります。

Javaは汎用言語であり、幅広い場面で利用できるのが特徴です。

また、Javaは堅牢な言語であり、プログラム由来のバグが発生しにくいとされています。

これらの特徴を有するため、堅牢性や安定性が重視される企業の基幹システムの開発で採用されてきたのです。

企業の中枢システムは、利用期間が長いのが特徴であり、開発した後も定期的にメンテナンスや機能追加といった案件が発生するでしょう。

これらの仕事があるため、Javaの将来性は高いと言えます。

他のプログラミング言語の習得がしやすい

Javaを習得することで、他のプログラミング言語の習得が容易になる場合があります。

オブジェクト指向型の言語の代表格と言えるのがJavaです。

Javaを習得しオブジェクト指向を身に付けることで、他のオブジェクト指向型言語を身に付ける際にも役立ちます。

例えば、PHPやRuby、C#などもオブジェクト指向型言語です。

Javaを身に付けた上で、他の言語も身に付けることでエンジニアとして需要の高い存在になれるでしょう。

実際に企業の新人エンジニア研修では、Javaが採用されていることが多いです。

新人が習得すべき言語として、Javaは多くの企業で認められています。

スマホアプリ開発の需要が高い

Javaはスマホアプリの開発においても、需要が高い言語です。

特に、Androidアプリの開発でJavaが採用されています。

Androidは世界で非常に高いシェアを誇り、今後も多くの人が利用すると予想できるでしょう。

Androidアプリの開発の案件は数多くあり、Javaの使用経験が募集要件とされていることも多いため、Javaを身に付けておくとエンジニアとして有利になるでしょう。

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他のプログラミング言語との違い

Javaと他のプログラミング言語の違いを紹介していきます。

Pythonとの違い

PythonはGoogleの開発三大言語の一つとされており、世界的にメジャーな言語と言えます。

Javaは、インターネットが普及した世界で幅広く使われることを想定して生まれました。

一方、Pythonは、誰でも簡単にプログラミングができることを目指して生まれました。

Pythonはできるだけシンプルな文法を目指しています。

プログラミングは一般的にさまざまな方法で記述ができますが、Pythonは分かりやすさを重視しており、「やり方は一つ」であることにこだわっているのです。

このため、Pythonは人気の高い言語であり、幅広く利用されています。

Javaと同様にPythonもWebサービスの開発でよく使われており、有名大手サービスでも採用されている言語です。

統計処理や数値計算にも強くて、AIや機械学習の開発でも主要言語となっています。

習得が比較的容易なPythonと比較すると、Javaの方は習得が難しく、オブジェクト指向の理解が要求されます。

JavaとPythonの違いを表にまとめると以下の通りです。

  Java Python
開発年度 1995年 1991年
得意領域 Webサービス、基幹システム Webサービス、AI・機械学習
文法の特徴 オブジェクト指向型 シンプルで分かりやすい
学習難易度 オブジェクト指向の理解が難しい 比較的簡単

Pythonについて詳しく知りたい方は「Pythonの将来性は高い?できることやメリット・デメリットを紹介」をご覧ください。

 

C言語との違い

C言語は、コンパイラ型言語であり実行速度が早いのが特徴です。

C言語が得意としているのはOSの開発やロボットの開発、組み込み系ソフトウェアの開発など幅広い分野が含まれています。

JavaとC言語を比較すると、C言語の方が習得しやすい言語です。

理由は、Javaにはオブジェクト指向という概念が含まれており、理解するのに時間がかかるためです。

一方、C言語を理解する上でオブジェクト指向の理解は必須ではありません。

ただし、C言語を拡張させたC++はオブジェクト指向が加えられています。

このため、Javaを学習しない場合でもオブジェクト指向を理解することは重要です。

Javaは、主にWebサービスや業務システムを得意としており、C言語はロボット開発や組み込み系ソフトウェア開発を得意としています。

それぞれの得意領域は異なっているのです。

文法上の違いとしては、Javaはオブジェクト指向型の言語であり、クラスという概念が取り入れられている点が、C言語と異なります。

  Java C言語
開発年度 1995年 1972年
得意領域 Webサービス、基幹システム  ロボット開発、組み込み系ソフトウェア
文法上の違い オブジェクト指向型の言語

オブジェクト指向はない

(C言語を拡張したC++にはオブジェクト指向があり)

習得難易度 オブジェクト指向の理解が難しい 比較的簡単

 

PHPとの違い

PHPとは、動的なWebページを作成できるのが特徴です。

動的なWebページとは、アクセス状況によって異なる内容を表示することです。

サーバーサイドプログラム言語であり、現在ではWebアプリケーション開発で、よく採用されています。

また、比較的習得しやすい言語とされており、初心者用のスタートアップ言語としても知られています。

PHPと比べるとJavaは、習得難易度が高いです。

また、Javaとは違いPHPは、オブジェクト指向型言語ではありません。

PHPはWebに特化していますが、JavaはWeb以外の分野でも広く利用されています。

  Java PHP
開発年度 1995年 1995年
得意領域 Webサービス、基幹システム Webアプリケーション
文法上の違い オブジェクト指向型の言語

サーバーサイドプログラム言語

習得難易度 オブジェクト指向の理解が難しい 初心者用のスタートアップ言語としてよく採用される
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Java有償化とは

Javaの有償化について解説します。(2022年9月時点情報)

有償化による影響

Javaが有償化されたと話題になりましたが、これは厳密に言えば、JDKの中でオラクル社から出されているものが有償化されたことです。

JDKとはJavaの開発に使われている開発キットであり、さまざまなツールがひとまとめにされています。

JDKにはさまざまな種類があり、その中でもメジャーなものがオラクル社のものです。

オラクル社が配布しているJDKはJava9から「Oracle JDK」と「OpenJDK」の二種類に分かれています。

そして、有償化されたのは「Oracle JDK」の方です。

有償化されたことで長期サポートを受けられるようになるというメリットがあります。

一方、「OpenJDK」は無償で利用することができるJDKです。

機能そのものは「Oracle JDK」と違いはありません。

ただし、「OpenJDK」のサポート期間は6ヶ月間です。

無償でも使える

結論から言えば、今後もJavaを無料で利用することは可能です。

「OpenJDK」を利用すれば無償利用できます。

基本的に「OpenJDK」と「Oracle JDK」は中身が同じものであるため、開発において特に問題はありません。

注意点は、「OpenJDK」が半年周期でバージョンアップしていき、以前のバージョンのサポートが打ち切られる点です。

このため、半年ごとに最新のバージョンにアップしなければいけません。

セキュリティ面のリスクを考えると常に最新のバージョンにアップデートすることが望ましいです。

また、有償サポートを受けられる点をメリットと考えるならば、「Oracle JDK」を選ぶのも悪くないでしょう。

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将来性のあるJavaを習得したら

Jave

Javaは現在、世界的に需要の高い言語であり、案件数は豊富にあります。

Webサービスや企業の中枢システムの開発で使われており、今後も開発案件からメンテナンス案件まで多くの案件を見つけられるでしょう。

将来性の高いと考えられる言語であり、今のうちから使いこなせるようになるとエンジニアとしての需要を高めることができます。

Javaはオブジェクト指向型の言語であり、他の言語と異なる点が多いです。

他の言語との違いを考慮した上で学習を進めましょう。

実際にフリーランスとしてJavaを活用した案件を獲得したいならばIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」がおすすめです。

当サービスは、大規模システムの開発からスマホアプリ開発の案件など、さまざまなJavaを使用する案件を豊富に保有しています。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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