C#エンジニアにおすすめの資格を紹介 ！試験範囲と試験内容、勉強法についても解説

C#（シーシャープ）はマイクロソフト社が開発したプログラミング言語です。

主にWindows向けアプリケーションの開発に用いられることが多いです。

MacOSやスマホアプリ、Webアプリケーション開発などさまざまな用途に利用できる言語です。

C#エンジニアとして活躍する上でいくつかおすすめの資格があります。

ここでは、その内の5つと、資格取得のための勉強法を紹介します。

（記載内容は2021年3月時点の情報です。）

C#言語の資格取得が有効になるシーン

C#言語とはマイクロソフト社が「C++」と「Java」を元に作った言語です。

幅広い分野で使われている言語です。

そんなC#言語のスキルを証明できる資格の取得をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

新たな知識を得ることができる

資格取得に向けた勉強を通してC#言語についてより深く知ることができます。

もちろんC#を使った開発業務に従事することである程度の知識を得ることはできます。

一方で、業務内容によっては一部の知識しか得られない可能性があります。

その点、資格取得の勉強をすることでC#を体系的に学ぶことができ、今まで知らなかった知識まで得られることができるでしょう。

案件の獲得をしやすくなる

資格を取得することで、C#のスキルを証明することができるため、フリーランスであれば案件の獲得への後押しになることや、会社員でもC＃のプロジェクトにアサインされやすくなる可能性があります。

資格を取得することで、書類の上でもスキルをアピールすることができるので、案件獲得に有利に働くこともがあります。

転職や就職で有利になる

C#の資格を取得することで転職や就職でも武器となります。

資格は客観的にスキルを証明する材料になり、他者との差別化にも活用できます。

そのため、転職や就職などライバルがいる場合などでも有利になる場合があります。

C#エンジニアにおすすめの資格が取れる試験一覧

そこで、Ｃ＃エンジニアにおすすめの資格を紹介します。

マイクロソフト認定資格

まずは、C#を開発したマイクロソフト社による認定資格を3つ紹介します。

試験98-361 Software Development Fundamentals

C#もしくはVisual Basicを通して、プログラミング全般について広く問われます。

分岐や繰り返し処理、エラー処理などのプログラミング構文、オブジェクト指向の各種概念、アプリケーション開発などについて出題されます。

具体的には、以下のような知識が求められます。

●コアプログラミングの理解
●オブジェクト指向プログラミングの理解
●一般的なソフトウェア開発の理解
●Webアプリケーションの理解
●デスクトップアプリケーションの理解
●データベースの理解度

試験98-364 Database Fundamentals

Microsoft SQL Serverを含むリレーショナルデータベースの基礎的な知識とスキルが問われます。

リレーショナルデータベースの概念、SQL言語によるテーブル操作や正規化などが出題範囲です。

具体的には、以下のような知識が求められます。

●コアデータベースの概念を理解する
●データベースオブジェクトの作成
●データを操作する
●データストレージを理解する
●データベースを管理する

試験98-366 Networking Fundamentals

ネットワークの基礎的な知識が問われます。

DNS、TCP/IPなどの概念を理解していなければなりません。

ネットワークハードウェアについても問われます。

Windows Server、Windows OSそれぞれでネットワークを構築できるスキルが求められます。

また、ネットワーク管理ツールの実践的な使い方を理解している必要があります。

具体的には、以下のような知識が求められます。

●ネットワークインフラストラクチャの理解
●ネットワークハードウェアの理解
●プロトコルとサービスの理解

※参考：Microsoft　マイクロソフト認定資格

IPA（情報処理推進機構）の試験

IPAが主催する情報処理技術者試験は、多くのITエンジニアが取得する資格です。

今回は、その中でも、情報処理技術者試験のスタートともいえる基本情報技術者試験と、さらにレベルアップを図る上で、おすすめの応用情報技術者試験を取り上げます。

基本情報技術者試験

名前のとおりITエンジニアとしての基本的な知識が問われる試験です。

出題範囲は、アルゴリズムからデータベース、ネットワーク、システム開発に関する基礎知識、プロジェクトマネジメントやシステム戦略に関する内容まで幅広いです。

国家資格であるため、資格としての信頼度も高く、基本情報技術者試験に合格をすれば、基本的なエンジニアリングの知識は習得していることの証明になります。

試験内容は、基礎的な部分が多いですが、IPAの発表によると2019年の合格率は25.7％と、決して高くはないです。

そのため、十分対策を行って、試験に臨むことがよいでしょう。

※参考：IPA 独立行政法人 情報処理推進機構　基本情報技術者試験

応用情報技術者試験

基本情報技術者試験の合格者の次のステップという位置付けです。

経営戦略・情報戦略の策定に際しての提案・分析や、システムのアーキテクチャ設計において技術調査やチームの管理ができること、自身も作業者として開発ができることが求められるため、難易度が上がります。

基本情報技術者試験同様、合格率は高くはなく、IPAの発表で2019年の合格率は22.3％です。

出題範囲は基本情報技術者試験と同様幅広く、さらに高度な知識を問われます。

また、応用情報処理技術者試験の合格者は、資格取得後2年間、さらに上位の高度試験の一部が受験免除されます。

高度試験の合格を目指す人には必須の試験といえるでしょう。

※参考：IPA 独立行政法人 情報処理推進機構　応用情報技術者試験

C#資格取得のための勉強法

参考書

参考書は体系立てて知識を得るには非常に良い方法です。

実務経験で得た知識だと、どうしても実務で必要となる知識に寄ってしまうため、体系的な知識を得にくいです。

実務で得た知識を補完するという意味でも、参考書を活用し、足りない知識を埋めていくことをおすすめします。

問題集

参考書で知識を身に付けたら、問題集を解きましょう。

参考書などの学習コンテンツで不足していた箇所を補うことができます。

特に過去問題が公表されている試験ならば、過去5年分は確認しておくことをおすすめします。

試験の傾向が掴みやすくなり合格の可能性を上げることに直結します。

また 、過去の問題がそのまま出題されたり、一部のみ変更されて出題されたりすることがあり、資格取得に向けた実践的な学習となります。

学習サイト

最近では、インターネット上で学習できるコンテンツも多くなってきました。

中には無料で、学習ができるサイトがあります。

また、動画などで視覚的にも理解がしやすくなるコンテンツが用意されていることもあります。

参考書などの文字情報だけだと理解しくい人にとっては、理解がしやすくなる方法ともいえます。

スクール

自己学習が苦手な人はスクールに通うという手段もあります。

スクールでは合格までのカリキュラムがしっかり組まれているため、学習がおろそかになりにくく、効率的に合格を目指すことができます。

同じ目的を持った仲間たちと切磋琢磨しながら学ぶこともできます。

また、不明点などについて、講師に質問し解決ができるというメリットも大きいです。

まとめ

C#はマイクロソフトが開発した言語であるため、開発元のマイクロソフトが認定する資格は、特におすすめの資格と言えます。

資格取得に向けた勉強法としては、オーソドックスですが参考書と問題集を併用する学習方法が効率的です。

インターネット上で学習できるサイトなどもあるため、活用してみるのも良いでしょう。

独学での合格に自信がない人には、スクールに通うといった方法もあります。

自分に合った学習方法を見つけましょう。

資格の取得や、十分な実務経験を得て、C#に関する高いスキルを身に付けた際には、フリーランスのエンジニアとしての活躍も可能です。

資格はエンジニアとしてのスキルを客観的に示す材料となり、スキルをアピールできるようになれば、案件獲得に向けた大きな武器になるためです。

企業は、フリーランスのエンジニアへは、即戦力性を期待しており、案件獲得につながる重要なアピール要素となります。

「HiPro Tech」はフリーランスITエンジニア専門エージェントです。

C#に関する案件を豊富に扱っているため、資格を活用できる案件や、資格取得に向けて得た知識やスキルを活かせる案件を獲得するサポートを行います。

資格やスキル、知識を元にフリーランスエンジニアとして活躍したいとお考えであれば、当サービスに登録してみてはいかがでしょうか。