フリーランスエンジニアの単価交渉!値上げするにはどうする?
フリーランスエンジニアにとって気になることの一つによく挙がるのが、単価交渉でしょう。
クライアントに単価を上げてほしいと希望していても、なかなか言い出せない人は多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな方々のために、フリーランスエンジニアが単価交渉時に意識すること、フリーランスエンジニアが単価交渉するときのコツ、フリーランスエンジニアが単価交渉時に注意することについて紹介します。
記事の後半部分では交渉が苦手なエンジニアのための交渉方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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フリーランスエンジニアが単価交渉時に意識すること
フリーランスエンジニアが単価交渉時に意識すべきことは、実績を示すことができるようなものを準備したり、時期を見て交渉したりすることです。
それぞれ詳しく見ていきます。
実績を示すことができるものを準備する
実績として数字が示されている場合、交渉時は相手から納得を得やすくなります。
例えば提供した開発技術により生産性が上がった実績がある等です。
現在持っているスキルで会社に対し、どんな貢献ができるか具体的に提示すると、有力な交渉材料になるでしょう。
さらに、画期的な企画提案ができると、自分の実力をクライアントにアピールすることができます。
時期を見て交渉する
単価交渉は、契約更新時に時間を取って話せるような機会をつくると良いでしょう。
また、契約更新時だけではなく、次のプロジェクトが始まる時も交渉しやすいタイミングです。
契約更新時
同じ案件で契約更新が継続している場合、次回更新のタイミングで契約単価の見直しを依頼するといった方法があります。
契約更新時は、単価交渉に最適なタイミングであり、スキルアップ・実績などを提示し交渉するのが良いでしょう。
クライアントからの信頼を積み上げると、受注案件が増えたり、仕事の幅も広がったりします。
契約更新時は、自分のスキルアップも単価へ反映させられるとよいでしょう。
次のプロジェクトが始まる時
次のプロジェクトの受注時に、契約内容を確認し単価交渉する方法もあります。
契約内容の確認時に仕事内容・作業時間などの条件も確認できるため、単価交渉がしやすいタイミングです。
「単価がこれではちょっと厳しい」といった話に持っていき、自然に単価交渉の話を持ち出すこともできるでしょう。
期待以上の成果を見せる
期待以上の成果を見せると、交渉時に単価を上げてもらえることが多い傾向があります。
多くの仕事を任されているエンジニアであれば、クライアントが求めるスキルを持っている可能性が高いため、自信を持って交渉することをおすすめします。
単価の相場を考える
単価の相場を考え、相場に自分の実績などを照らし合わせ、交渉すると相手も納得しやすいでしょう。
独立したばかりの頃は、金額よりも数にこだわって多く受注する人がいます。
しかし実績が増え、スキルアップしたのであれば、自分の実力に合うような単価での受注をすることが重要です。
具体的な数値を上げて、クライアントに提案してみるとよいでしょう。
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フリーランスエンジニアが単価交渉するときのコツ
フリーランスエンジニアが単価交渉するときのコツは、希望する最低単価を決めておいたり、最初は希望単価より少し高い値段で打診したりすることです。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
希望する最低単価を決めておく
単価交渉するためには、単価相場を参照し、スキル・実績、クライアントとの関係性も考えた上で最低希望単価を決めます。
希望する最低単価を決めておくと、具体的な提案をすることが可能です。
普段からクライアントと密なコミュニケーションを取っておくと単価交渉もしやすくなります。
クライアントの経営状況などを考え、焦らずに交渉しましょう。
単なる自己主張になると信頼関係を損ねてしまい、交渉が決裂してしまいます。
交渉の伝え方にも注意し、できるだけ柔らかい物腰で交渉するのがおすすめです。
最初は希望単価より少し高い値段で交渉する
最初は、希望より少し高めの単価を提示し、断られたら徐々に下げていくことで、希望の単価にする方法です。
あまりにも高額な価格を提示すると心象を悪くすることにつながったり、期待値や業務範囲が増えてしまう可能背もあるため、クライアントが考える範囲内を見極めて、提示することがポイントです。
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フリーランスエンジニアが単位交渉時に注意すること
フリーランスエンジニアが単価交渉時に注意しなくてはならない点は、クライアントの信頼を得ていること、クライアントのことも考える、提示した単価を説明できるようにするなどです。
交渉に失敗すると、クライアントの心象を損ね、契約解除になる可能性もあります。
ここから具体的に見ていきましょう。
クライアントの信頼を得ている
まずは、クライアントの信頼を得ていることが大事です。
仮に専門的なスキルや実績を持っていたり、仕事への姿勢が良いように見えたりしても「信頼できない」とクライアントに思われてしまうと、単価交渉は失敗に終わるでしょう。
単価交渉を成功させるには、日頃からクライアントの信頼を得ることが重要です。
自分がクライアントから信頼を得られる行動をしているのか、振り返ってみましょう。
クライアントのことも考える
自分本位の単価だと交渉も失敗しやすいので、相手のことを考えながら交渉することが大切です。
エンジニアに支払われる報酬は、クライアントの状態によっても異なります。
自己主張して単価交渉を成功させたいといった強気の姿勢ではなく、クライアントのことを考えた言葉を添えると、クライアントも話を聞入れてくれやすくなるでしょう。
実際に交渉する場合、単価アップのメリットを伝えると効果的です。
提示した単価を説明できるようにする
自分の仕事が、提示した単価に見合っていることを説明できるようにしましょう。
クライアントが納得できる理由や背景を準備しておくことが重要です。
例えば「相場に比較し、現在の報酬は◯割ほど安い」「稼働時間を現在より〇時間増やすから、その分単価をアップしてほしい」「仕事量に対して、かかった時間を計算すると◯円を割る」など、必ず具体的に根拠となるような数値も提示しておきましょう。
エージェントに相談する
エージェントを介して単価交渉をする方が、自分で交渉するよりメリットが多いといわれています。
金銭交渉はハードルが高く苦手な人もいるため、エージェントに相談することがおすすめです。
フリーランスエージェントは経験やスキルに応じて自分に合った案件を紹介してくれます。
単価交渉も行ってくれるケースが多く、自分で交渉する負担がなくなります。
そのため、交渉が苦手な人は、フリーランスエージェントに相談し、サポートを依頼すると良いでしょう。
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フリーランスエンジニアが単価交渉する場合、契約更新時や、プロジェクトが切り替わる時期など最適なタイミングがあります。
また、単価交渉する際は、具体的に数値を出し、交渉するメリットをクライアントに伝えることが必要です。
営業が苦手なエンジニアは、フリーランスエージェントに依頼すると単価交渉を代行してもらえます。
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フリーランスで独立するタイミングを知りたい方は「【徹底解説】エンジニアがフリーランスとして独立するベストなタイミング!」の記事も合わせてご覧ください。
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記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。