Pythonエンジニアのキャリアパス10選!必要なスキルも解説
「Pythonエンジニアの代表的なキャリアパスとは?」
「Pythonエンジニアのキャリアアップに必要なスキルとは?」
と気になる人は多いのではないでしょうか。
Pythonエンジニアとしての経験や知識を活かして、ITコンサルタントやブロックチェーンエンジニア、データサイエンティストなど、さまざまなキャリアを目指すことができるでしょう。
自分の思い描くキャリアを実現するためには、スキルを身に付けることが大切です。
今回の記事では、PythonエンジニアのキャリアパスとPythonエンジニアがキャリアアップをするために必要なスキル、年収アップを目指す方法について解説します。
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Pythonエンジニアのキャリアパス10選!
Pythonエンジニアの知識やスキルを活かして、さまざまなキャリアを築くことができるでしょう。
ここでは、Pythonエンジニアの代表的なキャリアパスを紹介します。
AIエンジニア
医療や製造業、小売業など、AIはさまざまな分野で活用され始めています。
そんなAIへの需要の高まりに伴って、AIエンジニアに対するニーズも急増しているようです。
プログラミング言語のPython は、AI構築に使用されることが多いです。
そのため、Pythonエンジニアとして培ったPythonのスキルをAI構築に活用することができるでしょう。
Pythonの実装スキルだけでなく、機械学習や深層学習のスキルを身につけることが大切です。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアとは、サーバサイド(システムの裏側)を扱うエンジニアのことです。
具体的には、サーバサイドのシステム構築やデータベースの構築などを担当します。
RubyやPHPのほか、Pythonもバックエンドエンジニアに必要なプログラミング言語の一つとされており、Pythonエンジニアとしての経験を活用することが可能でしょう。
バックエンドエンジニアについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)とは?年収・スキルや資格、メリット・デメリット |
データエンジニア
データエンジニアとは、データを活用するための基盤を構築するエンジニアのことです。
具体的には、クライアントがデータの収集や保管、加工、分析などをスムーズに行えるようにサポートします。
Pythonはデータエンジニアでもよく使用されるプログラミング言語であるため、Pythonエンジニアとしての経験が役立つでしょう。
データエンジニアの仕事内容については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:データエンジニアの仕事内容とは?必要なスキルや資格もご紹介! |
ブロックチェーンエンジニア
ブロックチェーンエンジニアとは、ブロックチェーン関連のシステムを扱うエンジニアのことです。
例えば、ブロックチェーンを用いた決済サービスやアプリケーション、独自ブロックチェーンの開発などを手掛けます。
ブロックチェーンの開発には、JavaScriptやC言語、Go言語、Solidityのほか、Pythonが用いられることが多いです。
データアナリスト
データアナリストとは、膨大なデータの中から必要なデータを抽出し、分析する職種です。
事業戦略の策定、課題解決、新規開拓などの際に、データを分析することが求められます。
データアナリストは、コンピューターが正しくデータを読み取れるようにデータを加工する必要があり、Pythonなどのプログラミング言語が求められることがあります。
データアナリストを目指している人は、入出力方法、条件分岐、ループ処理など、基本的な作業を習得しておくことが大切です。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、データを活用することで、意思決定者が合理的に決断できるようにサポートする職種です。
データサイエンティストは分析に複雑なデータベースを使用するため、データベースを構築しているプログラミング言語の知識が役立ちます。
Pythonエンジニアとしての経験を、データ収集、処理、分析などの業務に活用することができるでしょう。
Webマーケター
Pythonエンジニアは、Webマーケターを目指すことも可能でしょう。
Webマーケターは、自社サイトやオウンドメディア、SNSなどで商品やサービスが売れる仕組みを作る役割を担います。
Pythonを使用することで、Googleアナリティクスと呼ばれる分析ツールが提供するAPIと連携することができます。
これにより、自動でデータを取得し業務を効率化したり、データ分析に役立てたりすることができるでしょう。
IT営業
IT営業とは、顧客の課題を解決するようなシステムやWebサービスを提供する職種です。
具体的に説明すると、IT営業はエンジニアが開発した製品やサービスを顧客に渡す役割を担います。
Pythonエンジニアとして技術的な知識を身につけておけば、顧客にシステムなどを提案する際に、より具体的に説明することができるでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、顧客の課題をヒアリングし、情報システムやWebサービスを使ったソリューションを提案するコンサルタントの一種です。
Pythonエンジニアの知識は顧客にシステムやWebサービスを提案する際に活かすことができるでしょう。
ITコンサルタントは、コミュニケーションスキルや論理的思考力など、さまざまなスキルが求められる職種です。
ITコンサルタントを目指す方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:ITコンサルタントになるには?必要な資格や年収について解説 |
PM(プロジェクトマネジャー)
PM(プロジェクトマネジャー) とは、プロジェクトをマネジメントする職種です。
具体的には、スケジュールやコストの管理、タスクの振り分け、顧客とのコミュニケーションを行います。
PMには、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルに加えて、開発に関する知識も求められます。
そのため、Pythonエンジニア時代に培った知識を活かすことで、PMとして活躍できる可能性が高まるのです。
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Pythonエンジニアがキャリアアップをするために必要なスキル
Pythonエンジニアがキャリアアップを目指すにはどうすればいいのでしょうか?
業務に関連する資格を取得する
Pythonエンジニアとしてキャリアアップを目指す方法として、業務に関連する資格を取得する方法が挙げられます。
例えば、「Python3エンジニア認定基礎試験」や「Python3エンジニア認定データ分析試験」などはPythonに関するスキルを証明できる資格です。
これらの資格に関しては、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。
関連記事:【Python】代表的な2種類の資格と取得するメリット、難易度や勉強方法を解説 |
新しい言語を習得する
Pythonエンジニアがキャリアアップを実現するためには、新しい言語を習得すると良いでしょう。
例えば、JavaやJavaScript、PHP、Ruby、C#、Go、C++などのプログラミング言語があります。
こういった言語を習得することで、対応できる業務の幅が広がります。
ちなみに、バックエンドの開発にはJavaScriptやJavaなどのプログラミング言語が使用されることが多いです。
データを分析する力を磨く
データを分析するスキルを磨く方法も、Pythonエンジニアとしてキャリアアップを目指す上で重要です。
データ収集から適切なツールの選定、分析結果をもとに考察するところまで対応できるスキルを磨きます。
特に将来的にデータサイエンティストやマーケターを目指している人は、データを分析する力を身に付ける必要があるでしょう。
マーケティングに必要な思考を身に付ける
Pythonエンジニアとしてキャリアアップを実現したい人は、マーケティングに必要な思考を身に付けることも有効でしょう。
例えば、STP分析や3C分析、4P分析など、マーケティングにおいて基本的なフレームワークを習得することで、マーケティング的な思考を養うことができます。
将来的にWebマーケターやIT営業を目指している人は、マーケティングスキルを磨きましょう。
進行管理をする能力を高める
PythonエンジニアからPM(プロジェクトマネジャー)を目指したい人は、進行管理をする能力を高めることをおすすめします。
コーディングなどの開発に関する業務だけでなく、上流工程にも携わることで、マネジメントスキルを高めることが可能です。
他にも、IPA主催のプロジェクトマネジャー試験で基礎を学ぶなど、自分に合った方法で進行管理をする能力を磨きましょう。
顧客と折衝をする力を磨く
「顧客と折衝をする力」とは、お互いが共感し、共有できる解決策を見つけるためのスキルです。
相手の意見をヒアリングし、理解したうえで自分の考えを伝えます。
しかし、自分の考えを一方的に押し付けてしまうと、相手に不快感を与えてしまうため、思いやりのあるコミュニケーションを心がけることが重要です。
このようなスキルは実際のコミュニケーションを通じて身につけることができるため、積極的に他の人との関わりを持つようにしましょう。
提案書作成能力を磨く
キャリアアップを目指したいPythonエンジニアにとっては、提案書作成能力を磨くことも重要な要素の一つです。
提案書の論理的な組み立て方や伝わりやすいデザインなどを学ぶことで、相手にわかりやすい提案書を作成することができます。
特に将来的にIT営業やITコンサルタントなど、上流工程に関わる場合は提案書作成能力が求められるでしょう。
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年収を上げるためにフリーランスになるという選択肢もある
年収を上げる方法として、会社員からフリーランスとして独立するという選択肢もあります。
フリーランスとして単価の高い案件を獲得すれば、年収アップの可能性があります。
また、案件によっては時間や場所の制約を受けずに仕事を行うこともできるでしょう。
ただし、スキルや経験が不足していると、単価の高い案件を獲得するのは難しいため、まずはPythonエンジニアとしての実績を積み重ねることが大切でしょう。
Pythonエンジニアの年収に関しては、以下記事で詳しく解説しています。
関連記事:Pythonエンジニアの平均年収や単価相場を解説!時代遅れなのは本当? |
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今回の記事では、PythonエンジニアのキャリアパスとPythonエンジニアがキャリアアップをするために必要なスキル、年収アップを目指す方法について解説しました。
AIエンジニアやデータエンジニア、ITコンサルタントなど、Pythonエンジニアとして経験を積むことで、さまざまなキャリアを実現することができるでしょう。
年収を上げたい人は、フリーランスとしての選択肢も検討してみましょう。
単価の高い案件を獲得すれば、年収を上げることができる可能性があります。
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参考:Pythonの求人・案件一覧
記事監修
2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。