2023.08.01更新

SREエンジニアになるには?必要なスキルや取得すべき資格を紹介

SREとは「サイト・リライアビリティ・エンジニア(Site Reliability Engineering)」の略称で、Googleが提唱する「システムの運用・管理方法とそれに対するエンジニアの役割」を指します。 

つまり、SREエンジニアとは、Web系のシステムを最適に運用するためのエンジニアのことをいいます。 

デジタル化が進む現代において、システム運用の最適化は非常に重要な要素といえます。

そのためSREエンジニアの需要は高く、また将来性のある職業です。

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SREエンジニアの業務内容 

SREエンジニアの業務内容は、主に三つ挙げられます。

  • システムの自動化
  • 問題が生じた際の対応
  • システムやクラウドなどの運用

どれもWeb系のシステム運用を最適化するための業務ですが、具体的にはどのような内容なのでしょうか。 

システムの自動化

SREエンジニアの主な業務の一つとして、システムの自動化が挙げられます。 

自動化の具体例は、ログの自動解析ツールやスプレッドシートの自動更新ツールなどです。

システムを自動化することにより、開発担当チームの手作業分の負担が軽減され、開発効率の向上が期待されます。 

ただし、開発担当チームがSREエンジニアに依存する事態は避けなければなりません。

SREエンジニアの仕事は、あくまでシステム運用の最適化です。 

開発チームが自立しつつも、快適に動くことができるような仕組みを提供することが重要です。

問題が生じた際の対応 

システムに何らかの問題が生じた際の対応も、SREエンジニアの業務です。

具体的には、システムリリースの前段階でバグやエラー等の対処を行います。

システムリリースにあたって、開発チームが1番危惧することは、何らかの障害によりリリースが不可能になるということです。

SREエンジニアは、そのような開発チームの不安材料を取り除き、システム開発に集中できるような環境を整える役割があります。

具体的には、サーキットブレーカーの導入や、あらかじめ修正バッチを作成しておくことなどが挙げられます。

システムやクラウドの運用

システムやクラウドなどの運用も、SREエンジニアの重要な業務です。

安定したシステムやクラウドを開発・運用することにより、開発チームに安定した開発環境を提供することができます。

他にもサーバー環境の最適化や、ミドルウェアのパフォーマンス向上など、システム運用にあたっての土台を整えることもSREエンジニアの業務です。

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インフラエンジニアとの違い

SREエンジニアとインフラエンジニアは、度々混同されることがあります。

しかし、その業務内容には明確な違いがあります。

インフラエンジニアの業務内容は、システムのインフラを設計・運用することです。

具体的には、ネットワークやサーバーのシステム基盤を設計・運用します。

確かに、SREエンジニアの業務にも、サーバーやクラウド環境などインフラ系の業務もありますが、SREエンジニアの業務内容はインフラ系に留まりません。

システムの自動化やシステムリリース時の障害に対する策を練るといった、システム運用を最適化するためのあらゆる業務をこなす必要があります。

インフラエンジニアとは、そもそも業務の目的が違うため、業務内容にも違いがみられます。

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SREエンジニアに必要なスキル 

SREエンジニアには、システムの開発・運用に関するさまざまなスキルが必要です。

具体的には、以下に挙げる四つのスキルが挙げられます。

  • Webサービスの開発・運用スキル
  • クラウドサーバーの構築・運用スキル
  • ネットワーク・データベースに関する知識
  • キュリティーに関する知識

SREエンジニアに上記のスキルが必要な理由について、詳しく解説していきます。

Webサービスの開発・運用スキル

SREエンジニアには、Webサービスの開発・運用スキルが必要です。

SREエンジニアの業務内容でもお伝えしたように、Webサービスの開発に関する知識が求められるためです。

Java、PHP、Rubyなどの主要なプログラミング言語の他、SQLなどのデータベース言語の知識はもちろんのこと、WindowsやLinuxといったOSに関するスキルも必要です。

実際にこれらの知識を元に、Webシステムを開発・運用した経験が必要となる場合が多いです。

クラウドサーバーの構築・運用スキル

SREエンジニアは、クラウドサーバーの構築・運用スキルも身に付けておいた方が良いでしょう。 

クラウドサーバーを適切に使うことにより、Webサービスの品質向上に貢献できます。

また、クラウドサービスを利用する企業は増加していることから、SREエンジニアに関わらず、クラウドサーバーの知識を身に付けることをおすすめします。

ネットワーク・データベースに関する知識

SREエンジニアはシステムの基盤に関する業務が多いため、ネットワークやデータベースなどの、いわゆるインフラ系の知識も必要です。 

障害発生時に直ちに対処しなければならないため、より深くまで知識を深める必要があります。

さらに、インフラ系の知識は、ミドルウェアのパフォーマンス向上にも役立つため重要です。

セキュリティーに関する知識

SREエンジニアの業務内容に、サービスの保守は含まれていません。

しかし、Webサービスを提供するということは、基本的にネットワークに繋げる必要があります。

そのため、SREエンジニアは、サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスクに関しても理解が必要です。

リリースするWebサイトがどのようなセキュリティーリスクを抱えているのか、そして、その対処法について常に考えておくことで、問題が発生した時に適切に対処することができます。

また、セキュリティーの信頼性が高いシステム構築をするための方法を立案することが業務に含まれるケースもあります。

SREエンジニア スキル

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SREエンジニアを目指す人にオススメする資格 

SREエンジニアを目指している人が、取得することをオススメする資格を紹介していきます。

資格を取得することによって、確実にSREエンジニアになれるという訳ではありませんが、案件獲得への大きな手助けとなるでしょう。(2021年8月時点)

EXIN DevOps Professional 資格

EXIN社が提供する、DevOpsの専門性を証明するための資格です。

DevOpsとは急速に変化する市場ニーズに反応し、開発から運用までの速度を速める開発手法を指します。

デジタル化が進む現代、Webサイト開発においてスピード感はとても大切なものです。

そのため、SREエンジニアとして働くには非常に有利になる資格といえます。

※参考:EXIN DevOps Professional EXIN DevOps Foundation資格ページ

Cisco Certified DevNet Associate 認定

Cisco社が提供する、アプリケーションの開発・運用スキルを証明する資格です。

試験内容は、シスコのプラットフォーム上での開発以外にも、セキュリティーやAPIに関しての問題など、シスコ製品以外にも一般的なエンジニアが必要とするものとなっています。

また、必要条件ではありませんが、受験前にPythonプログラミングを含むソフトウェアの開発経験があることが推奨されています。

※参考:Cisco Certified DevNet Associate 認定ページ

クラウド公式認定試験(AWS・Azure・GCP等)

各種大手企業が提供するクラウドサービスに関する資格を取得することも、SREエンジニアになる上で非常に有利に働きます。

AWS 認定

Amazon社が提供するクラウドサービスAWSの認定試験です。

利用可能な認定レベルは基礎コース、アソシエイト、プロフェッショナル、専門知識の四つとなっていて、自分のレベルに合わせて受験することができます。 

AWSのニーズは急拡大しており、SREエンジニア募集の案件でもAWSに関する知識が必要条件である場合は多いです。

※参考:アマゾン ウェブ サービス AWS認定ページ

試験 AZ-400: Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions

Microsoft社が提供する、DevOpsに関する認定試験です。 

試験内容にSRE戦略を開発するものもあり、まさにSREエンジニアを目指す人に取得してほしい資格です。 

その他にも、セキュリティーとコンプランス計画の作成や継続的デリバリー、リリース管理戦略の定義など、エンジニアとして高度な知識が求められます。

オンライン講座が無料で公開されているため、受験の有無に関わらず受講してみても良いかもしれません。

※参考:Microsoft 試験 AZ-400: Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutionsページ

Professional Cloud Architect 

Google社が提供する、Google Cloudに関する知識を証明する試験です。 

Google Cloudは全世界で幅広く使われているクラウドサービスであり、エンジニアにとって長く役立つ資格です。

試験内容は、アーキテクチャの設計や実装の管理、クラウドのセキュリティーとコンプランスに関するものが出題されます。

推奨条件として、GCPを使用したソリューションの設計と管理の経験1年以上を含む、業界経験が3年以上、となっています。

※参考:Google Google Cloud Professional Cloud Architectページ

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まとめ 

SREエンジニアとは、Web系のシステムを最適に運用するために必要なエンジニアのことです。

Webシステムの開発を円滑に進めるためにも、SREエンジニアの需要は拡大し、現在とても注目されている職種です。

ただし、SREエンジニアの人数は少なく、企業としては即戦力の高い人材を求めるケースが多く、即戦力性の高いフリーランスを活用したいと考える傾向があります。

そのため、実務に必要な経験や知識を有しているSREエンジニアであれば、フリーランスとして活動することは十分に可能と言いえます。

フリーランスのSREエンジニアとして活躍したい場合は、フリーランスITエンジニア専門エージェントの「HiPro Tech」がおすすめです。

当サービスではSREエンジニア向けの案件を数多く扱っており、大手企業やスタートアップ、ベンチャーなどさまざまな企業の案件を獲得する可能性を高めることができます。

また、SREのみに特化した案件もあれば、アプリケーション開発やインフラなども併せて担当する案件など、多岐にわたる案件を保有しています。

そのため、自身の希望するキャリアに沿った案件を獲得することもできるでしょう。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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