2024.04.11更新

フロントエンドエンジニアの年収相場は高い?1000万円を超える?

Webサイトやアプリケーション上で、ユーザーが実際に触れるUIの実装を担当するフロントエンドエンジニアは、以前にも増して注目されています。

また、各企業でデジタル化が進められているため、フロントエンドエンジニアの需要も高まっています。

そのような中で、フロントエンドエンジニアの年収について気になる方も多いでしょう。

今回は、フロントエンドエンジニアの年収相場と年収を上げるための具体的な方法を紹介していきます。

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フロントエンドエンジニアの年収相場は高い?

実際のところ、フロントエンドエンジニアの年収相場は高いのでしょうか。

フロントエンジニアの年収相場(中央値)

転職サービス「doda」の調査結果では、フロントエンドエンジニアの平均年収は約416.2万円です。

ユーザーが直接操作したり、見たりする範囲を担当するフロントエンドエンジニアに対して、ユーザーの目に触れない裏側部分(機能やサーバーなど)を担当するバックエンドエンジニアも同じ416.2万円とされています。

一方、厚生労働省によると日本全体の平均賃金は311.8万円となっています。

そのため、フロントエンドエンジニアの年収相場は全体の平均年収よりも高いといえます。

あくまでこちらの数字は現在の平均年収であるため、今後は変動する可能性があることに注意してください。

※参考:転職サービス「doda」 Webエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

※参考:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

年代別の年収相場

次に、IT人材の平均年収を経済産業省のデータをもとに年代別で比較してみます。

経済産業省の調査によると、IT人材の平均年収は20代が413万円、30代が526万円、40代が646万円、50代が754万円です。

上記から分かるとおり、年代が上がることで平均年収も比例して上がっていく傾向にあります。

ちなみに、アメリカのIT人材の平均年収は、20代で1,023万円、30代で1,238万円、40代で1,159万円、50代で1,041万円です。日本の約2倍の平均年収となっています。

アメリカでは年代と平均年収が比例していない点が日本とは異なります。

※参考:経済産業省 我が国におけるIT人材の動向

1,000万円を超える場合もある

フロントエンドエンジニアの需要が高まっている背景もあり、スキルレベルやはたらき方によっては1,000万円を超える場合もあるでしょう。

個人の能力・成果次第で業界としての相場以上の年収を得られる可能性もある点は、フロントエンドエンジニアの良さといえます。

関連記事:フロントエンドエンジニアの今後は?将来性や向いている人の特徴を解説!
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フロントエンドエンジニアで年収が低いケースもある?

では、フロントエンドエンジニアでも年収が低いケースはあるのでしょうか。

未経験から転職したばかりのケース

未経験から転職したばかりの時は、年収が低かったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

未経験から転職したばかりの段階では、実務経験がなく、企業側も投資するフェーズのため年収が低いケースも多いです。

しかし、一般的には実務経験を積む中で年収が上がっていくことが多いでしょう。

フリーランスで案件を獲得できないケース

フリーランスとしてはたらく場合、案件を獲得できなければ収入を増やすことは難しいでしょう。

特定の企業に所属せずにはたらくフリーランスは、自由度が大きいですが案件獲得に向けて営業活動を行うなど自らアプローチをしなければなりません。

そのため、フリーランスとして活動を始めたばかりで実績が乏しい場合や、効果的な営業活動ができていない場合には、案件を獲得することが難しく、年収が低くなるケースもあるでしょう。

関連記事:フロントエンドエンジニアがつらいと言われている5つの理由とは?
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フロントエンドエンジニアの年収が変わる要因

次にフロントエンドエンジニアの年収が変わる要因について解説します。

保有している資格

資格の有無は専門的な知識・スキルを保持しているかどうかの証明になるため、年収に影響することがあります。

マークアップ言語の知識・スキルの証明となる「HTML5 プロフェッショナル認定試験」やJavaScriptの国際資格である「CIW JavaScript Specialist」などが挙げられます。

企業によっては資格手当を出している場合もあり、年収に影響すると考えられるでしょう。

マネジメント経験

マネジメント経験があるかどうかもフロントエンドエンジニアの年収が変わる要因となります。

エンジニアと聞くと、一人で黙々と机に向かって作業しているイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際にはチームで活動することが多い職種です。

Webサイトの開発をチームで行う場合には、全体のスケジュールを管理することやチームメンバーのサポート、チームビルディングなどが必要不可欠となります。

実務経験の年数

フロントエンドエンジニアとしての実務経験が豊富であるほど、確かな知識・スキルを持っており、活躍できる人材であると判断されることがあります。

その場合、担当できる業務の範囲が広がったり、より責任のある領域を任せてもらえたりすることもあるため、年収にも影響が出るでしょう。

特に、フロントエンドエンジニアに転職する際には、前職での実務経験や個人での実務経験などはアピール要素となり、より良い条件の年収を提示してもらえる可能性も高まるでしょう。

上流工程の経験

基本設計や詳細設計などの上流工程の経験も年収に影響を与える要因となっています。

上流工程を担当するには、基本的な知識・スキルだけではなく、より幅広い分野の知識・スキルが求められるため、責任が大きい業務となります。

責任が大きくなる分、年収が上がるケースは多いようです。

実績

フロントエンドエンジニアとして実際に活躍した実績も、フロントエンドエンジニアとしての知識・スキルの証明となるため年収に影響を与える要因となっています。

大規模なシステム開発を最後までやり切った経験や、エラーなどの障害時に適切に対処した経験は、フロントエンドエンジニアとして評価されるきっかけになります。

上記のような経験や実績があるほど、転職の際にもより良い条件の年収を提示してもらえる可能性が高まるでしょう。

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年収を上げるにはフリーランスとして高単価案件に参画すると良い

フリーランスのフロントエンドエンジニアの月額単価は、約80万円と比較的高い水準になっています。

そのため、フロントエンドエンジニアとして年収を上げたい場合は、フリーランスとしてはたらくという選択肢も知っておくと良いでしょう。

フリーランスとしてはたらくメリットについて順に解説します。

内部リンク:ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング!職種、言語、業界別で解説!

高単価な案件が多い

フロントエンドエンジニアのフリーランス向けの案件は、高単価であることが多いようです。

多くの企業でIT化・デジタル化が進められている昨今、フロントエンドエンジニアを含めたIT人材の需要は高まっています。

ひとつひとつの案件が高単価な傾向にあるため、複数の高単価案件に参画することで年収を上げることが可能です。

企業に直接営業をするなど積極的に行動することで、高単価案件を獲得できれば年収を上げられるでしょう。

スキルアップが年収アップにつながりやすい

フリーランスの場合、スキルアップが年収に反映されやすい傾向にあります。

案件ごとに応募するため、スキルアップをすればより条件の良い案件に応募をすることができます。

前述したように、業務に関連する資格を獲得したり、マネジメント経験を積んだりすることで、自身の努力が直接的に年収に反映される傾向にあります。

はたらく時間の自由度が高く、案件を掛け持ちできる

フリーランスのメリットとして、自由度が高いことがあります。

はたらく時間や場所の制限が少なく自由度が高いことが多く、複数の案件を掛け持ちすることも可能です。

案件の数が増えることで、比例して年収も上がっていくでしょう。

企業に在籍しているフロントエンドエンジニアは、特定のプロジェクトにのみ関わることが多いため、この点にもフリーランスとの違いがあります。

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高単価な案件が多い「HiPro Tech」がおすすめ

まとめ

今回は、フロントエンドエンジニアの年収相場について解説しました。

さらに、年収を上げたいと考える場合には、フリーランスとしてはたらくという選択肢もあります。

フリーランスの案件には高単価な案件も多く、案件を獲得できれば年収を大きく上げることができます。

しかし、そのためには、自身で営業し案件を獲得する必要があります。

そこで、営業が苦手だと感じる方には、IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」の利用をおすすめします。

「HiPro Tech」では、フロントエンドエンジニア向けの高単価な案件を多数保有しており、ご紹介が可能です。
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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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