2023.08.01更新

年収の高い「クラウドエンジニア」を目指すためのロードマップとは?

サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといった、オンプレミスのインフラを扱うエンジニアは、トラブル対応の際には時間を問わず現地での作業を強いられることがあります。

また、復旧作業の際は、真冬に屋外での作業が必要な場合もあるため、きついという声も多いです。

一方で、オフィスにいながらインフラの構築や運用を行えるクラウドエンジニアはニーズも高く、人手不足から好待遇のケースも多くなっています。

クラウドエンジニアへの転向・転職や、クラウドエンジニアとして年収を高めるための方法、ロードマップについて解説します。

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クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアの仕事内容は、大きく分けるとクラウドインフラの設計・構築・運用です。

オンプレミスと同様のことをクラウドで行いますが、クラウドのプラットフォームやサービスによって、さまざまな技術が求められます。

  • 設計:クラウド上のサーバーやネットワーク、外部サービスとの接続を設計
  • 構築:仕様書をもとにシステムを構築、サービスの実装 ・運用:構築されたシステムの保守、モニタリング、最適化、トラブル対応

詳細については、以下の記事を参考にしてみましょう。

関連記事:クラウドエンジニアになるには?必要なスキルや資格、勉強方法などを紹介

関連記事:AWSエンジニアの求人や報酬、働き方について

クラウドエンジニアは「きつい」?

クラウドエンジニアの働き方を「きつい」と表現する人もいます。

実際のところ、「きつい」という感覚は人それぞれであり、定量的に説明できるものではありません。

クラウドエンジニアをはじめとするエンジニアが、例えば休日出勤が多く、残業が多いのかなどを示す公的データは存在しないため、実態はわからないものとなっています。

しかしながら、クラウドエンジニアは、管理するシステムによっては、24時間の確認が必要になることや、システムの活用に影響を与えないように深夜に業務を行わないといけないケースもあるため、そのような場合には「きつい」と感じる人がいます。

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他のインフラエンジニア職種との違い

クラウドエンジニアは、クラウド上でITシステムの設計・構築・運用に携わります。

類似する他のインフラエンジニアは、基本的にオンプレミスのITシステムが対象となっています。

以下でそれぞれの職種と対象としているもの、仕事内容を説明しています。

職種名 対象 仕事内容
クラウドエンジニア クラウド サーバー、ネットワーク、ソフト(サービス)を扱う
サーバーエンジニア オンプレミス サーバーやミドルウェアを扱う
ネットワークエンジニア オンプレミス ネットワークを扱う

実際の現場では、職種によって業務の定まりはなく、ITインフラに関わるさまざまな業務を行うケースも見られます。

関連記事:サーバーサイドエンジニアになるには?必要なスキルや勉強法、年収を紹介

関連記事:インフラエンジニアとは?年収・スキルや資格、メリット・デメリットも解説

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クラウドエンジニアの現状と将来性

年収の高いエンジニアを目指す上で、クラウドエンジニアの現状と将来性を知っておくことは大切です。

スキルアップやキャリアの方向性を考える際にぜひ参考にしてみましょう。

クラウドエンジニアの現状

働き方改革やDXなどの目的で、企業システムの見直しを行う企業が増え、ITインフラをクラウドで構築するケースが多くなりました。

また、クラウドで利用できるサービスが増え、自社のクラウドシステムと連携できるサービスも多くなっています。

こうしたシステムを安定的に、また低コストで運用するために、クラウド環境を構築するクラウドエンジニアにも高度な知識やスキルが求められています。

クラウドを扱えるエンジニアは、不足していることから、人材市場での需要は高まっており、市場価値が高いエンジニアといえます。

クラウドエンジニアの将来性

クラウドエンジニアは比較的新しい職種であり、需要に対して人手不足です。

このため、しばらくは売り手市場が続き、好待遇で迎える企業も多いでしょう。そのため、クラウドエンジニアの将来性は明るいと考えられます。

また、IoTや5Gへの対応がITインフラの大きなテーマになっています。ビッグデータのAI処理などではエッジ技術が求められるケースが予想され、オンプレミスのインフラ設計も再度脚光を浴びるでしょう。

クラウドとオンプレミスのスキルが両方あると、エンジニアはさらに重宝されます。

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クラウドエンジニアの年収

転職サービス「doda」の調べによると、サーバーエンジニアの平均年収は438万円、ネットワークエンジニアの平均年収は433万円となっています。

そのため、クラウドエンジニアの年収は同水準か、需要が高いことからそれ以上の水準であると考えられます。

クラウドでのインフラ構築はオンプレミスのインフラ構築と違い、機器の調達やマウンティングなどの物理的な作業が発生しません。

また、データセンターなどへの移動などもないため生産性が高く、短期でのインフラ構築が可能といった特徴があります。

また、クラウドの多くは従量課金で、システム設計や運用の仕方によって費用の最適化もしやすいです。

そのため、クラウドを導入することで企業はコストカットしやすくなります。

つまり、クラウドを構築できるクラウドエンジニアは、企業のコストダウンにも貢献しやすいといえるでしょう。

他のエンジニアと比較すると、企業の業績へ直接的に貢献しやすいことが高年収に繋がりやすいと考えられます。

※参考:転職サービス「doda」「2021年版 平均年収ランキング」

年収を上げるためのhowto

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年収の高いクラウドエンジニアになるためのロードマップ

年収の高いクラウドエンジニアになるためには、どのようにスキルアップ、キャリアアップを考えていけば良いのでしょうか。

高年収のクラウドエンジニアになるためのロードマップの一例を紹介します。

これからクラウドエンジニアを目指す人や、今後収入を高めていきたいクラウドエンジニアの人は、参考にしてみてください。

ITインフラの基本を習得する

ネットワークやサーバーなどのITインフラの基本的な知識を習得することは、オンプレミスでもクラウドでも同様に大切です。

「シスコ技術者認定」や「Linux技術者認定資格(LinuC)」などインフラエンジニアが取得する代表的な資格を学習しておくと、クラウドでのインフラ構築もイメージしやすくなるでしょう。

また、「基本情報技術者試験(FE)」も、システム開発をはじめとしたITに関して広い知識が身に付くためおすすめの資格です。

クラウド技術を習得する

ITインフラの基本がある程度身に付いたら、次はクラウド関連のスキルを磨いていきましょう。

国内のクラウドインフラでは「AWS(Amazon Web Services)」「Azure(Microsoft Azure)」「GCP(Google Cloud Platform)」の3つが高いシェアを占めています。

これらのプラットフォームや、プラットフォーム内で提供されるさまざまなサービスについて理解を深め、実際に設計や構築なども行ってみましょう。

まずは業務で扱うことの多いプラットフォームから学んでいくと、業務にも良い影響が表れやすいです。

それぞれのプラットフォームでは、クラウドの技術・知識を認定するための資格も提供しています。

「AWS認定」「Microsoft認定資格(Microsoft Azure)」「Google Cloud認定資格」はそれぞれ、レベル別、専門分野別に資格試験が用意されているため、順を追ってチャレンジすると良いでしょう。

必要な試験の種類も多く資格を得るまでの学習も大変ですが、資格取得によってエンジニアとしての評価を高めることにも繋がるでしょう。

企業によっては、資格取得によって手当が出たり、等級が上がったりするケースもあるため、資格取得は積極的に挑戦することをおすすめします。

変化するビジネス市場のニーズに対応する

高年収のエンジニアを目指すなら、ITの知識やスキルだけでなく、変化するビジネス市場のニーズへの対応も大切です。

開発と運用が連携・協力するDevOpsや、最小の構成でサービス公開を目指すリーンスタートアップなどのニーズを理解し、クラウド技術で貢献できればエンジニアとしての評価も高まるでしょう。

また、クラウドではインフラの設定やテストなどもプログラムで自動化できる場合があります。

業務効率化をするということは、どの現場でも重宝されるでしょう。

将来的に独立やキャリアアップを目指すのであれば、ビジネスの視点をもって業務することは非常に大切です。

スキルを活かし、業務の中で積極的に改善や提案を行っていきましょう。

キャリアパスの方向性を定めて専門性を高める

高年収のエンジニアは技術だけでなく、さまざまな分野で企業の利益に貢献しています。

クラウド技術のスペシャリストを目指すだけでなく、チームを組織してプロジェクトを動かすプロジェクトマネージャー、クラウド活用やシステム設計に携わるコンサルタントなど、さまざまなキャリアパスが考えられます。

自身の技術や適性などを踏まえキャリアパスを考え、スキルの専門性を高めていけるとよいです。

しっかりとした技術があれば、社内での昇進昇格だけでなく、転職やフリーランスとしての独立も選択肢に入れて考えることができます。

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フリーランスとして活動する

クラウドエンジニアとして、十分なスキルや経験を積むことができれば、フリーランスのクラウドエンジニアとして活動することもできます。

しかし、この場合は案件獲得が大きな課題となります。フリーランスとして独立をすると自分自身で案件を獲得することになりますが、エンジニアとしてキャリアを歩んでいた人の場合、営業を行うことが苦手という人は少なくありません。

そのような時には、フリーランス専門のエージェントを活用することがおすすめです。

フリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」なら、専門コンサルタントのサポートにより希望する条件の案件を獲得しやすくなっています。

オンプレミスからのクラウド移行に関する案件や、AWS、GCP、Azureなど複数のクラウドサービスを扱う案件、クラウド構築プロジェクトのマネジメントを行う案件など多岐にわたる案件を保有しています。

また、フリーランスエンジニアと企業が直接契約できることも特徴としています

クラウド技術のスキルアップや実績作りのためにフリーランスに挑戦したいという人は、ぜひ一度登録してみてはいかがでしょうか。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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